突然ですが、わたくし無謀にもクリスマスローズの交配を試みることにしましたぁ~
まぁ、そのことについては後述するとして、
まずはきれいなクリスマスローズをご覧いただきましょう・・・
先日、またまたブログ友のmcnjさんから素敵なクリスマスローズが届きました。
(今年三度目、mcnjさん本当にありがとうございます?…)
今回も段ボール箱に開花株ばかり 7株 も詰め込まれて、ど~んと送られてきました。
(届いたのは20日でしたが、今頃のお披露目ですみません
…)
今回届いたクリスマスローズです♪
どれもみな素敵なお花でしょう。
あれっ、7株じゃなかったの?・・・そうです、もうひと株あるんですよ!
じゃあ、3つずつ並べたから余っちゃったの?・・・いえいえ、そうではないのですよ!
最後のひとつは、わたしにとって『お宝花』なので、別枠でご覧いただこうと思いましてね
前々回に送って頂いたブラックのダブル咲きも、もちろん『超お宝』なのですが、
今回のお宝花は、ブラックのシングル。こんなにも『限りなく黒に近いブラック』は初めて~♪
それでは、正真正銘の『ブラックシングル』の登場で~す♪
右を向いても黒、左を向いても黒、後ろから見ても黒・・・
陽の当り具合を変えて撮影しても、花色が透けません! マットな黒の質感がステキ~?
(mcnjさんのブログでは時々拝見してたけど、実際にこの目で見てその色にビックリ!…)
クリスマスローズに、真っ黒の花というのは存在しないのだそうです。
紫色の濃い色で、黒っぽい花をブラック系と呼ぶのだとか・・・
そして、この花のように限りなく黒に近い花を『ブラック』と呼ぶのでしょうね。
たくさんのクリスマスローズが仲間入りして、玄関先が賑やかになりました♪
これは玄関に向かって右側。左側には、我が家で開花した鉢植えクリスマスローズと、
前回と前々回に送っていただいたクリスマスローズたちが並んでいます。
地植えのクリスマスローズの蕾も次々と膨らんできて、
ようやく一番花が咲きました~
地植えのクリスマスローズ、一番花です♪
昨年、こんな花は咲いてなかったような???
たぶん、今年初めて花を咲かせた株なのでしょうね・・・
二番手に咲く花はどんな花なのか、これからしばらくは庭の見回りが続きそうです
それでは、クリスマスローズの交配のお話に入ります・・・
数年前に初めてクリスマスローズの開花を数鉢頂きまして、
その時にも一度交配をしたことがあるのです。
こっちの花と、あっちの違う色の花とをこすり合わせて受粉させ、
種を実らせて採取し、蒔いて発芽まで成功しました♪
ところがですね、たくさんの小さな苗を全部地植えにしちゃったものだから、
冬になって、交配した種を書いたネームプレートがどこかへ行っちゃうわ、
小さな苗が、強い霜が来る度に地面に転がってるわ…で、
結局、交配して育った株がどれがどれだかさっぱり分からなくなってしまいました
それ以来、わたしの手による交配はやめて、
クリスマスローズ自身によるセルフ受粉と、昆虫による受粉で実った種を採取して、
種蒔きして苗を育てています。(mcnjさんから送られてきた希少種の種も一緒に…)
今年送っていただいた素敵な花々を眺めていたら、
『あの花』と『この花』を掛け合わせたら、『どんな花』が咲くのかなぁ~
…なんて、そんなことに興味がわいてきて、ついに交配を試みることにしました♪
《
三種類の交配記録》
2014/03/15 紫ダブル(種親) × 中心赤の白シングル(花粉親)
2014/03/16 紫ダブル(種親) × 中心赤のイエローシングル(花粉親)
2014/03/23 中心赤の白シングル(種親) × ブラック(花粉親)
3/23に行なった最後の交配は、ちょっと思い切った品種を選んじゃったかなぁ…って感じです。
もちろん、このブラックの花を増やしたいですから、このままセルフ受粉もさせて、
ブラックの種も採取したいですけどね・・・
《
種親が中心赤の白シングル × 花粉親が正真正銘のブラック の交配作業例》
1. 白シングルの花の中で、蕾が開いたばかりの花を選んで種親に決める。
(まだ雄しべが開いてない花を選ぶ…)
種親の雄しべの花粉が出ないうちに雄シベを全て取り除いて、雌しべだけを残す。
(セルフ受粉を避けるために、可哀想だけど雄しべは取ってしまう…)
2. 雌しべの先端がべとべとして受粉できる状態になったら、
受粉親となるブラックの、ほわほわした花粉が出ている雄しべをピンセットで抜いてきて、
種親となる白花の雌しべにこすりつける。
(この作業を2、3日繰り返して、完全に受粉させる…)
3. 受粉に成功して種が実ったら、種の完熟間直を見計らって茶袋を被せる。
(小さな種が地面にこぼれ落ちないように、袋の中に落とす…)
さてさて、交配作業が済んで無事に受粉できたのかどうか、少々不安ですが・・・
種親の白シングル、今はまだこんな状態です♪
昆虫による他の花との受粉を避けるために、もしかして根元の蜜線も取るべきだったのか?
数日間だけ袋をかけておくというのも手だけど・・・
まぁ、そこまで気を使わなくてもいいでしょう!
10日前に受粉させた紫ダブルの種親は、もう雌しべが膨らみ始めてる♪
どうやらこの花は、受粉に成功したように見えますね!
(でも、果実が膨らんできても中に種が入ってるかどうかは、まだわからない…)
種ができたとしても、完熟種を採取してから最初の花を咲かせるまでが大変なのです。
きちんと種親と受粉親の名を書いたプレートを付けながら、
種蒔き→発芽→ポット上げ→ひと回り大きなポットに植え替え
→もうひと回り大きなポットに植え替え→さらに大きなポットに植え替え・・・
こうして、ポットの大きさを徐々に変えて植え替えを繰り返しながら、
3年程育ててから、ようやく初めての花を見ることができるのです。
さ~て、交配して咲く花は、
シングル咲きかダブル咲きの花が咲くのか?
花の色は何色なのか? 花の形は?
ひとつの種親から採取した種から育てた花は、全部同じ花なのかそれとも違う花が出るのか?
今回こそは真面目にポットできちんと育てあげて、お花が咲くのを見届けようと思っています。
それにはまず、わたしが健康でお花を育てられる状態でいなくてはいけませんよね
今年も市の健康診断を申し込みました・・・