今日は、『嬉しい花』と『しくじった花』のお話です・・・
まずは、嬉しいお花がふたつ・・・
ひとつ目は、『キクザキイチゲ(青花)』♪
昨年は花を咲かすことなく、むなしく葉が出ただけの我が家のキクザキイチゲでした。
もし今年も花が咲かなかったら、他の場所への移植を考えなければ…と思っていたのだけど・・・
今朝、落ち葉を押しのけて蕾が上がってる2株を発見!
「わぁ~い、出て来たぁ~♪」
「おやっ、こっちの株はあと2つ出てくるのかなぁ?」
どうやら今年は、キクザキイチゲの花を見ることができそう・・・
開花はもうじきです!
どんな花姿を見せてくれるのか、今からとっても楽しみ♪
ふたつ目は、『ミセバヤ』♪
昨年の秋に、「鉢植えの花を株分けしたから…」と、お向かいさんから分けていただいたミセバヤ、
無謀にもわたしは地植えにしてしまいました。
(寒い信州の冬を無事に越えることができるのか、すごく心配だったけれど…)
地植えは、やっぱり無謀だった!
強い霜が降りた日、土の塊が転がっていたので捨てようとして手に持ったら、
なんとそれは、植えたはずのあのミセバヤでした。
霜で浮き上がってしまったのですね。
そんなことが数回あったので、思い切って深目に穴を掘って埋め、
土をかぶせた上から、ギュッギュと足で強く踏み固めておいた。
「これで霜なんかに負けないぞ!」とか言いながら・・・
その後に気付いたことなのだけど、
ミセバヤは、根元に小さな芽をつくって休眠に入り、冬を越すのですよね。
踏みつけて芽を傷めちゃったかなぁ…と、内心気がかりでしかたがなかった
そのミセバヤの新芽が出てきた♪
これって、間違いなくミセバヤの新芽ですね♪
今朝はまだこれだけ、もっとたくさん出てくるといいなぁ♪
我が家のミセバヤ、地植えで初の越冬です♪
今年花を咲かせることができるのかどうかは、まだわからない・・・
花の季節はずっと先だけど、とりあえず寒さを乗り越えてくれて本当によかった!
キクザキイチゲの蕾とミセバヤの新芽、
すっごく嬉しくてそしてホッとした、ふたつのお花でした・・・
さてお次は、しくじったお花のお話ですね・・・
わたくし、やってしまいましたぁ~
何をしでかしたかと言いますと・・・
お花の名前を間違えてましたぁ~
神社に咲くあの『セリバオウレン』、実は『ウスギオウレン』だったようです・・・
(ここで断言はできませんよ、今後のこともありますからね[…)
今まで何年もずっと『セリバオウレン(芹葉黄蓮)』だと思ってブログ記事にしてきたけれど、
今日初めて、ネット上で『ウスギオウレン(薄黄黄蓮)』という花の存在を知りました。
…で、花の特徴などを見てみれば、
なんと、それは神社に咲く花と同じでした!
ウスギオウレンは、セリバオウレンの変種だそうです。
花の色は淡い黄色が多く、萼片が花弁に対し長くて、ややよじれるのが特徴だとか・・・
葉は3回3出複葉だそうだが、葉だけでは識別できないということのようです。
東京、神奈川、埼玉、長野、山梨、静岡県の、フォッサマグナ域に分布しているなどという記述もありました。
本日名前をウスギオウレンと改めて、神社に咲く花再び登場です・・・
こちらはたくさん咲いてる、淡い黄色のウスギオウレン♪
ここには数の少ない、白花のウスギオウレン♪
この辺の花になると、その名がちょっと怪しい!・・・(これはセリバオウレンか?)
