ピンク色が美しい『コルチカム』が、二種類咲いています。
ひとつは淡いピンク色で花びらが細く、優しい感じで咲くコルチカム。
もうひとつは色が少し濃いピンクで、花も大きくてちょっとゴージャスな感じで咲くコルチカム。
原種と改良された園芸種の違いなのでしょうか。ちょっとわかりませんが・・・
コルチカムは、土も水もなくても咲く不思議なお花。大きな球根を、お皿などにのせて玄関や食卓に飾っておくと花が咲きます。
初めて我が家でこの不思議な花が咲いたのは、二十五年ほど前のことです。ユニークな咲き方が楽しそうだったので、お花屋さんで球根を買ってきました。その球根をアルミホイルで包んで玄関にそのまま転がしておいたところ、やがて蕾が顔を出して可愛いピンク色の花が咲きだしたのです。花後はその球根を庭に植えて、翌年からは庭で花を楽しむことにしました。それが今でも咲き続けている、優しい感じで咲く方のコルチカムです。
室内で咲かせて楽しむのもよいのですが、日光が当たらないので花色が薄くなってしまうし、花茎も細長くなり見た目も貧弱そう。やはり、土の中で育ってお日様の光をいっぱい浴びながら咲いてるほうが、コルチカムも幸せそうですね。
では、『優しく咲く淡いピンク色のコルチカム』と、『大きな花でゴージャスに咲くコルチカム』の二種類をご紹介します。
《優しく咲く淡いピンク色のコルチカム》
二十五年も前から、けなげにもずっと咲き続けてくれています・・・
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きゃしゃな花だけど、1個の球根からたくさんの花が咲くので賑やかです・・・
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雨にあたると茎が折れてしまうのは、ちょっと悲しい・・・
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新天地では、土手の斜面に植えてみました・・・
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土手には、こんな花たちと一緒に植えてあります・・・
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土手の一番上には、お気に入りのジャーマンアイリス(花の種類は全部違う)たち。その下には母の毎日草(オキザリス)を植えて、その下に白いイベリスで、その下にはピンクのナデシコ。そして、再び毎日草が植えてあり、見えないけどその下にはイベリスの大株がどっさり。さらに一番下には雑草対策としてシャガとドイツ鈴蘭も植えました。
最初に、根を張っていた土手の草を全て抜くのがすごく大変だったけれど、来年ここに咲く花たちの姿をイメージしながらなんとか頑張りました。
春のイベリスから秋のコルチカムまで、ずっと花が楽しめる土手になるといいのですが・・・
土手の上に見えているコンクリートは新しい我が家となる家の基礎です。
現在住んでいる所の花たちも、花の時期を見ながらそのほとんどを引っ越ししましたが、今はこのような土手などを利用して植えている花たちも少なくないのです。平らな場所に植えた花たちも今はまだ仮植え状態。花たちには可哀想なのですが、新天地の庭が落ち着くまでしばらくは我慢してもらうしかなさそうです。ただ、引っ越した花たちがみんな無事根付いてくれて元気でいることがとっても嬉しい・・・
特に移植した毎日草(オキザリス)も、涼しくなってきたこの時期に再び元気よく花を咲かせている株がたくさんあります。
余談はさておき、次は・・・
《大きな花でゴージャスに咲くコルチカム》
こちらは新参者、花が大きくて色合いも美しい・・・
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花の咲き方は、サフランのようですね・・・
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花が開くと、ピンクから白へのグラデーションが素敵・・・
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さすがにゴージャスですねぇ・・・
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こちらは通路の仕切りとして植えてみました・・・
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このコルチカムは、花が終わって初冬になると濃い緑色をした太い葉が出てきます。その葉は冬から春の間ずっと緑色の葉を保ち、夏前になると葉が枯れてコルチカムは休眠期に入ります。そして、秋になると静かに目覚めて細長い白い蕾が突然土から顔を出すのです。その蕾が首を長く伸ばしながら徐々にピンク色に変わり、やがてこの美しい花を咲かせます。
ある年、球根の植え場所を移動したときのこと・・・
球根を植えた場所をすっかり忘れてしまい、コルチカムの花の存在すら忘れていたことがありました。大きな葉は出ていたのでしょうが、他の花たちに埋もれていたため全く気付くこともできずにいました。そんな秋のある日、突然庭の一角がピンク色に染まって、コルチカムが自ら「ここにいるよー」って教えてくれたのです。
