一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

藤井七段の王将戦の軌跡

2019-11-19 00:11:19 | 男性棋士
日付変わって今日19日は、第69期王将戦リーグの最終一斉対局がある。
ここまで広瀬章人竜王と藤井聡太七段が4勝1敗で並んでおり、今回直接対決となる。すなわち勝った方が王将挑戦だ。将棋ファンは分からぬが、マスコミ関係者はすべて藤井七段を応援しているに違いなく、広瀬竜王はアウェーの立場になる。
ではここで、藤井七段の今期王将戦の軌跡を記しておこう。

<一次予選>
2回戦 ○池永天志四段
3回戦 ○森内俊之九段(十八世名人)
4回戦 ○北浜健介八段
決勝戦 ○千田翔太七段
<二次予選>
1回戦 ○佐藤康光九段(A級)
2回戦 ○中村太地七段
決勝戦 ○谷川浩司九段(十七世名人)
<挑戦者決定リーグ>
1回戦 ○三浦弘行九段(A級)
2回戦 ●豊島将之名人(名人)
3回戦 ○久保利明九段(A級)
5回戦 ○羽生善治九段(A級・十九世名人)
6回戦 ○糸谷哲郎八段(A級)
7回戦 ?広瀬章人竜王(A級)

対A級5勝を含み、11勝1敗!
王将戦は順位戦の上位クラスに手厚いから、C級1組所属の藤井七段は、一次予選からの出場となる。でも藤井七段は、そのほうがたくさん戦えるからいい、くらいに思っていたのではあるまいか。
3回戦で森内九段(十八世名人)に勝ったのが素晴らしい。決勝戦では曲者千田七段に勝ち、枠抜けした。
二次予選、ここから重量級の登場となるが、藤井七段は佐藤九段、中村七段とウルサイところを倒し、決勝戦進出。そこで谷川九段(十七世名人)に勝って、リーグ入りした。
ここまで勝って、ようやく土俵に上がった感じである。しかも挑戦者決定リーグは豊島名人も名を連ねるからA級の中のA級みたいなもので、まだまだ先は長い。
しかしここでも藤井七段はよく勝った。三浦九段との勝利を皮切りに、4勝1敗。中には羽生九段(十九世名人)からの勝利も含まれ、三永世名人に勝ったことになった。
まったく凄まじい強さで、藤井七段はすでにA級と同等の力があると断定しても、誰も否定しないだろう。
さて19日であるが、無料中継はないようなので、結果を楽しみに待つよりない。熱い戦いを期待している。
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