一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

羽生九段の通算1500勝はいつか②

2022-05-06 00:46:00 | 将棋雑記
昨年の5月13日に、「羽生九段の通算1500勝はいつか」という記事をアップした。
その中で私は、羽生九段の過去の成績を鑑み、「2021年11月13日」と予想した。
ところが羽生善治九段は昨年度不調に終わり、年内どころか、2021年度を終わって1495勝。全然足りなかった。
そして今年度に入り、羽生九段は竜王戦で松尾歩八段に敗れ、公式戦7連敗。完全に泥沼にはまってしまった。
ところが羽生九段は、その後の王位戦リーグで3連勝し、一気に1498勝とした。
しかもこの王位戦リーグ、陥落者が各組4名のため、通常では3勝でも陥落することが多い。
ところが今回は、同じ3勝2敗の澤田真吾七段に直接対決で勝っていたことにより、残留が決まったのだった。
しかも今回の残留により、1993年の第34期王位戦リーグから30年間陥落なし、という大記録を達成したのだった。
不調、不調といわれる羽生九段だが、先の王将戦リーグでも残留を決めているし、抑えているところは抑えているのがさすがである。
「1500勝」に話を戻すが、実はあと2勝がまだ長い。というのは、竜王戦は敗退して今期の対局がないし、王座戦も負けてしまった。棋聖戦、叡王戦はもう少し先だし、NHK杯や銀河戦も同様である。よって、6月開幕の順位戦B級1組まで、対局がなさそうなのである。
となると、1500勝は早くて7月か。これを達成したら、羽生九段久々の明るいニュース。将棋世界で特集が組まれるだろう。谷川浩司九段の1000勝のときのように、別冊付録が編まれるかもしれない。
これが最後のメモリアルにならないことを祈る。
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