今年の春は何かと気ぜわしい日々が続いて、
せっかく咲いた山野草たちをじっくりと撮影できなかったので、
本日登場する花の種類は、例年に比べると少な目です。
(一番いい時期に撮影できない花も多く、写真もイマイチですが…)
でも、今年は日本桜草の新しい品種が仲間入りしたり、
キクザキイチゲが数年振りに咲いたり…と、嬉しい出来事もありました。
(このふたつの花はすでにブログ登場済みなので、こちらをご覧くださいね…)
それでは毎年恒例、庭に咲いた春の山野草をご覧いただきましょう・・・
《カタクリ(片栗)》・・・(4月11日)
遠く離れた場所で咲いてる花も増えてきた♪
(これもアリさんのおかげです…)
《イワウチワ(岩団扇)》・・・(4月12日)
(ここ数年はモグラ被害に遭わないから、花がたくさん咲く…)
《ショウジョウバカマ(猩々袴)》・・・(4月12日)
離れた場所2箇所に、新しい株発見~♪
(ショウジョウバカマも種が飛んで増えるんだね…)
《イワヤツデ(岩八手)》・・・(4月20日、30日)
(名前の通りに、葉はヤツデに似てます…)
《バイモ(貝母)》・・・(4月20日)
(なかなか花数が増えな~い、なぜ?…)
《シュンラン(春蘭)》・・・(4月21日)
(今年は大株にも花がたくさん咲いたのに、写真はこの一枚だけ…)
《ツバメオモト(燕万年青)》・・・(4月28日)
(花は2本咲いたのに、一番良い時期に撮影できなかった…)
《ニリンソウ(二輪草)》・・・(4月30日)
1株に三輪咲いても二輪草~♪
(こっちもあっちも花は3つ…)
《シコクカッコソウ(四国鞨鼓草)》・・・(5月2日)
(頂いてきてからもう7年、なのに全く増えずに2株のまま…)
《イワカラクサ(岩唐草)》・・・(5月10日)
(冬の寒さのせいなのか、今年はずいぶん枯れちゃった…)
《マイヅルソウ(舞鶴草)》・・・(5月14日)
毎年少しずつ株分けして、通路脇にもいっぱい増えた♪
(花の盛りに撮影できず、ちょっと残念…)
《シャガ(著莪)》・・・(5月14日)
(この場所ではドクダミや雑草と競って咲いてます…)
《エビネ(海老根)》・・・(5月15日)
今年は1株だけ白花が咲いた♪
(手前が普通のエビネで、後方が白花のエビネ…)
こちらが白花のエビネ♪
(白花が咲いたのは初めてだけど、なんで突然白花?)
《ツボサンゴ(壺珊瑚)》・・・(5月25日)
(株が増えて、すっごく嬉しい~)
さて、最後に登場させた真っ赤なツボサンゴですが・・・
実はこの花、数年前に原村の友人宅のご近所さんちで、
道路沿いに真っ赤な花が一列に咲いている光景を目にし、
我が家でも中庭の通路沿いに咲かせたいなぁ…と思いました。
義兄から頂いて大株に育っていたツボサンゴを、小さく小さく株分けして、
通路の片側にポツンポツンと間隔を空けて、いっぱい植えました。
数年後の「真っ赤なツボサンゴ街道」を夢見て…
ところが、ところがですよ!
その年に娘のお舅さんが、わたしの草取り苦労を減らそうと、
通路に除草剤を散布してくれたのです・・・
もうお分かりですね!
ハイ、株分けして植え付けたツボサンゴは見事に枯れました。
(もう片側には宿根アマを同じように植えたけど、当然それも同じ運命に…)
そのことを知った友人が、ツボサンゴの大株を数株届けてくださって、
ようやく夢が叶い、今年は「真っ赤な花咲くツボサンゴ街道」らしくなりました。
(すーちゃん、いつもありがとね~)
ツボサンゴ街道とは少々大袈裟だけど…♪
(これから徐々に株が大きくなって、赤い花が列をなして咲く予定…)
「ツボサンゴ街道」と言っても、中庭の狭い通路沿いに少し咲くだけですけどね。
それでも真っ赤な花が遠くからでも目立つのでしょうか、
裏のおじちゃんが気になったようで、「この花はなんて言うの?」…と聞きにきました。
…で、人の良い(?)わたしは(泣く泣く)株を間引いて、おじちゃんにお裾分け・・・
その後、株を抜いた場所に再び小分けにした株を植えて、ようやく今日に至りました。
ツボサンゴは花の時期が長く、いつまでも真っ赤な花を楽しめるから嬉しいです。
他にもタイムなど蔓延る花を、庭のあちこちで縁取りに植えているのですが、
お気に入りは『ギンパイソウ(銀盃草)』と『チシマタンポポ(千島蒲公英)』です。
真っ白なギンパイソウ と 真っ黄色のチシマタンポポ♪
この2種はランナーで増え、土もあまり選ばず、花数も多く、
雑草対策にも貢献してくれて、とってもありがた~い花たちです。
(これは山野草の部類ではないと思うけれど、飛び入り参加です…)
今日は、山野草と思われる花をまとめてみました。
「春の山野草」と題したからには、5月中にアップしたかったので、
なんとか間に合ってよかった・・・