5月30日から6月14日までのバンクーバー15日間ロングステイ下見ツアーに参加した。
今日はその(14)
今日、日曜日は、ダウンタウンからSeaBus(フェリー)に乗ってNorth VancouverのLonsdale Quay へ行き、マーケットなどをぶらついた。
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ダウンタウンの北西のWaterfront StationからSeaBusに乗る。料金は通常ゾーン2だが、スカイトレイン、バスも含めて、土日祝日と平日6:30pm以降は乗車区間に関係なくすべて1ゾーン料金になる。したがって、1ゾーンの回数券を青色のTicket Validatorに挿入して有効時間を印字させてから入場する。フェリーはバンクーバーのWaterfrontから Burrad Inlet(入江)を渡り、 North VancouverのLonsdale Quayへ12分で到着する。平日は15分おきで、夜間と日曜祝日は30分おきとなる。400人乗れ、便数も多いので普通の交通手段になっている。
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フェリーから見るNorth Vancouverは高層ビルが並ぶ都会に見えるが、その奥は直ぐ山が迫っている。
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フェリーが到着したLonsdale Quayには、バスターミナルや、マーケットがある。マーケットは3階建てで、見晴台から見るダウンタウンのスカイラインは視界一杯に広がり、左手には繁栄する貿易港であることを示すクレーンが並んでいる。同じような景色が見られるオーストラリア・パースがいかに田舎かわかる。
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マーケットの1階は新鮮な果物、魚、パンなど食材売る店が並ぶ。細かく切った果物を20種類ほど並べてあり、好きなものをプラスチックのパックにとると、重さを量って値段が決まる。果物好きな私にはなかなか良いシステムだと思った。2階は小物の店が並ぶ。1階ではバイオリンの演奏、屋外では南米系の笛の演奏をしていた。レストランやフードコートもあり、ハンギング・バスケットの花やBurrad Inletを眺めながらの食事も良いものだ。
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Lonsdale Quayから入江沿いに数分歩くと、高いビルで隠れていた山々が見えるようになる。
水辺に祈念の看板があり花輪がささげられていた。看板には以下のような趣旨が書いてあった。
「BC州生まれのGray氏は1945年8月9日に日本近海を飛行中に砲火を受けたが、そのまま飛行し爆弾を落とし、駆逐艦を沈めた。しかし、彼もそのまま海に突っ込んでいった。27歳であった。彼はそれまでの功績とあわせ、第二次大戦中にカナダ海軍ではVictoria Crossを受けたただひとりの人である」
8月9日といえば、1週間後には終戦であったし、勲章を受けたとしても27歳というのも無念である。一方、沈められた駆逐艦にも日本人の乗員はいたわけだし、戦争はむなしい。オーストラリアでもこのように戦死した人をたたえる街の中の小さな、身近な施設がよくあった。日本での近年の靖国論議を聞くと、戦死した方をほとんどの人が素直に悼み、感謝することができる施設をなんとか作るべきだと思う。
今日はその(14)
今日、日曜日は、ダウンタウンからSeaBus(フェリー)に乗ってNorth VancouverのLonsdale Quay へ行き、マーケットなどをぶらついた。
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ダウンタウンの北西のWaterfront StationからSeaBusに乗る。料金は通常ゾーン2だが、スカイトレイン、バスも含めて、土日祝日と平日6:30pm以降は乗車区間に関係なくすべて1ゾーン料金になる。したがって、1ゾーンの回数券を青色のTicket Validatorに挿入して有効時間を印字させてから入場する。フェリーはバンクーバーのWaterfrontから Burrad Inlet(入江)を渡り、 North VancouverのLonsdale Quayへ12分で到着する。平日は15分おきで、夜間と日曜祝日は30分おきとなる。400人乗れ、便数も多いので普通の交通手段になっている。
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フェリーから見るNorth Vancouverは高層ビルが並ぶ都会に見えるが、その奥は直ぐ山が迫っている。
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フェリーが到着したLonsdale Quayには、バスターミナルや、マーケットがある。マーケットは3階建てで、見晴台から見るダウンタウンのスカイラインは視界一杯に広がり、左手には繁栄する貿易港であることを示すクレーンが並んでいる。同じような景色が見られるオーストラリア・パースがいかに田舎かわかる。
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マーケットの1階は新鮮な果物、魚、パンなど食材売る店が並ぶ。細かく切った果物を20種類ほど並べてあり、好きなものをプラスチックのパックにとると、重さを量って値段が決まる。果物好きな私にはなかなか良いシステムだと思った。2階は小物の店が並ぶ。1階ではバイオリンの演奏、屋外では南米系の笛の演奏をしていた。レストランやフードコートもあり、ハンギング・バスケットの花やBurrad Inletを眺めながらの食事も良いものだ。
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Lonsdale Quayから入江沿いに数分歩くと、高いビルで隠れていた山々が見えるようになる。
水辺に祈念の看板があり花輪がささげられていた。看板には以下のような趣旨が書いてあった。
「BC州生まれのGray氏は1945年8月9日に日本近海を飛行中に砲火を受けたが、そのまま飛行し爆弾を落とし、駆逐艦を沈めた。しかし、彼もそのまま海に突っ込んでいった。27歳であった。彼はそれまでの功績とあわせ、第二次大戦中にカナダ海軍ではVictoria Crossを受けたただひとりの人である」
8月9日といえば、1週間後には終戦であったし、勲章を受けたとしても27歳というのも無念である。一方、沈められた駆逐艦にも日本人の乗員はいたわけだし、戦争はむなしい。オーストラリアでもこのように戦死した人をたたえる街の中の小さな、身近な施設がよくあった。日本での近年の靖国論議を聞くと、戦死した方をほとんどの人が素直に悼み、感謝することができる施設をなんとか作るべきだと思う。