一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

金曜サロン・船戸陽子女流二段②

2009-05-10 01:53:10 | LPSA金曜サロン
8日の金曜サロン、夕方からの担当は船戸陽子女流二段だった。
船戸女流二段についてはあらためて説明するまでもない。女流棋士とソムリエール、二足の草鞋を履く世界でただひとりの女性である。もっとも私はこれに、「船戸女流二段はファッションモデルである」という一項も勝手に加えている。
このブログでは女流棋士の容姿には触れないことにしているが、船戸女流二段の洋服のセンスは素晴らしい。私自身は、1年365日同じデザインの服を着ても抵抗はないので、他人のファッションセンスをとやかく言う資格はないが、毎回服装にチカラを入れている人がいれば、私も注目する。その点で、船戸女流二段のそれは他者とは一味違う。
昨年4月、山形県天童市での「人間将棋」に出演した船戸女流二段が、合戦後の指導対局に華やかな私服で現れたときは、あまりの美しさに、強い衝撃を受けたものだった。
また7月、東京都千代田区のパレスサイドビルでマイナビ女子オープンの一斉予選が行われたときもそうだった。
このとき、日本女子プロ将棋協会(LPSA)所属の棋士は、妊娠中の中倉彰子女流初段を除いた全員が、紺色のブレザー着用を義務づけられていた(と思う)。
だが中には、「一応決まりなので、私服の上から着用はしました」という感じの棋士がいたことも確かだ。
しかし船戸女流二段は違う。LPSAブレザーを着ることから逆算し、それに合わせたコーディネートを考えるのだ。当日の船戸女流二段は、長い髪を三つ編みに束ね、伊達メガネとシャレたネクタイにデコ扇子を携え、あの地味なブレザーを、自然に着こなしたのだ。
私は船戸二段だけがLPSAのブレザーを着用していないのかと、錯覚したほどだ。いま思い起こしても、あのファッションは見事だった。
そして先日の8日。船戸女流二段はあの長かった髪をバッサリと切り、ボブヘアーになっていた。船戸女流二段はどんな髪型もよく似合う。そこにカジュアルな服装がマッチして、まさに初夏の装いだった。
まったくホレボレするファッションである。もう船戸女流二段があまりにも美しすぎて、また私は見とれてしまったのだった。
さてそんな状況で始まった指導対局だから、こちらの指し手もメロメロである。無理攻めを咎められ、たちまち敗勢に陥ってしまった。
ただここで簡単に勝たないのが、船戸女流二段の優しいところである。
巧妙に緩手を連発してくれたのだが、さすがにサービスをしすぎたか、最後は私の逆転勝利となってしまった。
しかしこんなことではいけない。次に指導対局をいただける機会があれば、船戸女流二段の容姿に幻惑されず、しっかりした将棋を指したいと思っている。
余談だが、手合い係の植山悦行氏も、サッパリした髪型になっていた。もったいない気がするが、大丈夫なのだろうか。
コメント
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