8月も下旬だというのに、この暑さはいつまで続くのでしょう。
今日の最高気温は33.3℃と、ゴロの良い気温の真夏日となりました。
8月に咲いた庭の花たちの登場に先駆けて、今日は朝顔特集です。
(特集と言っても、今年は二姉妹だけですが…)
我が家に咲く朝顔は、西洋朝顔の中の「ソライロアサガオ」に分類される朝顔です。
本日の二枚は、
ヘブンリーブルー と ウエディングベル です♪
長年我が家の夏の風物詩と言ったら、「ソライロアサガオ四姉妹」でした。
…が、
諸事情により2017年を最後に、朝顔栽培を断念することになりました。
ところが、
今年の春に、「朝顔の栽培をしてみたい」とおっしゃる嬉しいコメントを頂戴して、
その方に種をお送りすることになったのですが・・・
でも、
最後に種を採取したのが2017年なので、古い種しかお送りすることができず、
無事に発芽して花が咲いたのかどうか、かなり心配です。
そんなことがあり、なんだかソライロアサガオが懐かしくなってしまい、
久し振りに今年は朝顔栽培を復活させることにしました。
四姉妹の種はそれぞれたくさん保管してあるのですが、
とりあえず今年は『種の採取を目的』として、
「ヘブンリーブルー」と「ウエディングベル」の2品種だけの栽培です。
支柱を立てたり朝顔ネットを張るのが面倒なので、
育苗用ハウスのパイプに絡ませて咲かせることにしました。
(ここ数年、友人がヘブンリブルーをハウスのパイプに上手に咲かせていたので…)
前置きが長くなってしまいました。
それでは、復活した「ソライロアサガオの二姉妹」をご覧いただきましょう。
久々のブログ登場、「ヘブンリーブルー」です・・・
2017年の古い種だけど、発芽率ほぼ100%の発芽でビックリ!
最初は下の方の葉が黄色くなってしまい、少々気を揉みましたが、
今では次々とたくさんの花が咲いてきて、懐かしい光景の復活です。
《8月3日》
ヘブンリーブルーが、ポツリポツリと咲き始めた♪
(ハウスの奥半分は、ビニールのトンネルを作ってトマトの栽培中…)
星形の花、みっけたぁ~♪
《8月14日》
蔓がハウスの上部まで伸びてきて、花が咲いている♪
下から上まで花が咲いてきた♪
《8月21日》
いよいよハウスの上部も花盛り~♪
こ~んな感じで咲いてます♪
《8月23日》
日々花数も増えてきた♪
《8月24日》
あぁー、これぞ懐かしのヘブンリーブルーの花♪
大好きなソライロアサガオです♪
再びこの花に出会えて、し・あ・わ・せ~♪
久し振りにヘブンリーブルーが咲いたぁ~♪
これが我が家の…♪
夏の風物詩で~す♪
《今日、8月26日》
朝からカンカン照りだけど、早朝は花色が濃くてきれい♪
少し色付いて膨らんだツンツン蕾は、明朝の開花です~♪
こちらも久々の登場、「ウエディングベル」です・・・
2017年の採取種が少なかったので、2016年の種との混合。
元々発芽率の悪い品種だけど、やっぱり30%程の発芽でガッカリです。
本数が少ないながらも、少しでも完熟種を採取した~い!
そんな思いが伝わったのか伝わらなかったのか・・・
開花が遅れてヤキモキしたけれど、ようやく花が咲いてきました。
《8月8日》
やっと咲いた、一番花です♪
《8月15日》
ようやく上まで伸びてきた♪
《8月24日》
花数が少しずつ増えてきたけれど…♪
隣に咲くヘブンリーブルーに比べれば、かなり花が少ない♪
《8月25日》
これぞウエディングベル! 美しい花色〜♪
花数も徐々に増えてきて…♪
ちょっとホッとした♪
《今日、8月26日》
今朝も良い色で咲いて、明日も花がいっぱい咲きそう~♪
春に稲苗の育苗用として使っているこのハウスは今、
手前にヘブンリーブルーで、かなり間隔を開けてウエディングベル、
そして一番奥の雨除けビニールの下では、トマトが赤く実っています。
《8月23日》
ハウス全体(片側だけ)の様子です♪
ヘブンリーブルーとウエディングベルの種は、見た目が全く同じなので、
両種の枝が絡まってしまうと、種の区別が付かなくなってしまいます。
昆虫による種の交配も気になりますが、でもこれは心配ないようですよ。
以前調べた朝顔の受粉について、ここで再び・・・
朝顔はほとんどが『自家受粉』で、しかも開花前(蕾の状態のとき)に受粉するのだそうです。
(自家受粉とは、自分の雄しべについた花粉が自分の雌しべについて受粉し結実すること…)
朝顔は、咲く前日までは蕾の中で 雌しべが長い状態になっていて、
開花に向けて徐々に短い雄しべが伸びだしてきて、雌しべを追い越します。
この時に雌しべと雄しべがぶつかるため、花粉が雌しべについて受粉するのだそうです。
朝になって花が開く時には、すでに自家受粉を済ませているというわけなのですね。
…なので、昆虫による受粉を頼りにする必要がないということのようです。
信州ではソライロアサガオが一番きれいに咲くのは、涼しくなってからの9月末頃です。
その頃に花のピークとなるように、種蒔きの時期を調整するのですが、
その年の気候に大きく左右されてしまうから、これがなかなか難しい!
今年はどうでしょうね。
9月になってから、花盛りの第2弾がアップできればいいのですが・・・
ここからは、ソライロアサガオ四姉妹の思い出話です・・・
ソライロアサガオ四姉妹が咲く、過去の栄華は《こちら》をご覧くださいね。
今から36年程前に、種苗会社勤務の友人のご主人から種を頂いて、
初めてグリーンカーテンを作って咲かせたのが、
長女の《ヘブンリーブルー》
(長年咲き続けてくれて、我が家のシンボル花でした…)
17年程前になりますが、朝顔の研究をされている大学の先生から、
まだ市販されていない貴重な種数粒を送っていただいて咲かせていたのが、
次女の《ウエディングベル》
(初めて咲いた年は種が採取できず、図々しくも翌年また送ってもらった…)
数年後に、その先生から貴重な種(5粒)を送っていただいて咲かせたのが、
三女の《ブルースター》
(ある年には、先生のイタリア出張土産だというイタリア産の種を送って貰った…)
ブログで知り合った、ソライロ朝顔フレンドさんから種を送っていただいて、
今から7年前に仲間入りしたのが、
四女の《サマースカイ》
(透き通るようなブルーの花を咲かせる品種です…)
これらの四姉妹たちは、毎年夏から晩秋まで花を咲かせ続けていました。
今となっては懐かしい思い出です・・・
今日の、お・ま・け・・・
ついでに今年は、「北京天壇(ペキンテンダン)」の種も蒔きました。
こぼれ種で咲く朝顔なので、種の採取はほとんどしていないのですが、
そろそろ種の更新をしておきたくて蒔きました。
小さな朝顔、北京天壇です♪
この花はとっても早起きで、7時頃にはもう花が萎んでしまうから、
撮影のタイミングが難しい! まぁ、早起きすればいいだけのことですけどね・・・
この北京天壇は、「日本朝顔の原種」と言われている品種だそうです。
今から17年も前のことですが、朝顔の研究をしている先生から、
「この原種の朝顔は珍しいんだよ…」という言葉が添えられて、
他の種と一緒に、『オマケ』と書かれた袋に入った数粒の種が送られてきました。
それ以来、絶やさずにずっと庭で咲き続けている朝顔です・・・