hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

バンクーバー・ロングステイ下見(11) Stanley公園でサイクリング

2006年06月10日 | バンクーバー
5月30日から6月14日までのバンクーバー15日間ロングステイ下見ツアーに参加した。
今日はその(11)


バンクーバーのダウンタウンの北西に隣接してStanley Parkがある。408ヘクタールとダウンタウンとほぼ同等な広さをもつ公園で、水族館などもあるが、大部分は森林である。周囲約10kmをぐるりと回る遊歩道と自転車道が整備されている。




今日はダウンタウンのほぼ中央からGeorgia StreetとDenman Streetの角まで歩いた。この当たりには3件のレンタル・バイク屋がある。二人乗り自転車と、バンクーバーでは必須のヘルメット、さらに自転車のロックを借りた。レンタル屋のお兄さんは10分以上離れるときはロックしたほうが良いと言っていた。二人乗り自転車は意外に軽く、簡単に運べる。また、ギアにもよるが、漕ぐのに普通の自転車と変わらない力でよい。後ろのお方は「前が見えない」とおっしゃるばかりで、まったく力を出さないのにもかかわらず。


   

スタートしてまもなく、Coal Harbourの周りを回る。港にはヨット、クルーザが一杯で、その向こう側にダウンタウンのガラス張りの高層ビルが並ぶ。今でも9pmに漁船に時を報せるため大砲を鳴らすという9 o’clock Gunの手前で7つほどのトーテムポールが並んでいる。


     

3kmほど行った公園東端のBrockton Pointには小さな灯台がある。左に見えるのがLions Gate BridgeでサンフランシスコのGolden Gate Bridgeと同じ人が設計しただけあって良く似ている。


   
Brockton Pointから、2kmほど進めば、橋の真下にでる。このあたりは崖が迫っている細い道をクネクネと走ることになる。これからは公園の西側を走ることになる。

   
Second Beachには小学生の遠足だろう、小雨も降りそうな肌寒さの中、水着で遊んでいる子供がいる。見ているだけで震える。こちらでは、海岸の丸太に座るようだ。海岸沿いの道から上に上がると写真のような木々の間を縫う小道が続く。

1時間半後にレンタル屋に戻り、約12ドル支払う。バンクーバーでは中華が美味しいと言う。さあ、今日の昼は評判の中華料理店に行こう。
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バンクーバー・ロングステイ下見(10) Canada Place & Gastown

2006年06月09日 | バンクーバー
5月30日から6月14日までのバンクーバー15日間ロングステイ下見ツアーに参加した。
今日はその(10)



ダウンタウンの東北にあり、コンベンション・センターやクルーズ・マリーナのあるCanada Placeに行った。
中には5階建てビルに匹敵する巨大スクリーンがあるCN IMAX Theatreもある。




2010年バンクーバー冬季オリンピックに向けて眺めの良いCanada Placeにメディア・センターを建設中である。




ここからは、North Vancouverの奥の雪をのせた山々が良く見える。二つのこぶになっているところがライオンに見えたので、ダウンタウンからNorth Vancouverへ渡る橋をLion Bridgeと名づけたという。とてもライオンには見えませんが。




水上飛行機は10分間隔くらいで離着陸していて、普通の交通手段として使われているようだ。


   

近くのバンクーバー発祥の地ギャスタウンGastownに足を伸ばした。ビルの上に展望台を持つHarbour Centerの東から広がる。建物もバンクーバーには珍しく古いものが多く、落ち着いた雰囲気がある。
日中はハンギング・バスケットが美しく、人も多くにぎやかな町だが、夜は、近くのチャイナタウンとともにダウンタウンでも数少ない治安が悪い場所らしい。


   

通りの真ん中あたりに水蒸気で動く時計がある。世界で一つしか無いといううたい文句だが、そりゃそうだろうと言いたくなるが。ときどきかすれ声の汽笛を上げて水蒸気を噴出す。いつも人が群がっていて写真が撮れない。




興味ある人にお勧めなのが、Hill’s Nativeと言う先住民の作品を売っている店。いかにもといったお土産でなく、芸術的そうな作品が数多く並ぶ。当日はだれもいなかったが、3階では作りかけの作品があり、実際に彫っているところを見せるようだ。
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バンクーバー・ロングステイ下見(9) Victoria探訪つづき

