少しずつ秋めいてきて、夏の暑さにくたびれていた西洋朝顔たちもようやく元気を取り戻す季節がやってきたというのに・・・雨に濡れて花びらが痛んだり、どことなく悲しそうに咲いています。
そんな西洋朝顔たちですが、今日はちょっとした嬉しい発見があったのです。今更そんなことを…と思われるかもしれませんが、私にとっては感動の瞬間でした。
雨の合間に庭に出てブルースターの咲いている様子を見てみると、素敵な光景が目に飛び込んできました。
雨に打たれながら咲いていた前日の花がしっかりしぼみきらずにそのまま残ってピンク色に染まり、今朝開いた水色の花たちや間もなく咲こうとしている蕾と一緒に美しい色のハーモニーを奏でていたのです。
昨日と今朝の花たちの、素敵なハーモニー
ハッと目を見張るほどの、なんと美しい色合いでしょう。今までこのような咲き方は見てきているはずなのに、全く気付かなかったんでしょうか。それとも、雨や気温の状態などがちょうど良い具合になったからでしょうか。
それにしてもブルースターのあの水色の花が、しぼんでこのような美しいピンク色になっていようとは・・・
晴れた日にしぼんだ花たちはこんな美しい表情は見せてくれずに、いつのまにかポロリと落ちてしまいます。
咲いてる花も美しいけれど、しぼんだ花の色もまた美しい・・・
早速他の西洋朝顔たちも見てみると、それぞれに美しい色をしてしぼんでいました。そして、やはり素敵な競演をしています。
『ソライロアサガオ』たちの、美しい変貌・・・
《淡いピンク色に変わるブルースター》
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《濃いピンク色に変わるウエディングベル》
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《赤紫色に変わるヘブンリーブルー》
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雨の日には、他にも色々な姿や表情の花たちに出会うことができます。
花びらがちぎれてしまった、悲惨なミルキーウェイ・・・
風雨のいたずらでしょうか、こんな姿のブルースターが・・・
このように、小さな花たちがめげずに精一杯咲いている姿にも感動させられました。
憂鬱な雨の日でも、自然は素敵な出会いや感動を与えてくれるのですね。