今日はビクトリアでの三日目。B&Bを出てから荷物を引っ張ったままで、Royal BC Museumとエミリー・カーの生家を訪ねて、バンクーバーへ戻る。まず、ダウンタウンのBus DepotのPacific Coach Lines に行き、帰りのバスの時間を調べる。予約したいと言ったら、予約はできないので、20分前に来るように言われた。
前日閉館まで時間がなくて入場を断られたRoyal BC Museumへ行った。10時5分なのに列を作っている。Museumでの展示のみだと$25.5、MuseumとIMAXでのTitanicaの両方だと$32.5だ。IMAXという映画を見たかったが、一回目が既に始まっていて、2回目が終わるとバンクーバーに帰る時間が遅くなる。あきらめてMuseumのみとした。
IMAXとは、カナダのIMAX社の半球状のスクリーンに映像を映写するシステムの名前。バンクーバーのカナダプレースには世界初の3DのIMAXシアターがある。
観光案内所で荷物を預ける場所はないか聞いたら、コインロッカーみたいなものはないと言われた。しかし、博物館には、切符売場左手奥にCoachというコーナーがあり、無料でキャリーバックとバックパックなどを預ってくれた。
特別展示は撮影禁止なので、Museumからの眺めとマンモスの模型の写真を場所ふさぎに載せる。
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タイタニック号(Titanic)は、4,6328トン、全長268mと巨大な客船だが、1912年4月14日の深夜に氷山に接触して沈没した。乗員乗客1,513人が犠牲となった。
会場には、船の模型もあったが、船首の形は有名な映画のシーンとは異なると思えた。
海底から引き上げられた遺品など生生しいものが展示されていた。助かった人、犠牲になった人、全員の名前が掲載してあった。ファーストクラスは324名中201名が助かり(62%)、二等は284名中118名(42%)、三等は710名中183名(25%)で、乗員は910名中212名(23%)が助かった。この差を見ると、三等は船底に近い船室だったためもあろうが、一等から優先的に足りない救命ボートに乗せたという話もあり、厳しい現実ではある。
タイタニック号にはただ一人の日本人乗客がいた。鉄道院副参事の細野正文42歳が2等船室に乗船していて、運よく助かった。このことで、いわれのない批判を浴びることになった。彼はYMOの細野晴臣の祖父にあたる。このとき彼が助からなかったらYMOは無かったのだろう。
次に、これも前日、閉館していたカナダの画家エミリー・カーEmily Carrの生家を訪れた。Government St. を英国風の家と花であふれる庭を見ながらまっすぐ南へ行くと、Simcoe St.の手前左手にある。
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2階は立入り禁止で、1階の数室のみでは、前日のクレイダーロック城Craigdarroch Castleを見た目には入場料$5.3は高い。コーヒー、紅茶のセルフサービスつきなので一休み代と考えたい。しかし、好きな人はいるもので、日本からはるばるエミリー・カーの調査に来ている女性の方が係員にいろいろ細かいことを聞いてメモをとっていた。
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いよいよビクトリアも最後で、バンクーバーへ戻る。Pacific Coach Lines の1番のダウンタウン行きに乗る。ほぼ時刻通りに出発した。Swartz Bay Ferry Terminal の桟橋が上がり船は出てゆく。
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途中で逆方向のBC Ferryとすれ違う。
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Tsawwassen Ferry Terminal に着くと、波止場のプレートが徐々に降りて来て、ついにバスはバンクーバーへ。
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ツワッセンTsawwassenから17号を北へ行き、Landerあたりで99号に入ってまもなく、George Messey Tunnelになる。このトンネルが渋滞の原因で、LanderやDeltaの土地の値段がトンネルの先のRichmondより安くなっているという。
しかし、バスは渋滞の列を尻目に優先レーンHOVをどんどん進む。HOV(High Occupancy Vehicle)とは、相乗り推進のための施策で、車一台に3人以上乗っていると走れる優先レーンをいう。しかし、インチキする人はいるもので、車に2つのマネキンを積んでHOVを走っていた車を見た人がいる。インドネシアでは、二人の子供を雇って車に乗せ、同じようなレーンを走るらしい。子供は反対方向の車を見つけて戻ってくる。カルフォルニアではハイブリッド車もHOVを走行可能と聞いた。
バスはバンクーバーのBus Depotに着いた。ここは、VIA鉄道のターミナルPacific Central Stationの裏側になり、SkyTrainのMain St.駅がすぐ傍にある。ついでに言うと、このMain St.の東側がEast Vancouverで、西側がWest Vancouverになる。もっともにぎやかな場所はすべてWestにある。
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