2006年06月09日 | バンクーバー
5月30日から6月14日までのバンクーバー15日間ロングステイ下見ツアーに参加した。
今日はその(9)

朝早くホテルを出て散歩がてらFort StreetのDunish Bakeryで朝食とする。我々以外は地元のお年寄りで互いにあいさつを交わしている。Toasted Fruit BunとDanish Pastriesが美味しい。

   

ST Ann’s Academyの庭と通り過ぎて、Beacon Hill Parkに行くが広すぎて、岩が重なったようなLookoutと池の周りの鳥を観察しただけで引き上げる。看板にはGreat Blue Heronとあった。多分、アオサギだと思う。

11amまでにEmpress Hotelをチェックアウトし、ポーターに荷物を預けて、3:30pmの集合時間まで街をぶらつく。一番にぎやかな通りGovernment Streetを通り、MallになっているThe Bay CenterからMarket Squareと店をぶらつく。帰り道で紅茶の店で有名なMurchies Tea & Coffeeで昼飯とする。




まだ時間があるので、Victoria Carrageの馬車に乗る。 15分で$40.議事堂裏の100年以上たっている古い住宅を巡る。馬の名前はTamper、7歳で現在訓練中。時々御者の女性が「Easy!」と声をかけて励ます。おとなしい馬が突然いなないた。通りの向こう側を馬車がすれ違う。彼の彼女だそうだ。

3:40pmに迎えに来た旅行会社のバスでバンクーバーに7:30pm頃戻った。

我々は当初、Victoriaでロングステイしたいと考えていた。気候も治安もバンクーバーよりさらに良く、カナダの人もあこがれる引退後のリゾート地で、住宅価格もそれほど上がっていない。しかし、実際見てみると、街があまりにも小さすぎて、さすがにあまりにものんびり、退屈そのものと思える。都会であるバンクーバーまでフェリーなどで3,4時間かかるのも実際には不便だと思う。バンクーバーに滞在して、ときどき訪れるのが良いと思った。
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バンクーバー・ロングステイ下見(8) Victoria探訪

2006年06月08日 | バンクーバー
5月30日から6月14日までのバンクーバー15日間ロングステイ下見ツアーに参加した。
今日はその(7)

   

Empress Hotelを出て周辺をぶらつくと、白い藤棚のトンネルがあった。

博物館 Royal British Columbia Museumは、巨大なマンモスや、鹿、熊、鳥の像で昔を再現したり、カナダ先住民の文化、歴史の展示がある。太いトーテムポールの大部分は中が空洞になっていた。さまざまなお面などの彫刻は独特の雰囲気があり興味深い。

    

   

州議事堂はEmpress Hotelと同じ設計者によるもので、外観も内装も豪華なものだった。ちょうど無料のツアーが開始されるところだったので、説明は理解できないが、一緒に加わった。円形ドームの下で昔の服装をした女性が、州の紋章、周囲の絵などを芝居がかったそぶりで説明した。いろいろ質問したりするので、学校卒業以来数十年ぶりにあてられないか、ドキドキした。
左右に与党と野党が分かれて座り、真ん中に議長と提案者が座るスタイルは英国やオーストラリアと同じだ。「左右の座席間の距離は、剣が届かない距離に設定されている」と言うようなことを説明したら、皆が笑った。多分そんなことだろうと、私もあわてて、あいまいな笑顔を作った。



鮮やかな色使いのステンドグラスもあった。

   

ホテル前に広がるInnerharbourと呼ばれるにぎやかな港には、似顔絵描きや、彫刻しながら作品を売るネイティブの人がいたりと、散策する人も多い。港には、水中観測できる施設、数人しか乗れない湾内クルーズ船や、水上飛行機の停泊所があり、にぎにぎしい。
8pmは夜といってよい時間なのに、暗くなるのは10pm 頃であり、、影が長い。



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バンクーバー・ロングステイ下見(7) Victoriaへ

2006年06月08日 | バンクーバー
5月30日から6月14日までのバンクーバー15日間ロングステイ下見ツアーに参加した。
今日はその(7)

バンクーバーをバスで7時に出発し、そのままフェリーに乗り、13時にVictoriaに着き、ホテルに一泊して翌日7:30pmにダウンタウンに戻るオプショナルツアーに参加した。
Victoriaはバンクーバー(市)の属するBritish Columbia州の州都であり、リゾート地になっている。ややこしいことにバンクーバー島にある。バンクーバー市はバンクーバー島でなくカナダ本土の西端にあり、Victoriaからは100km程度離れている。


