2016年11月29日に「北海道鉄道網、壊滅」の表題で、北海道の国鉄(JR)廃線一覧をアップしたが、その後もいくつか廃線になっている。ここで最新版を記しておこう。
胆振線 京極―脇方 7.5km 1970.10.30(最終運行日、以下同じ)
根北線 斜里―越川 12.8km 1970.11.30
札沼線 新十津川―石狩沼田 34.9km 1972.06.18
函館本線 美唄―南美唄 3.0km 1973.09.08
千歳線(旧)上野幌―東札幌 9.3km 1973.09.09
函館本線 東札幌―月寒 2.8km 1976.09.30
函館本線 桑園―札幌市場 1.6km 1978.10.01
函館本線 近文―旭川大町 2.9km 1978.10.01
夕張線 紅葉山―登川 7.6km 1981.06.30
白糠線 白糠―北進 33.1km 1983.10.22
万字線 志文―万字炭山 23.8km 1985.03.31
渚滑線 渚滑―北見滝ノ上 34.3km 1985.03.31
相生線 美幌―北見相生 36.8km 1985.03.31
岩内線 小沢―岩内 14.9km 1985.06.30
興浜北線 浜頓別―北見枝幸 30.4km 1985.06.30
興浜南線 興部―雄武 19.9km 1985.07.14
美幸線 美深―仁宇布 21.2km 1985.09.16
手宮線 南小樽―手宮 2.8km 1985.11.04
胆振線 倶知安―伊達紋別 83.0km 1986.10.31
富内線 鵡川―日高町 82.5km 1986.10.31
広尾線 帯広―広尾 84.0km 1987.02.01
瀬棚線 国縫―瀬棚 48.4km 1987.03.15
湧網線 中湧別―網走 89.8km 1987.03.19
士幌線 帯広―十勝三股 78.3km 1987.03.22
羽幌線 留萌―幌延 141.1km 1987.03.29
幌内線 岩見沢―幾春別 18.1km 1987.07.12
松前線 木古内―松前 50.8km 1988.01.31
歌志内線 砂川―歌志内 14.5km 1988.04.24
標津線 標茶―根室標津 69.4km 1989.04.29
標津線 厚床―中標津 47.5km 1989.04.29
名寄本線 名寄―遠軽 138.1km 1989.04.30
名寄本線 湧別―中湧別 4.9km 1989.04.30
天北線 南稚内―音威子府 148.9km 1989.04.30
池北線 池田―北見 140.0km 1989.06.03(翌日より第3セクター「ちほく高原鉄道」として営業。2006.04.21廃止)
函館本線上砂川支線 砂川―上砂川 7.3km 1994.05.15
深名線 深川―名寄 121.8km 1995.09.03
江差線 木古内―江差 42.1km 2014.05.11
江差線 五稜郭―木古内 37.8km 2016.03.25(翌日より第3セクター「道南いさりび鉄道」として営業)
留萌本線 留萌―増毛 16.7km 2016.12.04
石勝線夕張支線 夕張―新夕張 16.1km 2019.03.31
札沼線 北海道医療大学―新十津川 47.6km 2020.05.06(最終運行は04.17)
日高本線 鵡川―様似 116km 2021.03.31
前回より3線・179.7㎞が部分廃止され、総廃止距離は1944.3kmになった。ちなみに、新函館北斗から小倉まで、新幹線で1970.2kmである。よくこれだけ廃止にしたものだと思う。
個別に見ていくと、石勝線夕張支線は、北海道冬まつりに行ったついでに、廃止1ヶ月前に「思い出乗車」した。
札沼線は当初5月6日が最終運行日だったが、コロナ禍の影響で廃止が前倒しになり、4月17日、これといったイベントもなく、静かに最終運行となった。
日高本線は2015年の高波、2016年の台風で鉄路が壊滅し、復旧の目途が立たないまま、そのまま廃止となった。日高本線は海岸沿いスレスレを走る箇所が多く、風光明媚な路線だった。
なお似たケースでは、2016年に台風で被災した根室本線・富良野―新得間81.7kmがある。こちらも長期運休になり、このたび廃止が決定した。
日高本線も根室本線も気の毒だったが、JR北海道にもはや復旧の体力はなく、渡りに船の廃止措置だっただろう。
そして近い将来、函館本線・長万部―小樽間140.2kmも廃止になる。
