追記です・・・(2017年5月15日)
我が家でフタマタイチゲと呼んでいた花は、
どうやら『アネモネ・カナデンシス(和名はカナダ・アネモネ)』ではないかと思われます。
フタマタイチゲは北海道に自生している花で、レッドデータリストに載るような希少種のようです。
フタマタイチゲと呼んでいた花はというと、その辺の雑草に負けないほど繁殖力旺盛なので、
希少種のはずもなく、やはりフタマタイチゲとは違う花なのですね・・・
本文中の記事やタイトル、そして他のブログ記事内の花の名前は変更せずに、
フタマタイチゲのままにしてありますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。
よく似た白い花が、ふたつ咲いています。
『アネモネ・シルベストリス』、和名は『バイカイチゲ(梅花一華)』
と
『フタマタイチゲ(二股一華)』
バイカイチゲとフタマタイチゲ。
名前を聞いただけでも、なんとなく似ている花って感じはしますね。
☆*゜ ゜゜*☆*゜ ゜゜*☆*゜ ゜゜*☆*゜ ゜゜*☆*゜ ゜゜*☆*゜ ゜゜*
ひとつ目は、アネモネ・シルベストリスです。
アネモネの原種のひとつで、和名はバイカイチゲ(梅花一華)。
この花は、昨年6月に知人から頂いた花のひとつです。
頂いたときには花はすっかり終わっていて、綿のようなものが頭にたくさん付いているだけで、
花の形など想像すらつかない状態でした。
ところが、昨年の9月になって突然白い可愛らしい花を咲かせ、とても驚かされました。
二番咲きだったのでしょうか。
そのアネモネ・シルベストリス、今年は人並み(花並?)にこの時期美しい花を咲かせてくれました。
今年は春に咲いた、アネモネ・シルベストリス・・・
↑ 美しい花は、いつの季節に咲いても美しいね…
この花には花弁はなくて、花弁のように見える部分は萼片(がくへん)だそうです。
この萼片が、6枚のものも咲いています。
6枚花弁(萼片)のアネモネ・シルベストリス・・・
↑ 華やかさがちょっと増して、これもまた美しい…
アネモネ・シルベストリスの蕾の様子は、秋に咲く秋明菊によく似ています。
アネモネ・シルベストリスの蕾たち・・・
↑ 毛に覆われた蕾がうなだれて、秋明菊の赤ちゃんみたい…
株も増えているようです。昨秋咲いたときに比べると、今年は随分賑やかに咲いています。
首を長く伸ばして咲いている、アネモネ・シルベストリス・・・
↑ 花が賑やかに咲いて、美しさも倍増だね…
こうして見ると、首を長く伸ばして咲いている姿もまた秋明菊に似ていますね。
大きな株の近くには、小さな株もあちこちにいっぱい出ています。
この小さな株も、来年にはきっと大きくなって花を咲かせてくれるでしょう。
そう思ったので、先日友人に花がたくさん咲いている大きな株を一株抜いて差し上げちゃいましたぁ。
なんて気前のいい、わたし・・・いえいえ、これも花を育てる私の法則のひとつです。
アネモネ・シルベストリスは、花が散ってしまうと丸坊主になってしだいに綿毛へと変貌して、
やがてその綿毛は風にのって旅立ちます。
昨年11月には綿毛の様子を見守りましたが、今咲いている花たちもやがては綿毛となって旅立っていくのでしょうね。
そういえば、昨年の綿毛たちはどこに行ってしまったのでしょうか。
きっとどこかで、小さな花の命が芽生えているのでしょう・・・
☆*゜ ゜゜*☆*゜ ゜゜*☆*゜ ゜゜*☆*゜ ゜゜*☆*゜ ゜゜*☆*゜ ゜゜*
もうひとつの白い花は、フタマタイチゲ(二股一華)です。
ご近所さんから頂いたときの名前は『ニリンソウ』・・・
昨年はこの名前に疑問を抱きながらも、ご近所さんたちと呼び合っている、通称『ニリンソウ』ということでブログにアップしました。
ところが、こちらに転居してお向かいさんの庭で『本物のニリンソウ』に出会いまして、
この花がニリンソウではないことが判明。
そこで、早速ネット検索です。
今回はこの花の名前に辿り着くまでに、大変苦労いたしましたぁ・・・ふぅー、くたびれたぁ~
でも、フタマタイチゲが自生するのは北海道だとか・・・
しかも、北海道に咲くフタマタイチゲはもう少しか弱そう・・・
…ってことは、これはフタマタイチゲの園芸種かなぁ?
またまた今年も疑問符が付いてしまいましたが、フタマタイチゲには間違いなさそうですね。
白い花が美しいフタマタイチゲ・・・
↑ 品良く咲いて、ホントにお美しいそのお姿…
花も葉も、上のアネモネ・シルベストリスとよく似ていますよねぇ~
でも、花の咲いている姿や株の様子をみると、まったく違っていることがわかります。
フタマタイチゲの咲いている様子・・・
↑ たくさん花が咲いて、きれいだね…
蕾も、アネモネ・シルベストリスとは違いますね。
ほころびかけている蕾が小さな口を開けて、なんとも可愛らしいこと。
この花を、今までニリンソウと呼んでいたのですが・・・
実際のニリンソウは、『スプリングエフェメラル(春の儚い花)』のひとつで、夏には葉も何もかもが地上からなくなってしまいます。
(キクザキイチゲの青い花をUPしたときに、スプリングエフェメラルのことを学びました…)
フタマタイチゲは、そんな儚いニリンソウとは大違い。
この花は葉がこんもりと生い茂って、そのまま夏も秋もずっと元気に過ごします。
そのうえ、大変繁殖力旺盛でありまして、数株植えてもあっという間(一応年月かかりますが…)に群生してしまう。
おかげで、わたくしはこの花にも雑草対策という重大な任務を押しつけているのでございます。
昨年に前の家から連れてきた株は、まず畑と庭の数ヶ所に植えておきました。
今年になって畑の株が広がっているので、早速花が咲く前に他の場所で任務に就いていただきます。
思惑通りに、今あちこちでこのフタマタイチゲが雑草より我先にと増殖中。
しかも可愛い花をたくさん咲かせているのだから、もう言うことありませんよね。
群生している周辺にも、小さな株が・・・
↑ ウエルカムです、小さな株たちよ…
この小さな株たちが、来年には親株となって我が家の戦力になってくれるのですね。
我が家には、『ネコの手』以上にわたくしを手助けしてくれる頼もしい花たちがいっぱい。
その花たちに感謝しながら、日々過ごしているのであります・・・
☆*゜ ゜゜*☆*゜ ゜゜*☆*゜ ゜゜*☆*゜ ゜゜*☆*゜ ゜゜*☆*゜ ゜゜*
昨日に続いて、今日のブログも白いお花です・・・