バスはバンクーバーのダウンタウンを南下しバンクーバー市を抜け、Richmondに入る。1997年に香港中国返還前に約60万人のお金持ちが、相続税、譲与税がないカナダへ移住して来た。多くの人がRichmondに来たので、いまやRichmondの人口の半分は中国系の人となっている。

Tsawwassenからバスのままフェリーに乗り込む。フェリーは1,2000トンで乗用車なら440台乗り込める大型なものでほとんど揺れない。1時間半ほどでバンクーバー島のSwartz Bayに到着し、バスで南下し花で有名なButchart Gardensに着く。

   

Butchart Gardensは、荒れ果てた石灰岩の採掘後を石灰会社社長のButchart夫人が痛み、少しずつ世界中から木や花と集め、植えて造園し、沈床庭園Sunken Gardenを作り上げた。一つ目の写真の状態が長年月かかったとはいえ、2番目のSunken Gardenになったのだから驚きである。その後バラ園、日本庭園、イタリア庭園と拡張し、毎年数百万人が訪れ、周辺を買取りますます拡大している。
ともかくSunken Gardenは造園といい、色とりどりの花といいすばらしい。階段の上からSunken Gardenを見下ろす場所では、「おお」という声が上がる。

   


   

噴水は2代目のRoss氏が作ったものである。現在は3代目のButchart家とRoss家が共同経営している。
バラ園はまだ少し早かったし、日本庭園は細かく分かれすぎている感じもしたが、至るところで驚くほど美しい色の花があり、建物の緑とハンギング・バスケットの対象が見事である。一年中花があるそうだが、さすがに夏は一段落なので、夜、ライトアップしたり、花火をあげたり工夫しているようだ。

   1,2

途中、レストランへ寄って、ツアーに付属するランチとなる。バンクーバーに来て初めてレストランに入った。パン、スープと来て、写真のクレープで包んだシーフードがメインで、デザートのプリンとコーヒーか紅茶で終わる、なかなか結構なもの。雰囲気のあるレストランで、お仲間との会話もはずむ。

ダウンタウンの南にあるBeacon Hill Parkの南西端にあるMile Zero-Trans Canada HwyとTerry Fox Memorial Statueを通過する。前者は日本橋のように、カナダ横断のハイウエイの基点である。後者は、癌に侵され右足を切断したTerry Fox青年が片足義足でカナダ横断ハイウエイ走破を試み、多くのがん患者や肢体不自由の人に希望を与えた。しかし、途中癌が再発し痛ましいことに命を奪われた。この意思を継いだ青年も出るなど大きな話題となり記念碑ができたそうである。



2時半ごろVictoriaへ到着し、一日ツアーの人は約1時間後に集合してバンクーバーへ戻る。一泊の我々はInner Harbour前の蔦のからまるEmpress Hotelにチェックイン。安い部屋なので窓からの眺めは悪いが、さすがに内装、家具は品のあるものでそろえている。この日は、博物館、州議事堂などの見学、買い物をしたが、その話は翌日とあわせて次回としたい。
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バンクーバー・ロングステイ下見(6) 雨の日は部屋でぶらり

2006年06月08日 | バンクーバー
5月30日から6月14日までのバンクーバー15日間ロングステイ下見ツアーに参加した。
今日はその(6)

6月4日(日)は雨。少なくともこの季節のバンクーバーでは、夜はときどき強く降ることはあるが、日中はたまに降ったとしても、小雨が降ったり止んだりするだけの場合が多い。「道を聞くなら傘をさしていない人に聞け」と言うくらいバンクーバーの人は傘をささない人が多い。その程度の雨である。

昨日シアトルマリナーズの大リーグ観戦で帰ったのが深夜1時だったためもあり、ゆっくり8時ごろ起きた。パジャマのままで、パン、目玉焼き、牛乳、果物などの簡単な朝食をとり、午前中はぶらぶらして、のんびり本やTVを見る。午後は必要なら近くの店で買物し、近辺を30分ぐらいぶらりと散歩する。昼寝したり、パソコンでたまったブログを書いたりぶらりと過ごす。
退職で給料日はなくなったが、休養日は健在。

