体長1cmほどの小さな春の妖精です♪
カタクリの花の上で、日向ぼっこしてるコツバメ・・・
初っ端から、後姿の登場で失礼いたしました!
カタクリの花とコツバメ、このツーショットが気に入ったものですから、
トップ画像に採用しました
小さなコツバメは、こうして太陽に垂直になるように翅を傾けてひと休みします。
これは、春の陽を十分に受けるために太陽に向けて体を倒しているのですね。
この小さな蝶、色的には少々地味な色合いですけど、よ~く見ると味わい深い色をしてるでしょう。
(とまった時には翅を開かない蝶なので、裏翅しかお目にかけることはできませんが…)
昨年コツバメが庭にきてくれたのは、5月中旬。
庭に色んなお花が咲き葉も伸びて、庭の緑が多くなった頃に出現したのだけれど、
今年は、20日ほど早いお出ましです。
昨日は朝から、もの凄い強風が吹き荒れていたのですが、そんな風にはお構いなしで・・・
(特急あずさが強風のため、運転を見合わせるほどに…)
前日友人宅から、珍しい種類の水仙やら濃いピンクの日本桜草をどっさり頂いてきたので、
雨が降ってくる前に…と思いまして・・・
昨日は強風の中だったけど、庭でひとり頂いてきた花たちの植え付け作業です。
枯れ葉が舞い上がったり、杉の枝が落ちてきたり・・・
その度に「蝶かもしれない…」と、ついつい舞い散る枯れ葉を目で追ってしまいます。
そのうちに、何やら小さな茶色の物体が飛んできて黄色い水仙の花にとまりました。
なんと、スプリング・エフェメラルの『コツバメ』です!
枯れ葉があちこちに舞い上がっている中、同じ枯れ葉色の小さな蝶。
こんな蝶に気付いたわたしって、ちょっとすごいかも・・・な~んてね
強風が吹き荒れているのに、こんなに小さな蝶がなぜ現れたの?…と不思議に思ったけれど、
しばし植え付け作業の手を止めて、コツバメさんの追跡です。
まずは、黄色い水仙の花にとまったコツバメです。
なんといっても強風の吹く中ですから、水仙の花も大揺れにゆらゆらと揺れてまして、
ピントを合わせて撮るなどということは至難の業。
ゆさゆさ揺れる花びらの上で・・・
やっぱりピンボケ・・・数枚撮ったけど、これなんかまだましな方だわぁ
少々ぼけてはいるけれど、『黄色い花びらにとまるコツバメ…』ということで・・・
その後、花の付け根あたりまで移動してくれました。
ここだったら、少しは揺れが少ないよね
今がチャンス!
花の付け根でひと休み・・・
この花は、庭に咲く普通の黄色いラッパ水仙です。
水仙の花と比べると、コツバメがどれほど小さな蝶かおわかりいただけるかと思いますが・・・
水仙に飽きると、今度はカタクリの花にやってきました。
花と蝶の、スプリング・エフェメラル同士。なんて素敵なカップリングでしょうね。
(カタクリの花がもう少しきれいな状態だったら、もっと素敵だったのに…)
カタクリの花にとまった、コツバメ・・・
すぐに他の花へと飛び移ります。
今度は、花の裏側にとまりました。
葉の裏側で日向ぼっこ・・・
こちらの花では、吸蜜ですか?・・・
すぐ後には、まだきれいに咲いてるカタクリの花もあるというのに、
なにもこの枯れかけた花を選ばなくたっていいと思うんだけど・・・
カタクリの花の次は、横にあるオモトの葉に移動です。
オモトの葉は強風に揺れることもないので、コツバメさんもご機嫌そう♪
そして、揺れないところにとまった被写体に、わたしもご機嫌♪
オモトの葉にとまったコツバメ・・・
(ようやくコツバメらしい姿を撮ることができたから、大きな画像を貼り付けて…)
春生まれのこの妖精さん、もう後翅がちぎれてますねぇ~
小さな蝶なので、ちょっと痛々しい・・・
なんとまぁ、毛深い蝶だこと。
早春にだけ現れる蝶は、寒さ対策としてたくさんの毛に覆われているのでしょうね。
オモトで気持ち良さそうに、日向ぼっこ・・・
ほらね、やっぱり体を傾けているでしょ。
小さな蝶の、これが翅休めのポーズということですね。
コツバメは、とまっているときは決して翅を開かない蝶なのです。
…なので、翅を閉じた姿しかお見せできませんでした。
この後も、あっちこっち庭を飛び廻っていましたが、いい加減わたしも作業の続きをしなくてはいけません。
…とうことで、今日の追跡はここまで・・・
スジグロシロチョウも、小さな花の根元でひと休み・・・
土手ではモンキチョウも吸蜜してる・・・
モンキチョウは今春になって初見なので、こんな写真だけど一応記録写真ということで…
強風が吹き荒れる中でも、蝶たちは活動するものなのですねぇ~
ちょっと驚きました。
蝶のスプリング・エフェメラルも現れて、いよいよこちらも春本番ということでしょうか