一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

27日は渡部女流三段が登場!!

2019-12-26 00:07:49 | 女流棋士
27日は第68期王座戦予選・増田康宏六段と渡部愛女流三段との一戦がある。渡部女流三段は。2週間ぶりの男性棋士との一戦だ。
では渡部女流三段の、対男性棋士の成績を記しておこう(○●は渡部女流三段から見たもの)。

■2014年度
2月5日 第46期新人王戦2回戦 ○三枚堂達也四段
■2015年度
7月10日 第46期新人王戦3回戦 ●甲斐日向奨励会三段
2月10日 第47期新人王戦2回戦 ●石田直裕四段
■2018年度
7月11日 第12回朝日オープン一次予選1回戦 ●石川陽生七段
8月24日 第67期王座戦一次予選1回戦 ○木下浩一七段
9月7日 第27期銀河戦予選1回戦 ●島本亮五段
9月25日 第60期王位戦予選1回戦 ○川上猛七段
10月4日 第67期王座戦一次予選2回戦 ○泉正樹八段
11月6日 第60期王位戦予選2回戦 ●近藤正和六段
11月30日 第67期王座戦一次予選3回戦 ○門倉啓太五段
12月19日 第32期竜王戦ランキング戦6組1回戦 ●岡崎洋七段
1月18日 第67期王座戦一次予選4回戦 ●佐藤秀司七段
3月20日 第50期新人王戦2回戦 ●高野智史四段
■2019年度
6月6日 第91期棋聖戦一次予選1回戦 ●佐々木大地五段
7月25日 第13回朝日オープン一次予選1回戦 ○岡崎洋七段
7月25日 第13回朝日オープン一次予選2回戦 ●門倉啓太五段
8月14日 第9期加古川清流戦2回戦 ●杉本和陽四段
9月25日 第68期王座戦一次予選1回戦 ○土佐浩司八段
9月28日 第61期王位戦予選1回戦 ●松本佳介六段
11月8日 第68期王座戦一次予選2回戦 ○石井健太郎五段
12月13日 第51期新人王戦2回戦 ●渡辺和史四段
12月27日 第68期王座戦一次予選3回戦 増田康宏六段
1月 第33期竜王戦ランキング戦6組1回戦 石川陽生七段

ここまで8勝13敗。対奨励会員を除くと8勝12敗で、勝率4割は立派である。
ことに長時間の対局に強く、前期王座戦では3勝した。今期もここまで2勝で、ここ2年の王座戦に限れば5勝1敗、まさに王座戦女といえる。
渡部先生、年内最後の一局、頑張ってください。
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天皇誕生日と注目の第2局

2019-12-25 00:10:04 | 将棋雑記
12月23日は平成天皇誕生日だが、今年の5月1日から元号が令和に変わったので、12月23日は祝日ではなくなった。
ちなみに昭和天皇の誕生日は4月29日で、現在は「昭和の日」として祝日になっている。
さらに明治天皇の誕生日は11月3日で、これは「文化の日」だ。
じゃあ大正天皇の誕生日は? と、ハタと考えてしまった。これはどこかの祝日になっているのだろうか?
調べてみると、1879年(明治12年)8月31日生まれだった。
いや、改めてビックリである。恥ずかしながらこの歳になって、大正天皇の誕生日を初めて知った。しかし私と同じ思いの人は、意外に多いのではなかろうか。

今日はこのテーマだけでアップしてもいいくらいなのだが、12月23日は、折田翔吾アマの棋士編入試験の第2局が行われた。今回の試験官は出口若武(わかむ)四段。奨励会三段時代に、新人王戦で決勝まで進んだ実績がある。
前局は、黒田堯之四段が初手▲1六歩と指し、四間飛車に構えた。これが黒田四段の得意形なのかと思いきや、黒田四段はデビューから居飛車しか指していないことを知り、私はドッチラケてしまった。何で居飛車で指さへんの? 将棋も黒田四段の完敗だった。
棋士がアマチュア相手の試験対局に本気を出したくない気持ちは分かる。しかし惨敗したんじゃ意味がない。いやもとより私は、お好み対局などで、棋士が不得手な戦法を指すことにも不快になるクチである。私は「米長理論」の信奉者ではないけれど、ある程度は自分の持ち味を出してもらいたいと思うのだ。
ちなみに黒田四段は、試験前は公式戦5連勝だったが、試験後は1勝3敗である。米長流に言うと、運が逃げてしまったのではないか。
まあそんなわけだから今回の編入試験も半分興味を失っていたのだが、本局もAbemaTVで中継があり、それはそれで観戦した。
といっても、いつまでも観ているといたずらにスマホのデータを消費してしまうから、チラチラ見る程度である。
本局は折田アマの先手で相掛かり。折田アマが交換した角を7七に打った。
ところで本局は解説がなく、画面の上にバーが掲示されていた。「100%」で、それを左の折田アマと右の出口四段が引っ張り合うのだ。
まあ解説も良し悪しで、中盤などは時間が余るから「棋士の1週間」をやったりして、「ああ福崎先生、オレと同じくらいヒマなんだなあ」なんて感慨に耽ったりして、あまり有意義でもない。バーの表示だけで十分である。
さて局面だが、その▲7七角があまりよくなかったようで、バーの表示は出口四段が70%くらいになった。
コンピューターは持ち角の状態を高く評価するようだ。とはいえ現実的に▲7七角も全然働いておらず、折田アマが何のために打ったのか、私には図りかねた。
その後は出口四段が巧妙に攻めの糸口を見つけ、局面を有利に進める。将棋に逆転はつきものだが、玉への綾というか、逆転しやすい形としにくい形があるのだが、本局においては後者だと思った。なにしろ後手陣が銀矢倉の堅陣なのに対し、先手陣はすきま風吹く中住まいである。これすなわち、出口四段の勝利濃厚である。
終盤▲7六銀には△同飛と切って捨て、▲同飛に△6七銀の王手飛車取り。▲同桂なら△同角成がまた王手飛車だ。
出口四段は▲7一飛にも△6一金打と永瀬流をやったようで、公式戦のように辛い。
最終盤はバーの表示が「1%対99%」になった。最後は出口四段がキッチリ1手勝ちを読み切り、見事に収束した。私はここにプロの将棋というか、出口将棋を見たのである。やはりプロは、強くなければならない。
さて2局終わって1勝1敗は、最も盛り上がる形だ。第3局は、三間飛車党の山本博志四段が登場する。次もいい将棋を期待したい。
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まさかの敗戦