どこかに出かけるときでも、普通は10時ごろ出て遅くとも3時には帰宅する。一日に何箇所も回ることはしない。行くところ、することはそれほど多くない、一杯ある時間を消化することが目的である。 と言うのは極端だが、そこはスローライフを実践するロングステイ、時間をかけてじっくり深く味わい、あくまでマイペースで過ごす。
このブログは名所見物になっているが、ここバンクーバーは我々、始めてであり、ある程度の土地勘を得るために、今回は、旅行会社のオプショナルツアーを利用して訪れたいくつかの場所を紹介している。ロングステイとしてのバンクーバーの評価は主に後半に回したい。

とりあえず気がついたバンクーバーでロングステイするための欠点は交通手段にある。オーストラリア・パースのようにルートとバス停名が明示されている無料バスがなく、電車も主要な交通手段ではない。バスはルートが複雑で、バス停の名前もなく、初めて行くところはTRANLINKのホームページなどで十分調べてからでないと利用しがたい。車の運転も、右側通行であることに加えて、ダウンタウンは一方通行が多く慣れないものには難しい。免許が簡単にとれるため、下手な運転する人も結構いるとの話である。

行き過ぎたら、戻ればよい。違うところに行ったら、そこもゆっくり眺めればよい。あせらず、徐々に行動範囲を広げていくのが良いようである。なにしろ時間はたっぷりある。

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バンクーバー・ロングステイ下見(5) イチロー、城島を見る

2006年06月05日 | バンクーバー
5月30日から6月14日までのバンクーバー15日間ロングステイ下見ツアーに参加した。
今日はその(4)

米国シアトルで3日(土)7pmから行われる大リーグ・シアトル・マリナーズとカンザスシティ・ロイヤルズの試合を、国境を越えて見に行った。
結果は、マリナーズが12―1で大勝し、イチローや、城島は大活躍で、大満足だった。

13時にバンクーバーを旅行会社の8人乗りのバン(こちらではbusと言う)で出発し、3時間ほどで米国国境に着く。



トラックと個人乗用車が長い2列に並ぶ。大型busがいないので、我々は真ん中のbus列をすいすいと国境検問所へ入る。入国審査料6米ドルとパスポートが必要だ。右手と左手の人差し指指紋と、顔写真をとられる。これでもう盗聴監視国家米国でブッシュの悪口は言えなくなってしまった。
1時間ほどでシアトル市内に入る。左手に保険会社SAFECOのビルが見える。マリナーズの球場の名前を買った会社だ。SAFECO球場の隣になお大きなフットボールに球場があった。

      

球場に近づくほど駐車場の料金が高くなってくる。立体駐車場の壁にはsplitter、フォークボールなどの握りを説明する絵がある。SAFECO球場は雨が降ると20分ほどで屋根が移動する全天候型球場だ。

   

7時開始で5時5分入場だ。4箇所ある入口のうち、「Home Plate」とある正面から入場する。脇には当日売りの「Ticket Sale」と、予約済み券引渡しの「Will Call」の窓口がある。入るときにはやはり荷物の中に危険物探知の棒を突っ込まれる。ペットボトルも可燃物を入れて投げられるからという理由で持込禁止であるが、食べ物も持込禁止なので、治安のためというより、場内の売店支援のためだろう。

      

5時にはすでにバッティング練習が始まっていた。内野席の客席とグランドの境のフェンスは腰の位置ほどしかない高さだ。群がっている子供達も選手を一心に見ている。客席の外側の通路には全周にわたり売店が並んでいる。7時前になると一気に混んできて満席に近い状態になる。

   

入るときにもらった野球カードは20枚が異なる選手のもので、7枚が同じカードであった。席に座ってカードを見ていると、「俺のカードと交換しないか」と声をかけてくる人がいる。通路に大勢の大人がかたまって、カードを交換している。

      

守備につくイチローが声援に手を上げてこたえる。第1打席でいきなり右翼線二塁打を放つ。三振、四球のあと、第4打席右中間三塁打、第5打席もヒットで、4打数3安打1打点だった。9回には交代した。

   

城島もスターティングラインナップで、第1打席は二ゴロだったが、第2打席、左翼線へ2点二塁打、第3打席は中前打で、第4打席は右飛。 計4打数2安打2打点。とくに3回、センタからの返球が大きくそれたが、捕球するなり、ホームに突っ込んでくる敵に飛びつくようにタッチしアウトにした。相手側が猛烈に抗議するようなタイミングだったが、ファインプレーに盛大な拍手が起きた。