セリバオウレンは白花のはずなのに、神社にはやけに淡い黄色(レモンイエロー?)の花が多いなぁ~
…なんて、毎年同じことを思っていました、わたし・・・
そのはずですね、神社の花は『薄黄オウレン』なんですもの・・・(たぶん…)
(ここでも断定はできませんが…)
神社に咲く『(旧名)セリバオウレン』のブログ記事(2010年~2013年までの4つの記事)には、
それぞれ冒頭に「名前、間違えてました…」の追記を入れておきました
(お花の名前調べに訪問される方もいらっしゃるようなので…)
お花の同定は、やっぱり難しいですねぇ~
薄っぺらな持ち合わせの知識だけで決めつけてはいけないということが、
今回のことでよ~くわかりました。
もう少しきちんと調べればよかったのですが、何年も経ってから初めて気付いたなんて、
なんとも情けない話ですね。とんだ失態で、お恥ずかしい限りです…
嬉し恥ずかしの、本日のブログでした・・・
今日は学生時代の友人が来てくれたので、
隣町にある『北アルプス展望美術館』と美味しいお蕎麦屋さん『安曇野 翁』へご案内♪
とっても良い天気で、美術館駐車場からの眺めも抜群でした。
残雪の北アルプス(蓮華岳、爺ケ岳、鹿島槍ケ岳、五竜岳)がきれい♪
正面には有明山もよく見える♪
間もなく田んぼに水が張られて、安曇野が一番美しい季節がやってきます・・・
さて、本題に入りましょう・・・
本日は文章がやたらと長いブログ記事となりますので、
お疲れになりましたら一息つけるよう、お手元にお飲物など置いて、
くつろぎながらご覧くださいね
準備はよろしいでしょうか?
それでは、
カンアオイ(寒葵)物語を始めましょう・・・
我が家の庭、キクバオウレンの咲いてる場所の狭い通路を挟んで反対側に、
レンゲショウマとキレンゲショウマが植えてあります。
このふたつは友人から頂いてとっても大切にしている花なので、
そこへの立ち入り禁止策として、通路に沿ってヤブランを小分けにして植え込みました。
昨年にはそこの小分けしたヤブランにも花が咲いて大喜びしたのだけど、
ヤブランの株の中(横?)から 『奇妙な葉』 が出現していたのです。
はてさて、
シクラメンのような葉が2枚・・・これはいったい何者?
こんな場所にシクラメンなんて植えるはずがないし、植えた覚えもない!
「まぁ、そのうちに抜いちゃえばいいや…」と、そのままにしてすっかり忘れてました
そして今年もキクバオウレンの季節がやってきて、
またまた 『変な葉っぱ』 の存在が気になってしまいました。
…で、抜く前に一応その葉を写真に撮って、ネットで調べてみることに・・・
そうしたら、
『カンアオイ(寒葵)』という植物の葉らしいことがわかった!
冬でも葉が緑色で、葉の形が徳川家の『葵の御紋』に似ていることが、
名前の由来になっているようですね。
(ここで追記です!)
徳川家の紋所のモデルは、フタバアオイという植物なのだそうです。
カンアオイは、そのフタバアオイの仲間ということなのですね・・・
(uke-enさん、ありがとうございました…)
カンアオイという植物の中には、冬に花を咲かせる種類もあるということなので、
もしやと思い、落ち葉をかき分けて葉をそっと持ち上げてみると・・・
なんとそこには、
?土の中から顔を出して、目立たない地味な色の花が咲いていた!
見たこともないような、地味な花発見!
少し角度を変えてみても、やっぱり地味な花♪
ヤブランの株の中に、こんな風に咲いてる♪
葉を持ち上げてみたら、花が4つも咲いてた♪・・・(後日確認したら、5つだった)
カンアオイの仲間(ウマノスズグサ科カンアオイ属)は、その種類がとても多いということで、
名前の同定はなかなか難しいようですね
(カンアオイとは、カントウカンアオイのことを言うのだそうです…)
もしかして、
カンアオイの仲間を画像検索して、葉と花を比較すれば容易に判明するかも・・・
ところが、葉が似てるかと思えば花の開き方や色合いが違ってたり、
逆に、花が似てるかと思えば葉が斑入りではなかったりして、
長時間かけて調べても、結局この花の名前に辿り着くことができなかった
そこで今度は、
この花はどこからやってきたのか考えてみた・・・
数年前に、岐阜県瑞浪市にある旦那さんの友人実家宅から、
ヤブランの大きな株を数株頂いてきて庭に植えた。
その中(横に?)から出てきたってことは、この花は岐阜県瑞浪市生まれだと思われる。
岐阜県に多いのは、ヒメカンアオイということらしいから、
たぶんこの花は『ヒメカンアオイ』なのでしょう・・・
(スズカカンアオイというのも、一応候補にあげてみたけれどちょっと違う感じがする…)
そこで、
ヒメカンアオイに絞って画像検索してみると・・・
葉も花も似てるような、でもちょっと違うような???
それでもとりあえず、ここではヒメカンアオイとしておきましょう!
