一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

5月7日の大野・植山教室(4)

2016-05-23 19:58:11 | 大野・植山教室
Og氏の教えは、▲5七銀型がまずく、▲5六銀と構えるべき、だった。ただ、上手は△5四金と据えているので、▲5六銀の効果が薄い面もある。また植山悦行七段は▲5七銀~▲6六銀型を推奨しており、このあたりの善悪は分からない。
植山七段やおもな生徒はすでに退席しているが、晩飯組はまだ残っている。最終7局目はShin氏と指すことにした。
Shin氏はここまで全敗らしい。氏には前期のリーグ戦で連敗しているので、ここで借りを返したいところである。
Shin氏の先手で、横歩取り模様の出だし。▲2四歩△同歩▲同飛に、私は△2三歩。あえて不利な変化に飛び込み、闇試合に引きずり込もうの意図である。
Shin氏はそれに乗らず、▲2八飛。私は△8六歩▲同歩△同飛。これにShin氏が▲9六歩としたので、私はありがたく横歩を取った。

第1図から、▲6六角△2五飛▲2七歩。そこで△5四角と打ち、一本取ったと思った。
以下▲3九銀△2七角成▲同金△同飛成(第2図)▲2八歩△2五竜となり、後手は角金交換の駒損ながら、竜を作って十分。この将棋は負けられないと思った。

将棋は以下、Shin氏が9筋を攻め、私は中央から殺到するという展開になった。
私は駒損を回復しながら攻めたのでなお差が広がったのだが、ここらでふるえまくり、その差は急接近。Shin氏にも勝機は出たはずだが、そこで私に桂を渡したのが疑問だったと思う。私は△2六桂と王手に打ち、これでイケルと思った。
以下先手玉を追い込み、最後は即詰みに討ち取った(この手順を記したいのだが、忘れてしまった。部分図だけ掲げておく)。

たまたま観戦していたOg氏が、「詰みがあったら詰ましにいくあたり、大沢さんらしいですね」と褒めてくれた。
Shin氏は竜を作られたあたりで「投げようと思った」。それならホントに投了してほしいところ。まあ、本局は私が勝ったからいい。
これで今日の将棋は終わり。7局指して3勝4敗はまずまずであろう。
引き続き私は、Og氏に今日の将棋を見てもらう。その前に2局目、第1図の局面で某氏が指した手を考えてもらった。ところがどの手も当たらない。△7一金!まで挙がったが、「△5一金右」は最後まで出なかった。

げに不思議な金寄りだったが、Fuj氏によると、離れ駒を作らないという意味で、この手も考えられるという。
Sar君との将棋も見てもらったが、Sar君に▲5四歩と仕掛けられたところでは、先手もういけないという。その前に工夫しなければいけなかったようだ。
「相振り飛車はやめたほうがいいですよ」
とOg氏。その心が分からぬが、将棋は自由に指すものなので、この忠告は受け入れられないところである。
Og氏には、対中飛車の秘策を教えていただいた。
Fuj氏が、「大沢さんのブログ…。○君の将棋をビョーキと書いたり、△さんが詰み上がりまで指したのをなじったり…あれはマズイですよ」みたいなことを言う。
どちらも数ヶ月前の記事で、何でこれを今持ち出すのか。ちなみに前者は該当部分をとっくに削除しているし、後者は実際に相手に言ったことを文章にしたまでだ。第三者にとやかく言われる筋合いはないのである。
今日のFuj氏は将棋ペンクラブについてもいらぬ一言があったし、何か挑戦的だ。

さて、食事会である。お店はいつものように、駅近くのインドカレー屋。参加者は大野八一雄七段、W氏、Tod氏、Fuj氏、Shin氏、Ok氏、Yam氏、私の8名。
大半がセットメニューを頼む。私は2日後の検査を控え、複雑な気分だ。
「大沢さんは横歩取りが強いですね」
とShin 氏が言う。私は横歩取りのような過激な戦法は好きではないが、勉強と思って指している。Shin氏にそう言ってもらえたのはうれしかった。
「大沢さんの旅行記はつまらない…」
とFuj氏がつぶやく。私のブログを言っているのだろう。旅行記を書くくらいなら、将棋の記事を書いてくれ、ということだろうか。
そういえばむかし棋友から、「あなたのブログはつまらない。週2回の更新でもいいから、おもしろい記事を書いてほしい」と言われたことがある。
私などは、毎日ブログを更新するブロガーがいたら、内容に関係なくねぎらいの言葉をかけたいところだが、読者とは厳しいものである。
コメント (2)
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