まだ2月だというのに、庭にはもう春の花が咲いてます。
昨日の最低気温は-9.8℃とかなり冷え込んだのですが、
驚くことに日中は気温が6.4℃まで上がって、3月中旬並の気温だったとか・・・
そんな春の陽気に誘われて、つい花も咲いてしまったのでしょうか。
寒い寒いと言っていても、やっぱり春へ向かってはいるのですね。
そして、今日は雪ではなくて雨が降っています・・・
黄色い花を咲かせた、フクジュソウ♪
この花、よく見ればもう花粉をいっぱい落としているから、
きっと数日前には開花していたのでしょうね。
(まっ黄色の花を見せたのは昨日ですが…)
昨年の開花は3月3日でしたから、半月ほど早かった・・・
スノードロップも、ひとつだけ花が咲いた♪
数日前から真っ白な蕾は見せていたけれど、昨日ようやく花が開いてきました。
昨年の秋に日当たりの良いこの場所(玄関先)へと移植して、
今年の花は諦めていたのに、こうして花を咲かせてくれて良かったぁ~
スノードロップがこんなに早く花が咲いたのは初めてです。
フクジュソウもスノードロップも、日当たりの良い場所へ移植したってこともあるけれど、
半月も早く花が咲くのは、やっぱり暖冬で雪が少なかったということでしょうね。
クリスマスローズも、それぞれに春を感じさせてくれてます。
まずは、鉢植えクリスマスローズの様子です・・・
鉢植えクリスマスローズの花が咲いてきて、玄関先を彩ってます。
下段では「白ダブル」が満開、上段の「紫系セミダブル」もようやく開花~♪
紫系セミダブルはこんな花が咲いている♪
(花の中心にも小さな花がいっぱい咲いて、セミダブルは可愛い花…)
ここでちょっとお勉強・・・
クリスマスローズの花の咲き方には、
ダブル(八重咲き)、セミダブル(半八重・アネモネ咲き)、シングル(一重咲き)があります。
昨年庭に咲いたお花を並べて、その違いを見てみましょう・・・
上からダブル、セミダブル、シングル♪
一番わかりにくいのがセミダブルですね。 では、セミダブルとは・・・
花の中心にあるネクタリーと呼ばれる部分が、シングルの場合は開口部は閉じている。
セミダブルのネクタリーは開いていて、シングルの三倍程度の大きさである。
シングルのネクタリーはそのまま残るけれど、セミダブルのネクタリーはやがて落ちる。
…ということのようです。
(ネクタリーは『蜜腺』とも呼ばれるもので、雄しべの根元にある小さな花弁のようなもの…)
セミダブルの花の中心で咲いてる小さな花のようなものは、口を開けた蜜腺だったのですね。
セミダブルの蜜腺は、ダブル咲きのような「元の花弁」に戻ろうと精一杯頑張って、
大きくなろうとするのですが、でも花弁にはなれず小さなお花のままで、
やがてはポロポロと落ちてしまう・・・これが「SW(セミダブル)の悲劇」なのですね。
(これは学術的なお話ではなくて、想像の世界ですので悪しからず…)
でもわたしは、華やかなダブルよりも愛らしく咲くセミダブルが好き〜
さて、話を今咲いているお花に戻しまして・・・
こちら、花びらの縁取りが可愛い「糸ピコセミダブル」です♪
(糸のように細く縁取られているピコティーなので、これは糸ピコ…)
ブラックダブルは、2本目の花茎が上がってきて開花♪
(左は最初に咲いた花、もう種ができ始めている…)
こちらの小さな鉢植えは、まもなく「初花」が開きます♪
この株は、上(↑)の「糸ピコセミダブル」の種から育ててきたけれど、
蕾の先端を見ても色は見えず、これは糸ピコにはなりそうもありませんね。
花が開いても、セミダブル咲きにはなってなくてシングルかもしれない・・・
クリスマスローズは種を採取して育てても、親と同じ花を咲かせるとは限らない!
まぁそこが面白く、また種から育てる楽しいところでもあるのですが・・・
次に、発芽苗の様子です・・・
今年のお正月にかけて発芽してきた双葉の中心に、本葉が出てきました。
やっぱり今年は成長が早い!
もう本葉が出てきた赤ちゃん苗♪
3月末頃になったら、1ポットに1本ずつ植え替える「ポット上げ」をします。
植え替え後の姿は、こ~んな感じになる予定♪
これ(↑)は数年前の写真ですが、こうして春にポット上げした苗を、
秋になったら、またひとまわり大きなポットに植え替えて冬を越させます。
(たぶん半分くらいは、秋に植え替えしないで地植えにしちゃうかも…)
最後は、地植えクリスマスローズの様子です・・・
家の日陰になっている、出窓下のクリスマスローズのミニガーデンは、
まだ雪が積もったままで、雪景色となっています。
こちらはクリスマスローズのミニガーデン♪
写真で見る奥の方の株は雪が解け始めて、クリスマスローズの葉が見えてるけれど、
手前半分は、まだ雪の下に埋もれていてクリスマスローズは全く見えません・・・
(一番手前は通路横に植えられている株なので、いつも姿を見せている…)
ぶどう棚の横に植えてある地植えクリスマスローズの1株は、
昨年の晩秋から花芽を膨らませて、やがて花が咲いてしまいました。
(そんな気の早い株が、毎年ひとつふたつは出てきます…)
この株も雪が解けると、真冬の今でも可愛らしい花を咲かせています。
日が当たって嬉しそうに咲いている、地植えのクリスマスローズ♪
(わたしが雪をどけたわけではなく、こんな風に自然と雪が解ける…)
本日登場の写真、クリスマスローズのブラックダブルと初花は本日の撮影ですが、
それ以外のお花は全て、天気が良かった昨日撮影したものです・・・
まだまだこれからも冷え込む信州です。3月になってもドカ雪の心配もあります。
今花を咲かせている小さな花も、地植えで開花しているクリスマスローズも、
厳しい寒さや積雪という試練を何度も乗り越えながら、本当の春を待つのです・・・