試合途中のチェンジの時に城島選手のスペルJohjimaをあてるクイズが後方スクリーンで紹介された。3人とも誤って、城島選手が頭を抱えるシーンが写り、笑いを誘った。彼は「Please call me Jo」と言ったのに。

10pm頃試合終了となった。相手ピッチャーが3人にフォアボールを出し、その後にホームランを打たれるという典型的に悪いパターンの一方的試合だったが、見て応援する方はこれで結構。
城島は今までボールを受けさせてもらえなかったマリナーズのベテラン投手の相手に成功し、ファイトも見せ、信頼を得たのではないだろうか。明確なスタイルを貫くイチローも日本人として誇らしいが、城島の今後にもかなり期待が高まる内容だった。

夜中のカナダ入国は税関申告カード提出だけで、車のまま通過した。コンドミニアムに着いたのは深夜1時。ツアー代金は一人150カナダドル(約16千円)。入場券は38米ドルで、バンクーバーの街中には40ドルで送迎するとの広告もあったが、国境を越えたり、球場内の案内など初めてのときはやはりツアーが安心である。
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バンクーバー・ロングステイ下見(4) English Bay Beachへ

2006年06月05日 | バンクーバー

5月30日から6月14日までのバンクーバー15日間ロングステイ下見ツアーに参加した。
今日はその(4)

今日、と言っても6月2日だが、近辺の散歩のみ。False Creek沿いのEnglish Bay Beachに行った。False Creekとは最初にここを見つけた人が川かと思ったら、入江だったので、「偽りの入江」と名づけたと言う。ちなみに、Inletが入江でCreekは小さな入江と覚えていたが、Creekを辞書で引くと、「小さな入江。米・豪・英植民地などでは支流、小川、クリーク」とある。ややこしい。



北米のベスト3に入る病院はすべてバンクーバーにあり、その一つがBurrard Street沿いの St. Paul’s Hospital である。医療技術は一流で費用も一流だそうである。

   

Burrard Streetを進み、Burrard Bridgeに出た。朝8時半ごろで、ダウンタウンへ向かう車のラッシュアワーである。そもそもバンクーバーの交通事情はあまり良くない。入江が多いので橋も多く、渋滞の原因になる。また、ダウンタウンに無料の駐車スペースはまず無い。バンクーバーでのラッシュアワーは6amから始まるという。米国東部と3時間の時差があるので、とくに金融関係者は朝早くからオフィスへ行く。帰りも3pmから6pmと早く帰る人も多い。そもそも、冬は5pmから既に真っ暗になる。

橋の下のSunset Beach Parkにへ降りる。昨日行ったGranville Islandと橋が見え、対岸にはバンクーバー博物館が見える。



English Bay BeachまでのSeawall Promenadeには、多くのベンチがあり、そのいくつかは亡くなった身近な人を祈念して寄付されたもので、名前や感謝の言葉などを記銘したプレートが貼り付けてある。日本でもどこかで見たことがあるが、なかなか良い仕組みだ。写真は、愛犬のmimiを祈念したもの。かわいい絵もあって気持ちが伝わってくるプレートである。

   

English Bay Beachは夏には海水浴でにぎわう海岸である。砂浜に敷物を敷いて休むのでなく、置いてある丸太に座るようである。
そのまま歩き続けて、一番にぎやかなRobson Streetを南東へ戻り、ダウンタウンのほぼ中央のコンドミニアムに帰った。一時間半でダウンタウンをほぼ半周歩いたことになる。

   