…と、ひとりで納得♪
その前に、
某サイトで、この花の名前を調べて貰ったけれど・・・
「岐阜県にはヒメカンアオイが多いようですが、カンアオイの同定は
花筒内部の櫛状のひだの段数やひだの様子を調べないと難しいと聞いています。」
とのことでした・・・
ふと思ったことは、
花が咲いているのだから、花を切り開いて調べてみようかなぁ・・・
でも、植物学者じゃないんだから、そこまでしなくてもいいんじゃないか…と、
ヒメカンアオイでいいんじゃないか…と、思うことにした♪
(どなたか、この花の名前をご存知の方、ご一報くださいね…)
さてさて、
なにゆえこの花にここまで関心を持つのか、ここからが肝心なお話・・・
ヒメカンアオイと言えば・・・・『ギフチョウ』の食草です!
ギフチョウの名前の由来は・・・岐阜県で発見されたから『岐阜蝶』なのだそうです!
庭に咲いたこの花の産地は・・・岐阜県瑞浪市です!(…たぶん)
なんとなんと、
岐阜県から連れてきちゃったこの花は、ギフチョウに結びつく花でした・・・
(…って、無理矢理結びつけてるような気もするけれど…)
我が家の庭、この花の咲いているすぐ近くにはカタクリの花が咲きます♪
大きな株や小さな株、それなりにたくさんのカタクリの花が咲きます♪
ギフチョウの好きなお花は、カタクリの花ですね♪
カタクリのすぐ側には、ヒメカンアオイの葉もありますよ♪
…ってことで、
庭に、ギフチョウがやって来てくれたらいいのになぁ~♪
…な~んて、夢のような光景を思い描いてしまったのでした・・・
庭に飛び出して、
ヒメカンアオイの葉を見たけれど・・・穴のひとつも空いてはいなかった!
葉裏もじっくりと見たけれど・・・・・蝶の卵らしきものなんて見当たらない!
庭に飛び出すまでもなく、
こんな所にギフチョウがやってくるはずがないですね・・・
昨年はギフチョウに出会いたくて、近隣のカタクリ群生地巡りをしました。
このとき、カタクリの花にとまった1頭のギフチョウにお目にかかれて、
追いかけてもみたけれど、結局証拠写真すら撮ることはできなかった
そこで、
今年もまたリベンジです!
カタクリの花の季節になったら、今年も再びその場所へ出かけてみたいと思っている。
今度こそ、
ギフチョウの写真、一度でいいから撮ってみたいなぁ~♪
あれれれ・・・
いつの間にやら物語の主人公が、カンアオイからギフチョウに変わってしまいましたね
本日はまだ見ぬギフチョウに、いやいや見たことはあるから、
まだ撮れぬギフチョウに思いを馳せながらの、カンアオイ物語でした・・・おしまい♪
嬉しいうれしい追記で~す!
なんと、5月にギフチョウの写真が撮れました♪ ヒメギフチョウの写真も撮れました♪
小さな夢が、またひとつ叶ったのです・・・
ギフチョウ、ヒメギフチョウとの出会い記事は、《こちら》でご覧くださいませ~♪
春うらら~ の一日でした
このぽかぽか陽気に誘われたのか、
庭に『モンシロチョウ』がやってきた♪
(昨年のモンシロチョウ初見は4月18日だったから、随分早いお出ましだ…)
今年初見のキタテハやクジャクチョウなどは、『成虫で越冬』した越冬蝶。?
でも、このモンシロチョウは『蛹で越冬』して、春に羽化した新生蝶。
モンシロチョウは、春の蝶なのですね♪
羽化したばかりの、モンシロチョウ(♀)♪
(前翅の付け根が黒っぽいから、これは♀だと思う…)
前翅の先端がやわらかそうで、しなやかです。
羽化したばかりの蝶なのでしょうか・・・
…ということは、
我が家周辺に、モンシロチョウの蛹があったってことなのか?
このモンシロチョウ、とても小さな蝶に見えて、飛び方もヨタヨタと頼りなげだったから、
最初は、「モンシロチョウとは違う蝶なのか?…」と思ったけれど、
でもやっぱりモンシロチョウでした
さて、今度は越冬蝶です・・・
一昨日、ワン連れ散歩に出かけました!
