今日はその(16)
いよいよ明日午後の便で帰国する。荷物詰め、部屋掃除もあらかた済んだ。バンクーバーのダウンタウンで目に付いたものを並べてみたい。
ダウンタウンのところどころには、いろいろな格好をした熊が立っている。たいていはハデハデな色彩であるが、中でも一番人気で良く人と一緒に写真を撮られているのが、ダースベーダーだ。数年前は熊でなくシャケだったというが、いったいどんなシャケだったのだろうか。
自転車を止めておく器具がところどころの歩道やビルの入口にある。また、上の2枚目の写真の左端にある棒の上に円盤が付いたものは、車椅子の人がドアを開けるためのスイッチである。どうせなら自動ドアーにすれば良いのにと思う。バンクーバーは車椅子で利用しやすい都市として表彰されたことがあった、と聞いた。すべての歩道の段にはスロープになっている部分があり、電車もホームとの隙間は3cm位しかない。街ではよく電動車椅子の人を見かけた。逆に、日本に比べ目の不自由な人を見かける割合が少ないような気がする。
バスはガソリン車が多いが、トロリーバスも走っている。2枚目の写真は架線である。東京でも昔々トロリー都電が走っていた。曲がり角でときどき、車掌さんが降りてきて、パンタグラフ(?)を曲がる先の架線に付け替えていたのを覚えている。
駐車スペースにはたいてい、このいかにも古いパーキングメータがついている。
真ん中の3つが郵便ポストで、両脇は新聞スタンドである。どこの国でもポストは赤いようである。次の写真の円筒形のものは消火栓である。
日本ではやっている古本屋があった。次回からは重い本を持ってこなくても良い。
ホテルの壁に各国旗と並んで日の丸があった。外国で日の丸を見ると愛国者になると言うが、非国民のせいか、特に何も。赤の色も、血の色とまでも言わないが、嫌な色だ。そもそもおもむきがなく、デザイン的に好きになれない。
明日からはその日本。今年はあと一回、オーストラリアのパースへいくつもりなので、いま少し、ゆっくり味わってみたいこのバンクーバーへ来られるのは、冬を避けて来年春過ぎになると思う。そんなわけで、このブログが種切れの時は、また、昔の話でもしますか。