「むかし、北海道では至る所に鉄道が通じていて、鉄路だけで北海道の輪郭が書けた」。いまの若者が聞いても、ピンと来ないかもしれない。
胆振線 京極―脇方 7.5km 1970.10.30(最終運行日、以下同じ)
根北線 斜里―越川 12.8km 1970.11.30
札沼線 新十津川―石狩沼田 34.9km 1972.06.18
函館本線 美唄―南美唄 3.0km 1973.09.08
千歳線(旧)上野幌―東札幌 9.3km 1973.09.09
函館本線 東札幌―月寒 2.8km 1976.09.30
函館本線 桑園―札幌市場 1.6km 1978.10.01
函館本線 近文―旭川大町 2.9km 1978.10.01
夕張線 紅葉山―登川 7.6km 1981.06.30
白糠線 白糠―北進 33.1km 1983.10.22
万字線 志文―万字炭山 23.8km 1985.03.31
渚滑線 渚滑―北見滝ノ上 34.3km 1985.03.31
相生線 美幌―北見相生 36.8km 1985.03.31
岩内線 小沢―岩内 14.9km 1985.06.30
興浜北線 浜頓別―北見枝幸 30.4km 1985.06.30
興浜南線 興部―雄武 19.9km 1985.07.14
美幸線 美深―仁宇布 21.2km 1985.09.16
手宮線 南小樽―手宮 2.8km 1985.11.04
胆振線 倶知安―伊達紋別 83.0km 1986.10.31
富内線 鵡川―日高町 82.5km 1986.10.31
広尾線 帯広―広尾 84.0km 1987.02.01
瀬棚線 国縫―瀬棚 48.4km 1987.03.15
湧網線 中湧別―網走 89.8km 1987.03.19
士幌線 帯広―十勝三股 78.3km 1987.03.22
羽幌線 留萌―幌延 141.1km 1987.03.29
幌内線 岩見沢―幾春別 18.1km 1987.07.12
松前線 木古内―松前 50.8km 1988.01.31
歌志内線 砂川―歌志内 14.5km 1988.04.24
標津線 標茶―根室標津 69.4km 1989.04.29
標津線 厚床―中標津 47.5km 1989.04.29
名寄本線 名寄―遠軽 138.1km 1989.04.30
名寄本線 湧別―中湧別 4.9km 1989.04.30
天北線 南稚内―音威子府 148.9km 1989.04.30
池北線 池田―北見 140.0km 1989.06.03(翌日より第3セクター「ちほく高原鉄道」として営業。2006.04.21廃止)
函館本線上砂川支線 砂川―上砂川 7.3km 1994.05.15
深名線 深川―名寄 121.8km 1995.09.03
江差線 木古内―江差 42.1km 2014.05.11
江差線 五稜郭―木古内 37.8km 2016.03.25(翌日より第3セクター「道南いさりび鉄道」として営業)
留萌本線 留萌―増毛 16.7km 2016.12.04
石勝線夕張支線 夕張―新夕張 16.1km 2019.03.31
札沼線 北海道医療大学―新十津川 47.6km 2020.05.06(最終運行は04.17)
日高本線 鵡川―様似 116km 2021.03.31
前回より3線・179.7㎞が部分廃止され、総廃止距離は1944.3kmになった。ちなみに、新函館北斗から小倉まで、新幹線で1970.2kmである。よくこれだけ廃止にしたものだと思う。
個別に見ていくと、石勝線夕張支線は、北海道冬まつりに行ったついでに、廃止1ヶ月前に「思い出乗車」した。
札沼線は当初5月6日が最終運行日だったが、コロナ禍の影響で廃止が前倒しになり、4月17日、これといったイベントもなく、静かに最終運行となった。
日高本線は2015年の高波、2016年の台風で鉄路が壊滅し、復旧の目途が立たないまま、そのまま廃止となった。日高本線は海岸沿いスレスレを走る箇所が多く、風光明媚な路線だった。
なお似たケースでは、2016年に台風で被災した根室本線・富良野―新得間81.7kmがある。こちらも長期運休になり、このたび廃止が決定した。
日高本線も根室本線も気の毒だったが、JR北海道にもはや復旧の体力はなく、渡りに船の廃止措置だっただろう。
そして近い将来、函館本線・長万部―小樽間140.2kmも廃止になる。
「むかし、北海道では至る所に鉄道が通じていて、鉄路だけで北海道の輪郭が書けた」。いまの若者が聞いても、ピンと来ないかもしれない。