hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

バンクーバー・ロングステイ下見(8) Victoria探訪

2006年06月08日 | バンクーバー
5月30日から6月14日までのバンクーバー15日間ロングステイ下見ツアーに参加した。
今日はその(7)

   

Empress Hotelを出て周辺をぶらつくと、白い藤棚のトンネルがあった。

博物館 Royal British Columbia Museumは、巨大なマンモスや、鹿、熊、鳥の像で昔を再現したり、カナダ先住民の文化、歴史の展示がある。太いトーテムポールの大部分は中が空洞になっていた。さまざまなお面などの彫刻は独特の雰囲気があり興味深い。

    

   

州議事堂はEmpress Hotelと同じ設計者によるもので、外観も内装も豪華なものだった。ちょうど無料のツアーが開始されるところだったので、説明は理解できないが、一緒に加わった。円形ドームの下で昔の服装をした女性が、州の紋章、周囲の絵などを芝居がかったそぶりで説明した。いろいろ質問したりするので、学校卒業以来数十年ぶりにあてられないか、ドキドキした。
左右に与党と野党が分かれて座り、真ん中に議長と提案者が座るスタイルは英国やオーストラリアと同じだ。「左右の座席間の距離は、剣が届かない距離に設定されている」と言うようなことを説明したら、皆が笑った。多分そんなことだろうと、私もあわてて、あいまいな笑顔を作った。



鮮やかな色使いのステンドグラスもあった。

   

ホテル前に広がるInnerharbourと呼ばれるにぎやかな港には、似顔絵描きや、彫刻しながら作品を売るネイティブの人がいたりと、散策する人も多い。港には、水中観測できる施設、数人しか乗れない湾内クルーズ船や、水上飛行機の停泊所があり、にぎにぎしい。
8pmは夜といってよい時間なのに、暗くなるのは10pm 頃であり、、影が長い。



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バンクーバー・ロングステイ下見(7) Victoriaへ

2006年06月08日 | バンクーバー
5月30日から6月14日までのバンクーバー15日間ロングステイ下見ツアーに参加した。
今日はその(7)

バンクーバーをバスで7時に出発し、そのままフェリーに乗り、13時にVictoriaに着き、ホテルに一泊して翌日7:30pmにダウンタウンに戻るオプショナルツアーに参加した。
Victoriaはバンクーバー(市)の属するBritish Columbia州の州都であり、リゾート地になっている。ややこしいことにバンクーバー島にある。バンクーバー市はバンクーバー島でなくカナダ本土の西端にあり、Victoriaからは100km程度離れている。


バスはバンクーバーのダウンタウンを南下しバンクーバー市を抜け、Richmondに入る。1997年に香港中国返還前に約60万人のお金持ちが、相続税、譲与税がないカナダへ移住して来た。多くの人がRichmondに来たので、いまやRichmondの人口の半分は中国系の人となっている。

Tsawwassenからバスのままフェリーに乗り込む。フェリーは1,2000トンで乗用車なら440台乗り込める大型なものでほとんど揺れない。1時間半ほどでバンクーバー島のSwartz Bayに到着し、バスで南下し花で有名なButchart Gardensに着く。

   

Butchart Gardensは、荒れ果てた石灰岩の採掘後を石灰会社社長のButchart夫人が痛み、少しずつ世界中から木や花と集め、植えて造園し、沈床庭園Sunken Gardenを作り上げた。一つ目の写真の状態が長年月かかったとはいえ、2番目のSunken Gardenになったのだから驚きである。その後バラ園、日本庭園、イタリア庭園と拡張し、毎年数百万人が訪れ、周辺を買取りますます拡大している。
ともかくSunken Gardenは造園といい、色とりどりの花といいすばらしい。階段の上からSunken Gardenを見下ろす場所では、「おお」という声が上がる。

   


   

噴水は2代目のRoss氏が作ったものである。現在は3代目のButchart家とRoss家が共同経営している。
バラ園はまだ少し早かったし、日本庭園は細かく分かれすぎている感じもしたが、至るところで驚くほど美しい色の花があり、建物の緑とハンギング・バスケットの対象が見事である。一年中花があるそうだが、さすがに夏は一段落なので、夜、ライトアップしたり、花火をあげたり工夫しているようだ。