地面から突然顔を出すピンク色のコルチカムは、私のようにみんなからも忘れられているお花かもしれませんが、花の少ないこの時期にはとっても貴重な花です。
コルチカムの球根を植えたときには、なにか目印でも付けておきましょう。「この葉っぱ、なんだったかしら? いつまでたっても花が咲かないから抜いちゃいましょう」な~んてことにもならないように・・・
今日も、お・ま・け
ピンク色のコルチカムには、可愛い(?)お客さんたちが遊びに来ていました。
ヒョウモンチョウでしょうか・・・
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前翅の先に白い三角形の斑紋があるので、どうやらクモガタヒョウモンの雌のようですね。
コルチカムの花は、お気に召したかしら・・・
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おやおや、疲れちゃったのかなぁ・・・
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こちらのメタボなカエルさんも、一休みですかぁ・・・
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この頃、花たちのところに遊びに来る蝶にも興味を持つようになってきました。
フェンネルやヘブンリーブルーに来た『キアゲハ』、フロックスのところには『ミヤマカラスアゲハ』が、そして今日はコルチカムに『クモガタヒョウモン』がやってきました。これらの蝶たちの美しさにも心惹かれます。
前から考えていたことなのですが・・・
庭や土手などに色々なお花を植えて、いつの日かたくさんの蝶たちが飛び交う自然の楽園みたいなものができたらいいなぁ。そして、そこに『アサギマダラ』も呼びたい。
アサギマダラとは、数千キロを旅をする渡り蝶です。そのアサギマダラを庭に呼びたいのです。
アサギマダラは、秋の七草のひとつでもある『フジバカマ』というお花が大好きのようです。この花をたくさん咲かせれば、アサギマダラを呼ぶことができるかもしれません。
あいにく、我が家にはフジバカマの花は植えてありません。ご近所の花友達の庭でも、この花は見かけませんでした。そこで早速、今日フジバカマを1ポット買ってきました。明日はこのフジバカマを新天地に植える予定です。来年の秋にはフジバカマが満開になって、やがて数年後にはこの花の回りをアサギマダラが舞う日が来るでしょうか・・・
ネジ花だって、あんなにたくさん自生している自然豊かな新天地です。アサギマダラも夢ではないかもしれませんね。
またひとつ楽しみが増えました。
ひとつは淡いピンク色で花びらが細く、優しい感じで咲くコルチカム。
もうひとつは色が少し濃いピンクで、花も大きくてちょっとゴージャスな感じで咲くコルチカム。
原種と改良された園芸種の違いなのでしょうか。ちょっとわかりませんが・・・
コルチカムは、土も水もなくても咲く不思議なお花。大きな球根を、お皿などにのせて玄関や食卓に飾っておくと花が咲きます。
初めて我が家でこの不思議な花が咲いたのは、二十五年ほど前のことです。ユニークな咲き方が楽しそうだったので、お花屋さんで球根を買ってきました。その球根をアルミホイルで包んで玄関にそのまま転がしておいたところ、やがて蕾が顔を出して可愛いピンク色の花が咲きだしたのです。花後はその球根を庭に植えて、翌年からは庭で花を楽しむことにしました。それが今でも咲き続けている、優しい感じで咲く方のコルチカムです。
室内で咲かせて楽しむのもよいのですが、日光が当たらないので花色が薄くなってしまうし、花茎も細長くなり見た目も貧弱そう。やはり、土の中で育ってお日様の光をいっぱい浴びながら咲いてるほうが、コルチカムも幸せそうですね。
では、『優しく咲く淡いピンク色のコルチカム』と、『大きな花でゴージャスに咲くコルチカム』の二種類をご紹介します。
《優しく咲く淡いピンク色のコルチカム》
二十五年も前から、けなげにもずっと咲き続けてくれています・・・
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きゃしゃな花だけど、1個の球根からたくさんの花が咲くので賑やかです・・・
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雨にあたると茎が折れてしまうのは、ちょっと悲しい・・・
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新天地では、土手の斜面に植えてみました・・・
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土手には、こんな花たちと一緒に植えてあります・・・
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土手の一番上には、お気に入りのジャーマンアイリス(花の種類は全部違う)たち。その下には母の毎日草(オキザリス)を植えて、その下に白いイベリスで、その下にはピンクのナデシコ。そして、再び毎日草が植えてあり、見えないけどその下にはイベリスの大株がどっさり。さらに一番下には雑草対策としてシャガとドイツ鈴蘭も植えました。
