ようやく春の妖精(スプリング・エフェメラル)たちが庭に現れました。
それに気付いたのは、4月5日のこと。
現れたといっても蝶ではなくて、お花の妖精ですけど・・・
(まだ花開く前なので、妖精の赤ちゃんとでも申しましょうか…)
お洗濯物を竿に掛けながらふと前方に目をやると、
青花のキクザキイチゲ(菊咲一華)が枯れ葉の中から顔を出していました・・・
青花のキクザキイチゲ・・・
この花を頂いたのは、こちらに引っ越して初めて迎えた春でした。
こうして、我が家の庭でポッと咲いてわたしを喜ばせるのは今年で二度目。
木陰が大好きな山野草周辺の落ち葉は、そのままにしてあります。
特に花が終わってしばらくすると地上から姿を消して、土の中で静かに春を迎えるという、
スプリング・エフェメラルたちは枯れ葉のお布団が嬉しいみたい。
…なのでこのキクザキイチゲも、ある日突然枯れ葉の中から青花が現れて、驚かされるのです
その三日後の一昨日、後方に小さな蕾も1個発見!
小さな蕾のキクザキイチゲ、み~っけ・・・
どうやら今年も、ふたつの青い妖精が出現するみたいです。うふっ…楽しみ♪
青い花の妖精が現れる頃には、ピンクのショウジョウバカマ(猩々袴)も現れるはず・・・
…と株を覗いてみれば、
やっぱり出てました、ピンクの蕾がひとつ。
ピンクのショウジョウバカマ・・・
ショウジョウバカマは花が枯れた後、夏になっても地上の葉は残るので、
他のスプリング・エフェメラルたちとはちょっと違う。(これは例外なのだとか…)
昨年は一輪の花しか咲かなかったこのショウジョウバカマ、嬉しいことに今年はもうひとつ小さな花芽も見えてます。
無事に花が咲いて、ふたつのピンクの妖精が踊るのだろうか・・・こちらも楽しみ♪
もしかしたら、カタクリ(片栗)の蕾もそろそろ上がってきてるかも・・・
(前の家から連れてきた1株のカタクリが、真っ先に咲くはず…)
やっぱり葉が出て、蕾も出てました。
ところがこの1株のカタクリ、大変なことになってます・・・
見て! このカタクリの蕾・・・
無残にも虫に食べられちゃってます。
犯人は、いったい何者でしょう・・・
なぜかこのカタクリは、葉が1枚しか出てません。
昨年は2枚の葉を付けて、可憐な花を咲かせてくれたというのに、
いったいどうしたことでしょう・・・
まぁ、自然界ですもの、あんなこともこんなこともありますよねぇ~
周辺には他にも大きな株のカタクリがあちこちで葉を出してきているので、
やがて一斉にピンクの妖精たちも飛び出してくれるでしょう・・・
今日は、庭にちょこっとだけ現れた三種類のスプリング・エフェメラルを見ていただきました。
キクザキイチゲもカタクリも枯れ葉の中、ショウジョウバカマの葉も枯れ葉色・・・
『スプリング・エフェメラル』という割りには、少々地味な色合いの写真ばかりとなってしまいました。こんな姿も、嬉しい春の一場面です・・・
しばらくして可憐な花を咲かせてくれたときには、春らしい姿で再登場させますから、
また見てやってくださいね