林の中の道を歩いていた時に出会ったのが、『シータテハ』♪
越冬明けの、シータテハ♪
木にとまった、シータテハ♪
一人散歩だったらもう少し近づいて撮れたと思うけど、なにしろ ワン連れ ですからぁ・・・
紐を精一杯伸ばして、犬をなるべく寄せ付けないようにしながらの片手撮影です
ワンとも吠えなかったから、まぁなんとか証拠写真程度には撮れました♪
林の中から空を見上げると、
青い空に1本の白い線が描かれて、とってもきれいだった
飛行機雲♪
この日もやっぱり、春うらら~♪
昨年地植えにしちゃったから、鉢植えはシングル咲きの白花が1鉢しかなかったけれど、
先日ブログ友のmcnjさんから、たくさんの開花株を送っていただきました。
(mcnjさん、ありがとうございました…)
こ~んなにたくさんのクリスマスローズ♪
最初に3株、そして9株、また3株…と、3回も送っていただき、
今年は15株ものクリスマスローズの開花株が仲間入りしました
初めて目にする珍しい花、ほしかったピンク系の花、華やかな白のダブル、シックな黒花…と、
色も模様も花の咲き方も色々・・・素敵なクリスマスローズばかりです♪
日中は、毎日玄関先で日向ぼっこさせてます。
まだ冷え込む(氷点下になる)から、夕方には玄関の中に取り込んでます。
…なので、持ち運び時に根を傷めないよう、
適当な鉢やプランターなどに、開花株のポットを入れて移動してるってわけ!
こうしておけば、鉢の重みで多少の風でも倒れません♪
白からブラックまで、15種類のお花を見てやってくださいね・・・
このたくさんのクリスマスローズたちは、数株を鉢植えにして、
残りは地植えにしようかと思っています。
栗の木の切り株を使った花台に乗せて、日向ぼっこ♪
この切り株の根元では、地植えクリスマスローズが咲き始めています。
あの日、コンテナとバケツに守られてたクリスマスローズの花芽は今…♪
ここ(↑)に咲いてるクリスマスローズは、一番最初にmcnjさんから送っていただいた株です。
少し前まで雪の下になっていた日陰のクリスマスローズは、まだ花芽が膨らんだばかりだけど、
陽当たりの良い場所では、花がぽつぽつと咲き始めてきました。
数年前に頂いた小さな赤ちゃん苗、1年生、2年生、3年生株なども、
それぞれに地植えでどんどん成長しています。
mcnjさんのご指導で自分で受粉させて種をとり、
その種を蒔いて育てた株も随分大きくなってきました。
今年初めて花を咲かせる株には、いったいどんな花が咲くのでしょう・・・
いつになく楽しみな、『地植えクリスマスローズの季節』もやってきました♪
前ブログは、神社に咲くセリバオウレンでしたが、
本日は、庭に咲くキクバオウレンのお話です・・・
(セリバオウレンだのキクバオウレンだのと、ちょっとややこしいですね)
追記です・・・(2013年3月30日)
本日(2013年3月30日)、セリバオウレンの変種の『ウスギオウレン(薄黄黄蓮)』という花の存在を知り、花を確認したところ、どうやらこの神社に咲くセリバオウレンは、そのウスギオウレンではないかと思われます。本文中の記事やタイトル、そして他のブログ記事内の花の名前は変更せず、セリバオウレンのままにしてありますが、ご理解の程よろしくお願いいたします
我が家で春一番に咲いた『キクバオウレン(菊葉黄蓮)』が、今ちょうど花盛りを迎えています。
その中に珍しい花が見つかったので、キクバオウレン三度目のブログ登場です♪
キクバオウレンの花が、
開いてきた♪
雪が解けたあとに、
たくさんの花が咲いてます♪
さて、ここからが今日の本題です・・・
この花の中には、 雄花・雌花・両性花 が咲いていました♪
それぞれの花の違いを、じっくりと見ていただきましょう・・・
(以前にもこれらの違いを何度か載せているので、おさらいということで…)
雄しべだけの《雄花》・・・(もっとも多く見られる…)
雄しべと雌しべがある《両性花》・・・(雄花の次に多く見られる…)
雄しべがない《雌花》・・・(雌花はなかなか見つからず、珍しいようです…)
こんな珍しい花もありましたよ♪
1本の茎に雄花と両性花が咲いてる《雄花と両性花同株》・・・(これもごく珍しいそうです…)
(左に伸びて咲いてるのが雄花、上ふたつが両性花…)
(雄花の中に、両性花がひとつだけ…)
神社に咲くセリバオウレンのように、たくさんの花が群生しているというわけでもないのに、
4つの咲き方をしているキクバオウレンが見つかって、ちょっと得した気分です♪