   1,2

途中、レストランへ寄って、ツアーに付属するランチとなる。バンクーバーに来て初めてレストランに入った。パン、スープと来て、写真のクレープで包んだシーフードがメインで、デザートのプリンとコーヒーか紅茶で終わる、なかなか結構なもの。雰囲気のあるレストランで、お仲間との会話もはずむ。

ダウンタウンの南にあるBeacon Hill Parkの南西端にあるMile Zero-Trans Canada HwyとTerry Fox Memorial Statueを通過する。前者は日本橋のように、カナダ横断のハイウエイの基点である。後者は、癌に侵され右足を切断したTerry Fox青年が片足義足でカナダ横断ハイウエイ走破を試み、多くのがん患者や肢体不自由の人に希望を与えた。しかし、途中癌が再発し痛ましいことに命を奪われた。この意思を継いだ青年も出るなど大きな話題となり記念碑ができたそうである。



2時半ごろVictoriaへ到着し、一日ツアーの人は約1時間後に集合してバンクーバーへ戻る。一泊の我々はInner Harbour前の蔦のからまるEmpress Hotelにチェックイン。安い部屋なので窓からの眺めは悪いが、さすがに内装、家具は品のあるものでそろえている。この日は、博物館、州議事堂などの見学、買い物をしたが、その話は翌日とあわせて次回としたい。
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バンクーバー・ロングステイ下見(6) 雨の日は部屋でぶらり

2006年06月08日 | バンクーバー
5月30日から6月14日までのバンクーバー15日間ロングステイ下見ツアーに参加した。
今日はその(6)

6月4日(日)は雨。少なくともこの季節のバンクーバーでは、夜はときどき強く降ることはあるが、日中はたまに降ったとしても、小雨が降ったり止んだりするだけの場合が多い。「道を聞くなら傘をさしていない人に聞け」と言うくらいバンクーバーの人は傘をささない人が多い。その程度の雨である。

昨日シアトルマリナーズの大リーグ観戦で帰ったのが深夜1時だったためもあり、ゆっくり8時ごろ起きた。パジャマのままで、パン、目玉焼き、牛乳、果物などの簡単な朝食をとり、午前中はぶらぶらして、のんびり本やTVを見る。午後は必要なら近くの店で買物し、近辺を30分ぐらいぶらりと散歩する。昼寝したり、パソコンでたまったブログを書いたりぶらりと過ごす。
退職で給料日はなくなったが、休養日は健在。

どこかに出かけるときでも、普通は10時ごろ出て遅くとも3時には帰宅する。一日に何箇所も回ることはしない。行くところ、することはそれほど多くない、一杯ある時間を消化することが目的である。 と言うのは極端だが、そこはスローライフを実践するロングステイ、時間をかけてじっくり深く味わい、あくまでマイペースで過ごす。
このブログは名所見物になっているが、ここバンクーバーは我々、始めてであり、ある程度の土地勘を得るために、今回は、旅行会社のオプショナルツアーを利用して訪れたいくつかの場所を紹介している。ロングステイとしてのバンクーバーの評価は主に後半に回したい。

とりあえず気がついたバンクーバーでロングステイするための欠点は交通手段にある。オーストラリア・パースのようにルートとバス停名が明示されている無料バスがなく、電車も主要な交通手段ではない。バスはルートが複雑で、バス停の名前もなく、初めて行くところはTRANLINKのホームページなどで十分調べてからでないと利用しがたい。車の運転も、右側通行であることに加えて、ダウンタウンは一方通行が多く慣れないものには難しい。免許が簡単にとれるため、下手な運転する人も結構いるとの話である。

行き過ぎたら、戻ればよい。違うところに行ったら、そこもゆっくり眺めればよい。あせらず、徐々に行動範囲を広げていくのが良いようである。なにしろ時間はたっぷりある。

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