最初に、根を張っていた土手の草を全て抜くのがすごく大変だったけれど、来年ここに咲く花たちの姿をイメージしながらなんとか頑張りました。
春のイベリスから秋のコルチカムまで、ずっと花が楽しめる土手になるといいのですが・・・
土手の上に見えているコンクリートは新しい我が家となる家の基礎です。
現在住んでいる所の花たちも、花の時期を見ながらそのほとんどを引っ越ししましたが、今はこのような土手などを利用して植えている花たちも少なくないのです。平らな場所に植えた花たちも今はまだ仮植え状態。花たちには可哀想なのですが、新天地の庭が落ち着くまでしばらくは我慢してもらうしかなさそうです。ただ、引っ越した花たちがみんな無事根付いてくれて元気でいることがとっても嬉しい・・・
特に移植した毎日草(オキザリス)も、涼しくなってきたこの時期に再び元気よく花を咲かせている株がたくさんあります。
余談はさておき、次は・・・
《大きな花でゴージャスに咲くコルチカム》
こちらは新参者、花が大きくて色合いも美しい・・・
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花の咲き方は、サフランのようですね・・・
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花が開くと、ピンクから白へのグラデーションが素敵・・・
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さすがにゴージャスですねぇ・・・
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こちらは通路の仕切りとして植えてみました・・・
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このコルチカムは、花が終わって初冬になると濃い緑色をした太い葉が出てきます。その葉は冬から春の間ずっと緑色の葉を保ち、夏前になると葉が枯れてコルチカムは休眠期に入ります。そして、秋になると静かに目覚めて細長い白い蕾が突然土から顔を出すのです。その蕾が首を長く伸ばしながら徐々にピンク色に変わり、やがてこの美しい花を咲かせます。
ある年、球根の植え場所を移動したときのこと・・・
球根を植えた場所をすっかり忘れてしまい、コルチカムの花の存在すら忘れていたことがありました。大きな葉は出ていたのでしょうが、他の花たちに埋もれていたため全く気付くこともできずにいました。そんな秋のある日、突然庭の一角がピンク色に染まって、コルチカムが自ら「ここにいるよー」って教えてくれたのです。
地面から突然顔を出すピンク色のコルチカムは、私のようにみんなからも忘れられているお花かもしれませんが、花の少ないこの時期にはとっても貴重な花です。
コルチカムの球根を植えたときには、なにか目印でも付けておきましょう。「この葉っぱ、なんだったかしら? いつまでたっても花が咲かないから抜いちゃいましょう」な~んてことにもならないように・・・
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ピンク色のコルチカムには、可愛い(?)お客さんたちが遊びに来ていました。
ヒョウモンチョウでしょうか・・・
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前翅の先に白い三角形の斑紋があるので、どうやらクモガタヒョウモンの雌のようですね。
コルチカムの花は、お気に召したかしら・・・
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おやおや、疲れちゃったのかなぁ・・・
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こちらのメタボなカエルさんも、一休みですかぁ・・・
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この頃、花たちのところに遊びに来る蝶にも興味を持つようになってきました。
フェンネルやヘブンリーブルーに来た『キアゲハ』、フロックスのところには『ミヤマカラスアゲハ』が、そして今日はコルチカムに『クモガタヒョウモン』がやってきました。これらの蝶たちの美しさにも心惹かれます。
前から考えていたことなのですが・・・
庭や土手などに色々なお花を植えて、いつの日かたくさんの蝶たちが飛び交う自然の楽園みたいなものができたらいいなぁ。そして、そこに『アサギマダラ』も呼びたい。
アサギマダラとは、数千キロを旅をする渡り蝶です。そのアサギマダラを庭に呼びたいのです。
アサギマダラは、秋の七草のひとつでもある『フジバカマ』というお花が大好きのようです。この花をたくさん咲かせれば、アサギマダラを呼ぶことができるかもしれません。
あいにく、我が家にはフジバカマの花は植えてありません。ご近所の花友達の庭でも、この花は見かけませんでした。そこで早速、今日フジバカマを1ポット買ってきました。明日はこのフジバカマを新天地に植える予定です。来年の秋にはフジバカマが満開になって、やがて数年後にはこの花の回りをアサギマダラが舞う日が来るでしょうか・・・
ネジ花だって、あんなにたくさん自生している自然豊かな新天地です。アサギマダラも夢ではないかもしれませんね。
またひとつ楽しみが増えました。