午後は、バンクーバー美術館 Vancouber Art Galleryに行った。1974年建設の裁判所を改装したもので、現在は9月10日までArthur Ericksonという建築家の特集を開催している。一人$15は高いと思ったが、お金を出して待った。受付の人がコンピュータをいろいろ操作するがなかなか入場券が出てこない。ついに、お金を返してきて、無料で入れと言われた。素直に、コンピュータが直らないうちにあわてて入場する。
1階は展示改造中、2階と3階が建築関係の展示、4階に絵画が展示されていた。ラフな外観イメージデザインから始め、詳細なデザイン図、紙で作る精密な模型、使い勝手・強度や施工方法を考えた設計図、完成した建物の写真などが展示されている。新奇さを競う外形デザイン、住み心地、機能性、強度設計、施工法などを考え、まとめ上げる総合芸術の建築の仕事も面白いなと思う。とは言うものの、当時でもごく一部の人だけがアーキテクトになりえたのだろう。とくに現在では、一級建築士といえども、姉歯氏のように極限られた分野のみを専門とせざるを得ないのだろう。
絵画では、いずれもトーテムポールを描いた有名なエミリー・カーの作品がいくつか並んでいた。初期の作品は透明感のある色調だが、後期になると多少重々しい色使いになる。初期の作品が私の好みにあう。

次は、その(5)



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バンクーバー・ロングステイ下見(3) マーケットへ

2006年06月04日 | バンクーバー

5月30日から6月14日までのバンクーバー15日間ロングステイ下見ツアーに参加した。
今日はその(3)

Granville Island

ダウンタウンからバンクーバーへ行くGranville Bridgeの下にあるGranville Islandへ行った。ここは一時ゴーストタウン化した工場跡地、倉庫街を州政府が、芸術家に店を持たせるなど再開発した。デザイン学校、ガラス工房、皮専門店など小さいがオリジナルな店、マーケット、ビール工場、セメント工場などいくつもの建物が並んでいる。

   

目的は野菜、果物、魚、ロブスター、パンなどの専門店が所狭しと並んでいるPublic Marketでの買物。果物も珍しいトロピカル・フルーツがいろいろ並ぶ。新鮮な野菜、街中にはない美味しいパン、3種類のマンゴーなどを購入。確かに、スーパーなどに比べて安い。オーストラリア・パースでもそうだが、マーケットの野菜、果物店や、町の日本料理屋も中国系の人が経営している場合が圧倒的に多い。あのたくましいエネルギーは一体どこから来るのか。
マーケットの東端の日本人の魚屋さんには、魚のアラなども並んでいた。いけすの中を動き回るロブスターと噂に聞いたダンジネス・クラブ(?)が居た。ゆでて大きなカニを買ったので、帰ったらそのままさっそく夕飯でいただく。二人で腹いっぱい食べても食べきれず。いつもは、ほじくり返して何とか食べる足の先の方は、今日はにわかカニお大尽気分で景気良く捨てる。

   

Granville Islandのマーケットの裏からフェリー、といってもポンポン蒸気船みたいなごく小さな船で対岸へ渡る。一人$2.5と数分の運賃にしては高いが、距離短縮効果は絶大。Hornby Streetに出て、20分ほど歩いてダウンタウンの真ん中あたりのコンドミニアムへ帰った。

次は、その(4)

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バンクーバー・ロングステイ下見(2) 市内観光

2006年06月03日 | バンクーバー

5月30日から6月14日までのバンクーバー15日間ロングステイ下見ツアーに参加した。
今日はその(2)

5月31日は市内観光。東京とバンクーバー間の16時間の時差を2日目ではまだまだ解消できない。朝早く目が覚め、夕方からはじっとしていると頭がボーとしてきて、おもわず眠ってしまう。おまけに、バンクーバーは北緯49度11分とかなり北にある。したがって、この季節は外が暗くなるのが9:30pm頃である。まったく調子がつかめない。

バンクーバー水族館
朝、市内観光ツアーの車でダウンタウンを抜けて405ヘクタール(日比谷公園の25倍、パースのキングスパークとほぼ同じ)の広さがあるStanley Parkに行く。その中のカナダ最大のバンクーバー水族館は、海洋動物の生態研究や衰弱した動物のリハビリ、子供の教育に力を入れている水族館である。

      
入口手前のオブジェのある丸い池の周囲から水が見事に膜になって滝のようにまんべんなく流れ出ている。案内の人の話ではきわめて難しい技術だそうだ。

   
      

私はどこへ行っても美術館と水族館を訪れるのだが、バンクーバー水族館ははやりの水中トンネルや、イルカのショーなどはないが、水槽には、本物の海草がたくさん揺れていて、珍しい青いイソギンチャクなどもあり、魚の展示にも自然に少しでも近い環境にとの工夫が見られる。ラッコ、アシカ、アザラシなどを身近で見ることができる。また、シロイルカが元気良く泳ぎ回るのを上からと、水中からと眺められる。お勧めの水族館である。ただし、教育に力を入れているため、時により団体の子供達と重なることが多くなる。

