ちょっと憂鬱な気分のこんな日は、お花の話題でホッとしましょうかね。
小さな可愛らしい花のシンビジュームが咲きました。
その名も『スウィートハート・スプリングパール』、可愛い名前ですねぇ~
ラベルが付いたままなので、こうして名前の紹介もできます(^_^)v
シンビジュームといえば一般に豪華なイメージですよね。
でもこのスプリングパールは小型のシンビジューム。豪華というよりは品の良い可愛らしい花です。
この花、今年で二年目なので我が家で花芽を出すのは初めて。只今8本の花茎が伸びています。
スプリングパールは、小輪花のシンビジュームです・・・
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こんな株なのに、8本の花茎というのはちょっと多すぎでしょうか。
蕾が膨らんで、ひとつふたつと開花してきます・・・
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ひとつの花をよく見てみると、花弁の質感といい、色合いといい、なんとも可愛らしい花です。
これが『スウィートハート・スプリングパール』の花・・・
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↑ 薄緑色の花弁にピンクのリップが愛らしくて、黄色のワンポイントがチャーミングでしょう!
お日様の光に透かしてみると、また違った雰囲気を醸し出しています。
透けてる花びらも素敵・・・
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↑ 透けた花弁は、質感が違いますねぇ~
ちょっと失礼して、後ろ姿も見てみましょうか。
あらあら、蜜がいっぱい・・・(画像をアップしてみてね!)
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↑ 蜜をちょっとなめてみると、蜂蜜みたいに甘かったぁ~
シンビジュームという花は、こんなにも蜜がたくさん出るものなのでしょうか。
他の大きな鉢のシンビジュームたちにも、水滴のような蜜がたくさん付いています。
これって株や花の状態が良い証拠なのかしら? それとも逆に何かの危険信号なのか???
よくわかりませんが、少なくてもこのスプリングパールは花も咲いて順調に育っているようなので、ひと安心です。
では、花芽が膨らんで花茎が伸びて、蕾が開く様子もご紹介しましょう。
葉の根元に出た花芽が開いて・・・
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おぉー、もうすでに蜜が付いてますねぇ・・・
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花茎がぐんぐん上に伸びてきました・・・
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膨らんだ蕾がわずかに開き始めましたよ・・・
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だいぶ開いてきましたねぇ・・・
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そして、こんなに美しく開花しました・・・
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本当に可愛い花ですねぇ~ まるで妖精たちがこちらに向かって舞い降りてきそうな感じ。
ゴージャスなシンビジュームもいいですけど、この可憐な花が私は好き。
この小型のシンビジュームは、昨年私が会社を退職したその日に、旦那さまが玄関に飾っておいてくれた鉢花のひとつです。
既に大きな鉢のシンビジュームが二鉢もあるので、小型の可愛らしい花を選んだそうですが・・・
もう一鉢の小型シンビジューム『ウッドニンフ』は、只今せっせと蕾を膨らませている最中です。
残りの二鉢はミニカトレアの可愛い花たち。でも、こちらは二鉢とも枯れてしまいました。
ウッドニンフ・・・『樹の妖精』ですよねぇ~
こんな素敵な名前で呼ばれているシンビジュームは、どんな花が咲くのか気になることでしょうが・・・
『ウッドニンフ』の花披露には、いま暫くのお時間をくださいませ。
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今日のおまけは、心に残ったちょっと嬉しいお話です。
『お疲れ様でした…』の気持ちを、嬉しい形でいただいたことがありますか?
「お気持ちだけで嬉しいです…」って、いつも言っていましたが、やっぱり気持ちを形にして貰うってことは本当に嬉しいものですねぇ~
毎年誕生日といえば、娘がケーキを焼いて祝ってくれることと、会社のボスがお花などのプレゼントとお茶の時間にケーキを用意してくれることくらいで、旦那さまからの誕生日の贈り物などは頂いたことが記憶にないわたくしでした。
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なにやら箱を抱えて会社から帰宅。まさかぁ、それ私に???
でも、そのまさかでした!
黙って差し出された箱を開けてみると、なにやら陶器の人形がひとつ。
それは『リヤドロ』というスペインの陶器人形で、かなり高価なものらしい・・・
そんな名前、聞いたこともないし見たこともない!
どうやらそれは、
「今までお疲れ様でした。娘も無事嫁がせることができて、色々ありがとう!」
…という『お疲れ様でした…』の気持ちらしいですね。(未だに言葉では言ってませんが・・・)
なぜかその年から私の誕生日になると、毎年当たり前のようにリヤドロの陶器人形がひとつずつ増えています。
記念すべき最初のリヤドロは、『お花のプレゼント』。それほど大きなものではないけれど、品があって美しいリヤドロです。
気品に満ちたその表情、そして優美なドレープを描くドレス、花篭の中の細やかな花の美しさ・・・
ため息がでるほどの美しい陶器人形にすっかり惚れ込んでしまい、その日からリヤドロファンになってしまいました。
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私が『リヤドロ』をこよなく愛していることを知った会社のボスと、私の後任のお嬢さん(今では娘その2と呼んでます)ふたりが企んで、私への退職祝いにとこっそり素敵なリヤドロを用意してくれていたのです。それも『夏のセレナーデ』と呼ばれるとても高価なリヤドロ。
少し前に娘その2が、私の憧れているリヤドロをさりげなくリサーチしていたようで・・・
そんなこととも知らない私は、「今私が欲しいのは『春の輝き』か『夏のセレナーデ』、高くて絶対に買えないけど…」みたいなことを平気で答えてしまっていたのです。
その憧れの『夏のセレナーデ』を、退職の日に手渡されて・・・もうビックリするやら嬉しいやら。
涙が出るほど幸せな、『お疲れ様でした…』の気持ちでした。
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玄関にはシンビジュームやカトレアなどたくさんの綺麗な鉢花が並んで、私の帰りを待っていました。もちろん、旦那さまがその日に用意してくれたもの。今日紹介したスプリングパールもそのひとつです。
夕食には贅沢な魚介類がどっさり入った『パエリア』が美味しそうにでき上がっていました。そして、オーブンからは、なんと大きな『鯛の塩釜焼き』まで出てきました。
トンカチで叩いて割ったら、中からふわふわの鯛が出てきて美味しかったです。
(旦那さまの退職した日に私が用意したものは、ささやかにバラの花束ひとつだったのに・・・)
それは、生涯忘れることのできない『お疲れ様でした…』の気持ちでした。
思っているだけでは伝わらないこともあります。
ありがとう! お疲れ様でした!
こんな気持ちを、たまには形にして届けることもいいかもしれませんね。
ちょっと待って!!! ちょっと待ってくださいね!
ブログ記事を書き終わろうとして、今ハッと気付いたのですが・・・
そういえば、私が退職した日は昨年の1月31日。ちょうど一年前の今日ですよ。
あらやだわぁ~、なんということでしょう・・・
偶然とはいえ、その日に旦那さまから頂いたシンビジュームの花を今こうしてUPしようとしていることや、『今日のおまけ』のコーナーに退職した日のできごとを長々と綴ってきたこと。
こんなことってあるのかしら・・・ちょっと不思議です。信じられないくらいです。
きっと一年前の『お疲れ様でした…』のたくさんの気持ちが、私にとってこの上なく幸せだったのでしょうね。
神様が、「そのことに感謝しなさい!」って、今日のブログを書かせたのかもしれません。
最後の仕事を終えてすごく寂しい一日になったであろう一年前の今日。それを嬉しい日に変えてくれた『お疲れ様でした…』のみんなの気持ち。
1月31日は、私にとって『感謝の日』となりました・・・