先日のNHK杯将棋トーナメントで、今期初登場の羽生善治九段は、屋敷伸之九段に屈した。それまでの対戦成績は羽生九段の25勝4敗。完全にカモにしていたが、この日は将棋の内容も悪く、完敗だった。
主催社はニュートラルな立場だが、スーパースターがわずか1局で姿を消すのは、主催者として残念だろう。
では羽生九段は、過去10年間の公式戦で、最初の1局目で負けて姿を消したことは何回あるのだろう。
まずはタイトル戦を見てみる(番勝負と、リーグ初戦は除く)。現在から遡る。
2018年 第4期叡王戦本戦 ●菅井竜也七段
2018年 第66期王座戦本戦 ●深浦康市九段
2017年 第43期棋王戦本戦 ●及川拓馬六段
2017年 第67期王将戦二次予選 ●三浦弘行九段
2016年 第42期棋王戦本戦 ●佐々木勇気五段
2010年 第36期棋王戦本戦 ●糸谷哲郎五段
たったこれだけである。強いていえば、棋王戦に多い。トーナメント制なのと、棋王位には第30期以来、ご無沙汰しているからだ。
なお2015年の第29期竜王戦1組1回戦では久保利明九段に負け、出場者決定戦に回っている(そこで橋本崇載八段らに勝ち)。
続いて一般棋戦。
2018年 第12回朝日杯本戦 ●千田翔太七段
2017年 第67回NHK杯本戦 ●山崎隆之八段
2016年 第37回日本シリーズ ●深浦康市九段
2016年 第10回朝日杯本戦 ●広瀬章人八段
2016年 第24期銀河戦本戦 ●屋敷伸之九段
2015年 第65回NHK杯本戦 ●北浜健介八段
2015年 第36回日本シリーズ ●豊島将之七段
2015年 第23期銀河戦本戦 ●佐藤天彦七段
2013年 第21期銀河戦本戦 ●行方尚史八段
一般棋戦もこれだけしか負けてないのだが、ここ数年は初戦負けが目立っている。2015年度、2016年度はタイトル戦と合わせ4回の初戦負けがあるが、2016年度は27勝22敗で、勝率.537はプロ入り以来最低だった。もっともこの年度は、名人位を失冠したものの、棋聖、王位、王座と防衛して、三冠を保持していた。
ちっとも不調ではなかった。
主催社はニュートラルな立場だが、スーパースターがわずか1局で姿を消すのは、主催者として残念だろう。
では羽生九段は、過去10年間の公式戦で、最初の1局目で負けて姿を消したことは何回あるのだろう。
まずはタイトル戦を見てみる(番勝負と、リーグ初戦は除く)。現在から遡る。
2018年 第4期叡王戦本戦 ●菅井竜也七段
2018年 第66期王座戦本戦 ●深浦康市九段
2017年 第43期棋王戦本戦 ●及川拓馬六段
2017年 第67期王将戦二次予選 ●三浦弘行九段
2016年 第42期棋王戦本戦 ●佐々木勇気五段
2010年 第36期棋王戦本戦 ●糸谷哲郎五段
たったこれだけである。強いていえば、棋王戦に多い。トーナメント制なのと、棋王位には第30期以来、ご無沙汰しているからだ。
なお2015年の第29期竜王戦1組1回戦では久保利明九段に負け、出場者決定戦に回っている(そこで橋本崇載八段らに勝ち)。
続いて一般棋戦。
2018年 第12回朝日杯本戦 ●千田翔太七段
2017年 第67回NHK杯本戦 ●山崎隆之八段
2016年 第37回日本シリーズ ●深浦康市九段
2016年 第10回朝日杯本戦 ●広瀬章人八段
2016年 第24期銀河戦本戦 ●屋敷伸之九段
2015年 第65回NHK杯本戦 ●北浜健介八段
2015年 第36回日本シリーズ ●豊島将之七段
2015年 第23期銀河戦本戦 ●佐藤天彦七段
2013年 第21期銀河戦本戦 ●行方尚史八段
一般棋戦もこれだけしか負けてないのだが、ここ数年は初戦負けが目立っている。2015年度、2016年度はタイトル戦と合わせ4回の初戦負けがあるが、2016年度は27勝22敗で、勝率.537はプロ入り以来最低だった。もっともこの年度は、名人位を失冠したものの、棋聖、王位、王座と防衛して、三冠を保持していた。
ちっとも不調ではなかった。