Vancouver Harbour Cruise
バンクーバーのダウンタウンとNorth Vancouverとの間に広がるBurrad Inlet(入江)をクルーズするVancouver Harbour Cruise に乗った。ダウンタウンの北西端、Stanley parkの入口近くから出発し、75分で戻ってくる。

   

港にはお金持ちのクルーザが屋根付の小屋に入っていた。シアトルに住むマイクロソフトの大株主も船を泊めているらしい。ヨットやクルーザの向こうには、ダウンタウンの水辺高額地に建つガラス張りの高層ビル群が並ぶ。

  


Victoriaなどへ定期運行している水上飛行機のターミナルがあり、四六時中、離発着していた。通勤で利用する人もいて通勤ラッシュがあるとのことだ。入江の中央には船が注油できるスタンドもある。アラスカ・クルーズの巨大客船が停泊するCruise Ship Terminal、Heliport、クレーンが立ち並び、韓国、中国からのコンテナが高く積まれた波止場Centennial Pierをめぐって、対岸のNorth Vancouver側を回って帰路につく。

   

North Vancouverの向こうにはいまだに雪を抱くNorth Shore Mountainsが見える。また、黄色い2つの山は硫黄で、同じ写真の右端の茶色い山は木材のチップである。紙を製造するためのチップと硫黄を日本へ輸出していたが、再生紙の普及で売れなくなり、山済みされたままになっている。



バンクーバーの高層ビルのスカイラインの右はStanley Parkで、左は2隻の客船に挟まれたカナダ・プレイス。カナダ・プレイスには、白い5つの帆を持つ帆船のようなデザインで、コンベンション・センター、トレード・センターで、クルーズのマリーナ、5階建てビル相当の巨大スクリーンを持つアイマックス・シアターなどがある。手前のクルーズ船の旗はBritish Columbia州の州旗。



Lions Gate Bridgeは、Stanley ParkからCapilanoつり橋があるNorth Vancouverへ渡るつり橋で、サンフランシスコのゴールデンゲートを設計した人による設計である。潮がもっとも引く時期、時刻を気象台などで調べ、高く積んだコンテナ船が橋をくぐれる時を橋の手前で延々と待つことが多いという。



Capilano つり橋
最初のCapilano つり橋は1889年に麻のロープで作られた。現在はもちろん鉄のケーブルであるが、これが結構左右に揺れてなかなか早足では歩けない。橋のたもとに監視員がいて走ったりすると注意する。今まで落ちた人はたった一人だそうで、安心できる(??)。お母さんが、つまずいたのだろうか、抱いた赤ん坊を落としてしまったが、途中の木に引っかかって助かったそうだ。渓谷の深さは80mで、長さは150mある。

      

つり橋を渡った対岸には、木々の間を渡る橋Treetopsが2003年に出来た。釘や鉄棒を木に打ち込まず、木を痛めることなく安全に作ったと言う。鉄のベルトや網で締め付けてあり、どの程度の意味があるのか疑問ではある。



3車線の真ん中のレーンの上下切り替え
Georgia Streetは車線の頭上に、遠くまで数十メートル置きにずらりと、下向き矢印青色の直進信号が並んでいる。走っている車線が左折専用レーンとなると、あるいは時間的に左折可となると、下向きの矢印が左向きに変わる。極めて分かりやすい。この道がスタンレー公園からライオンズゲート橋を渡るところで上り下り合計3車線になり、真ん中の車線が時間帯により、上下車線を使い分ける。Capilanoつり橋からの帰り道に上り車線を走っていると、ちょうど真ん中のレーンが上りから下りに変わるところだった。まず、上りの車が走っている真ん中のレーンの頭上にずらりと並ぶ信号が下向き青から赤の×印の点滅となる。上りの車が真ん中のレーンからいなくなると、上りの車に対する信号は赤の×印となる。



反対に下り方向への信号が赤の×印から進めの青色の下向き矢印に変わる。これで真ん中のレーンの上下切り替えがスムーズに行われる。

Harbour Centreの展望台Vancouver Lookout
ダウンタウンの北東にある高層ビルHarbour Centreの頂上部に作られた円盤状の展望台Vancouver Lookoutに登った。



エレベータで50階に登る高さ167mの展望台からはダウンタウンのビル群が一望できる。展望台の下のレストランは回転しているが、展望台は自分の足でぐるりと回らなければならない。夜はなお美しいそうである。



アラスカ・クルーズの巨大客船も小さく見える。

   

展望台には都市名等と距離が書かれた標識があり、その中に姉妹都市になる「Yokohama 7,554km」があった。その方向を撮った写真を良く見てください。遠くに横浜が見えるはず??

