だいぶ遅れたが、11月20日に行われた、第46期女流名人戦リーグ最終戦に触れておこう。
最終戦を前に各女流棋士の状況を記しておくと、伊藤沙恵女流三段と谷口由紀女流二段が7勝1敗でトップを走っていた。最終戦はそれぞれ香川愛生女流三段(4勝4敗)と藤田綾女流初段(1勝7敗)と当たっていた。
降級争いのほうは、藤田女流初段と、2勝6敗の中村真梨花女流三段が降級確定。
あと2名は危ない順に、3勝5敗の甲斐智美女流五段と山根ことみ女流二段、そして4勝4敗の鈴木環那女流二段だった。
甲斐女流五段は上田初美女流四段(4勝4敗)と。また鈴木女流二段と山根女流二段は直接対決で、鈴木女流二段にも微妙に降級の可能性があった。
また5勝3敗の渡部愛女流三段は、中村女流三段が相手だった。
結果を書くと、谷口女流二段は藤田女流初段に勝ったが、伊藤女流三段は香川女流三段に逆転負けし、谷口女流二段の挑戦がスンナリ決まった。私の予想では両者とも勝ち、プレーオフになると思っていたから意外だった。
また降級は、鈴木女流二段が勝ち、敗れた山根女流二段が決まった。中堅・鈴木女流二段の残留は立派だ。
甲斐女流五段は上田女流四段に勝ったが、順位の差で涙を呑んだ。タイトル7期の甲斐女流五段が落ちるところに、リーグ戦のレベルの高さが窺える。
それにしても伊藤女流三段、7勝2敗でプレーオフに手が届かないとは運がなかった。逆に言えば、谷口女流二段がぶっち切りの成績だったと云える。
聞くところによると、谷口女流二段は対局以外の仕事を減らし、禁酒も断行して、将棋に打ち込んできたとのこと。
私としては、それで成績が上がるのかなあ、という懐疑が残るが、谷口女流二段が自分を追い込み、ストイックに将棋に対峙したのは間違いない。
谷口女流二段は2016年のマイナビ女子オープン、2016年・昨年の倉敷藤花戦に続いて、4度目のタイトル戦登場となる。過去は2回里見女流五冠に負けており、今回も里見女流名人に三番勝つのは容易ではないが、同い年の香川女流三段や渡部女流三段は、里見女流五冠からタイトルを奪っているのだ。谷口女流二段は今度こそ大望を果たし、2人に追いつきたいところであろう。
五番勝負は来年1月19日(日)に開幕する。
最終戦を前に各女流棋士の状況を記しておくと、伊藤沙恵女流三段と谷口由紀女流二段が7勝1敗でトップを走っていた。最終戦はそれぞれ香川愛生女流三段(4勝4敗)と藤田綾女流初段(1勝7敗)と当たっていた。
降級争いのほうは、藤田女流初段と、2勝6敗の中村真梨花女流三段が降級確定。
あと2名は危ない順に、3勝5敗の甲斐智美女流五段と山根ことみ女流二段、そして4勝4敗の鈴木環那女流二段だった。
甲斐女流五段は上田初美女流四段(4勝4敗)と。また鈴木女流二段と山根女流二段は直接対決で、鈴木女流二段にも微妙に降級の可能性があった。
また5勝3敗の渡部愛女流三段は、中村女流三段が相手だった。
結果を書くと、谷口女流二段は藤田女流初段に勝ったが、伊藤女流三段は香川女流三段に逆転負けし、谷口女流二段の挑戦がスンナリ決まった。私の予想では両者とも勝ち、プレーオフになると思っていたから意外だった。
また降級は、鈴木女流二段が勝ち、敗れた山根女流二段が決まった。中堅・鈴木女流二段の残留は立派だ。
甲斐女流五段は上田女流四段に勝ったが、順位の差で涙を呑んだ。タイトル7期の甲斐女流五段が落ちるところに、リーグ戦のレベルの高さが窺える。
それにしても伊藤女流三段、7勝2敗でプレーオフに手が届かないとは運がなかった。逆に言えば、谷口女流二段がぶっち切りの成績だったと云える。
聞くところによると、谷口女流二段は対局以外の仕事を減らし、禁酒も断行して、将棋に打ち込んできたとのこと。
私としては、それで成績が上がるのかなあ、という懐疑が残るが、谷口女流二段が自分を追い込み、ストイックに将棋に対峙したのは間違いない。
谷口女流二段は2016年のマイナビ女子オープン、2016年・昨年の倉敷藤花戦に続いて、4度目のタイトル戦登場となる。過去は2回里見女流五冠に負けており、今回も里見女流名人に三番勝つのは容易ではないが、同い年の香川女流三段や渡部女流三段は、里見女流五冠からタイトルを奪っているのだ。谷口女流二段は今度こそ大望を果たし、2人に追いつきたいところであろう。
五番勝負は来年1月19日(日)に開幕する。