成田の出発ロビー。見渡すと、やはり結構広い。

時間をもてあまし、展望デッキに出てみた。見送る人が、飛行機が飛んでいくところを見ながら手を振る光景を思い浮かべたが、駐機している飛行機が見えるだけ。北、南デッキとも同じ。


隅のコーナーにフライトシュミレータを見つけたと思って駆けつけたら、セガのゲーム機だった。
予定より30分ほど遅れて離陸したJAL018便は日本人が多いと思ったら、インド、中国からの乗り継ぎの人が多く、日本人はほんの少々とのことだった。
ボーイング747-400の2階席、もちろんエコノミーだが、に初めて座った。一階と何も変わらず。ただ、列が短いので、配膳などが始まればすぐ自分達のところに来るのがイライラしないだけ。機内食はまずまず結構。もっとも、カンタスに比べればなんだってご馳走だが。

9時間ほどのフライトで、映画を4本観て一睡もせず。
「ハンニバル・ライジング」:冷酷残忍なハンニバル・レクター博士のルーツが日本の武士道にあり、剣道の稽古、日本刀の手入れなどが出てきる。中国系女優の演じる叔母の名前は「むらさき」。「おい、おい」という感じ。「羊たちの沈黙」がだーい好きな人でも、普通に面白い映画。
「ゾディアック」(先行上映):米国で広範囲に殺人を重ねた未解決事件を、新聞社の風刺漫画家が、家庭を犠牲にしながらも、追い詰めていく。良くある話ではあるが、ミステリー好きで細かい推理過程を楽しむ人には良いかも。
「Breach」(先行上映):15年以上ソ連へ極秘情報を流し、何人もの仲間を売ったFBIエージェント「ロバート・ハンセン」をワナにかける。信仰に頼るハンセンと、体育会系の若者の心理戦、テストととっさの逃れがとても面白い。
「ゴースト・ライダー」:骸骨が、乗っているバイクもろとも燃え上がりながら、走り、悪魔と戦う。筋を気にしなければ楽しめるンじゃない。最後に姿を現す悪魔を良く見ると、「イージーライダー」のなつかしのピーター・フォンダさんじゃあ、あーりませんか。
少なくとも、アメリカン・コミックの原作に惚れ込んだというニコラス・ケージは、例のオーバーな演技で本人は十分楽しんでいる。
バンクーバーに近づくと、雪を抱いた厳しい山々が続く。窓際の席の方の巨大なお腹に敬意を表したため、写真がひどくて恐縮。