次は、その(3)マーケットへ

 

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バンクーバー・ロングステイ下見(1) バンクーバーに着く

2006年06月02日 | バンクーバー

5月30日から6月14日までのバンクーバー15日間ロングステイ下見ツアーに参加した。ツアーといっても、空港への送迎、半日市内観光と約4時間の生活オリエンテーションがあるだけで、参加者は我々2名のみ。

今日はその(1)



5月30日、成田18:25発JL018でカナダのバンクーバーへ。中国系の団体で満席状態。機種はボーイング747-400で、全長71m、幅65m、座席266-416と大きいのにわずか2名の乗員で運航できるという最新機。「最新のエレクトロニクス技術とシステムの自動化」を信じるしかない。



飛行時間は約8時間半。-16時間の時差があるので、30日の11:20amにバンクーバー国際空港に到着。帰りに取り戻してしまうのだが、とりあえず寿命が延びて得した気分。
この間、席の前のディスプレイで映画を見っぱなし。JALなのでほとんどが日本語吹き替えなのは良いが、選択した時点から映画がスタートするカンタスのシステムと異なり、上映開始時間が決まっているので、どうしても待てないので途中から見始めてしまう。最新機があきれる。幾度か映画を切り替えながらほぼ5本見て一睡もせず。


バンクーバー国際空港は、パースの田舎国際空港に比べるとさすがに立派。空港へ迎えに来てもらった旅行会社の人の車でバンクーバーのダウンタウンのコンドミニアムへ。部屋は30年ほどカナダ在住の(元)日本人女性がオーナー。1Studio Roomでダブルベッド、ソファー、テーブルと椅子、キッチン、バスタブなどがあり、ベランダから海も見え、洗濯乾燥機など設備は十分そろっていた。日本語での説明はやはり最高。

以下、見た映画について。
「ブロークバック・マウンテン」(?):まだゲイに対する反感が強く、迫害を受ける1960年代に、深く愛し合った二人の男性が互いに家庭を持ちながら何ヶ月に一度、山奥に釣りにでかけ、ひそやかな逢瀬を続けるという内容。じっくりと作られ、主演の二人も好演している。ひしと抱き合ってキスしたりすると落ち着かない気分で、共感はしかねるが、しみじみとした良い映画です。

「ナイロビの蜂」:英国の外交官が殺された妻の志をついで、製薬会社のケニヤでの悪事を追及する映画。見る価値あり。

「シリアナ」:ジョージクルーニーがはみ出しCIA諜報員で、アラブ産油国の反米国派と親米派の二人の王子の争いと絡む。TVでただなら見る程度の映画。

「キングコング」:オーストラリア出身の美人女優ナオミ・ワッツがヒロインになり、キングコングが恐竜などと戦うというハチャメチャの話。ナオミさんの熱演がかわいそう。30分ほど見てから、他の映画に切り替えて、この映画は斜め前の人の画面をときどきのぞいて終わりとする。

「燃ゆるとき」:原作の高杉良の経済小説は一時こって、ほとんど読んでいるが、この原作は未読だったので、見てみた。即席めん米国進出の苦労を描く日本映画で、日本形誠意に米国人もほだされるという、ちょっとかったるく、恥ずかしくなるような話がゆっくりしたテンポで進む。経済の話を1990年初版の原作そのものでは、作る時代を間違えた映画といわれてもしかたがない。


さらに蛇足だが、バンクーバーの部屋はDSLが使えるようになっているのだが、MACアドレスだの何だのを入力しなくてはいけなくて、まだ利用できていない。日本では3年前にADSLで自宅内無線LANに設定したのだが、すっかり忘れてしまった。しかたないので、この記事はダイヤルアップで送っているのだが、ノイズ対策でMODEMの速度を落としたので結局速度は20kb/s。遅いの何の、参った。

次は、バンクーバーその(2)市内観光

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