越冬中だったキタキチョウが、昨日(30日)越冬を終えて飛び立ちました。
大雪が降ったり、強風に吹かれたりしながらも、
無事に越冬できてホッとしています。
でも、キタキチョウ・ロス的な寂しさも少しありますが・・・
昨日の最高気温は14℃まで上がり、今年一番の暖かさでした。
午前中からお出かけして午後3時頃に帰宅。
出かける前には変わらずに越冬中だったキタキチョウさんですが、
家に戻って確認した時には、すでに越冬場所から飛び出した後でした・・・
今回の飛び出しは、気温からしてもたぶん越冬明けなのでしょうね。
(前回の飛び出しは、どうやらフライングだったようですが…)
無事に越冬完了ということで、本当によかったです
それでは、越冬中のキタキチョウの様子を『ダイジェスト版』でご覧いただきましょう。
(画像は小さく貼り付けますが、クリックで拡大します…)
(日付をクリックすると、詳しい様子がご覧いただけます…)
《1月6日》庭のクリスマスローズで、越冬中のキタキチョウを発見!
《1月8日》越冬キタキチョウの『防雪大作戦』です
《1月17日》数日続いた雪で、越冬場所はすっぽり雪の中
《2月5日》雪が溶けて、安否確認ができた
《2月12日》雪が積もったけれど大丈夫、茎につかまっている
《2月23日》茎に見当たらず一瞬焦ったが、地面近くの葉にいた
《2月25日》少し上の方に移動して、茎につかまっている
《3月6日》大変! キタキチョウが行方不明です
(飛び出したかと思ったから、雪除けは取り外した…)
《3月8日》また雪が積もった…が、依然行方不明のまま
《3月9日》同じ株の葉先で見つかった
《3月10日》この日も雪でした
《3月14日》葉裏に移動です
《3月19日》越冬キタキチョウが飛び出して、宿替えをした
《3月21日》雨・雪・みぞれ…という天気、ストローを伸ばしている
《3月22日》風が強い日、翅を揺らしながら足を伸ばして踏ん張っている
《3月29日》越冬中のキタキチョウ、この日が最後の撮影でした
《3月30日》朝は熟睡してたけど、午後にはもういなかった…
キタキチョウが飛び出した昨日は暖かかったけれど、
今夜は雪予報の当地です。外はもう白くなってきました。
雪が降る中、キタキチョウさんはどうしているのでしょうね
毎年ふと気づくと真っ黄色の蝶が庭で舞っていた・・・
キタキチョウの存在はそんな程度でした。
キタキチョウは、シロチョウ科の蝶の中で唯一成虫で越冬します。
(モンシロチョウは蛹で越冬し、モンキチョウは幼虫で越冬する…)
でも、今まで越冬している姿など見たこともなく、今回が初めてでした。
庭のクリスマスローズでの越冬だったから、毎日気になって仕方がなかった。
雨が降れば心配で、雪が積もればもっと心配で、
強風が吹けばどこかへ吹き飛ばされてしまわないかと心配になり、
電線に止まっている鳥に気付かれはしないかと心配をし、
越冬明けで無事に飛び立つまで、落ち着かない日が続きました。
でも、楽しい日々でした・・・
最初にキタキチョウが越冬していたクリスマスローズは、
花が上がってきて、隣ではオキナグサの花も開き始めてきました。
春になったのですねぇ~
( 追記です…)
…と思ったのに、一夜明けて4月1日の朝です・・・
こんな雪景色になってしまいました。
キタキチョウさんどうしているのでしょうね、やっぱり心配です。
でも、春の雪ですからじきにとけるでしょう・・・
一昨日は、越冬明けの蝶に出会いました。
この日の最高気温は10.9℃と、それほど高くはなかったけれど、
蝶が飛び出して、松林の中の道路で日向ぼっこしてしてました。
今年の初見蝶は、越冬蝶の『ヒオドシチョウ』です。
翅の傷み具合を見れば、
この蝶も厳しい冬を乗り越えたんだなぁ…と、ちょっと感動
さて、この春生まれの新生蝶とのご対面はいつになるのでしょうね・・・