2019-12-24 00:15:03 | 将棋雑記
先月、大野教室に行ったとき、Og氏が興味深いことを言った。渡辺明三冠は今年度、豊島将之名人以外に負けてない、というのだ。
それで調べてみると、渡辺三冠は今年度4敗しているが、それはすべて豊島竜王・名人に喫したものだった。
そして4敗の中には棋聖戦五番勝負(1敗)、銀河戦決勝、竜王戦本戦準決勝など大きな勝負があった。棋聖戦は渡辺三冠が3勝し奪取したが、銀河戦の優勝賞金や竜王戦の対局料の損失も大きく、まさに豊島竜王・名人は目の上のタンコブ状態となった。
そんな中、第33期竜王戦が開幕した。永世竜王の渡辺三冠としては人一倍気合が入る棋戦だ。
渡辺三冠のランキング戦1組1回戦の相手は、佐藤和俊七段。佐藤七段は25歳で四段になり、順位戦15期目でC級1組に昇級した苦労人である。かつてNHK杯では羽生善治三冠(当時)らを破って準優勝、また朝日オープンや銀河戦でもベスト4の実績がある。まさに隠れた実力者で、何より前期竜王戦で1組に昇級したことが、その証左であった。
ではあるけれども、三冠A級とC級1組の対戦である。渡辺三冠の今年度の勝ちっぷりを見れば三冠の勝利は濃厚で、将棋掲示板のキチ●イじゃないが、結果を先走って2回戦の相手は誰か……と確認したくなるところであった。
ところが対局日の12月20日夜、ネットを見ると、佐藤七段が勝った、というコメントが載っており、私はあんぐりした。
こういうことがあるからプロの将棋は恐ろしい。引退間際の熊坂学五段が森内俊之竜王(当時)を破ったように、中尾敏之五段(当時)が佐藤康光九段に勝ったように、プロの実力は本当に紙一重なのだ。
翌日私は、ネットで棋譜を確認したが、激戦のいい将棋だった。また渡辺三冠のブログを読んでも、とくにポカがあったわけでもなく、普通に負けたようだった。佐藤七段、堂々の勝利である。
とはいえ渡辺三冠は、計算が狂っただろう。もし佐藤戦に勝っていれば28勝4敗の勝率.875となり、中原誠十六世名人の最高勝率(.8545)の更新に期待がかかった。しかし負けては、大きく後退である。
また竜王戦も1回戦は、勝てば天国負ければ地獄で、勝てば残留が確定した上あと2勝で本戦入りだが、負ければ次が降級の一番である。しかも本戦出場まで、あと4勝が必要となる。仮に本戦入りしても1組5位で、挑戦権獲得までは5勝が必要となる。まさに遠い道なのだ。
だがよく考えたら、渡辺三冠はすでに永世竜王だし、タイトルも3つ持ってA級在位である。棋士人生は順風満帆、この1敗は痛くないだろう。
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「将棋ペン倶楽部」通信54号

2019-12-23 00:12:29 | 将棋ペンクラブ
先日、「将棋ペン倶楽部」通信54号が送られてきたので、その紹介をしよう。

●表紙写真「第31回将棋ペンクラブ大賞受賞者」
●第31回将棋ペンクラブ大賞贈呈式レポート W…3
●贈呈式レポート番外篇! バトルロイヤル風間…8
●将棋川柳 黄信号…12
●将棋狂の詩14 シニアの将棋 美馬和夫…13
●ある日突然、将棋沼に落ちました U…21
●パイコマ交遊録6 石橋幸緒さんと麻将との縁 井出洋介…26
●平成の寵児、令和の光へ(祝!豊島将之新名人) 林慎…28
●将棋界を支える三輪碁盤店 榊原智…34
●棋響園 将棋学始録4 江戸城黒書院 後藤康文…36
●徳川家康と将棋-本能寺の変、家康の伊賀越え秘話- 水野保…39
●「第三回大いちょう寄席」見聞記 星野穰…45
●会員名簿…47
●執筆者紹介…59
●編集日誌 湯川博士…60

将棋ペンクラブ大賞贈呈式レポートのWさんは、会員歴3年。とても誠実な文章で、好感が持てた。今後も将棋ファンを続けてほしい。
Uさんは「ごく普通の、仕事を持つ母親」。藤井聡太四段の活躍を目にし将棋に興味を持ち、いまは毎日将棋を楽しんでいる。これからも将棋を続けてください。
美馬和夫さんは、視力と体力、棋力の低下を嘆く。私も実感しているので、身につまされる。
林慎さんは久し振りの投稿。豊島名人がアマだったころ対局をしたことがあるそうで、そのくだりは必読である。
星野穰さんの「第三回大いちょう寄席」見聞記は、私もお邪魔していたので興味深かった。さすがにうまくレポートしている。

今号は、通信号にしては60頁とボリュームがあった。通信号もこのくらいあるとうれしい。
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どーでもいい話(2019-12-22)

2019-12-22 02:35:40 | プライベート
この14日(土)~15日(日)は予定通り長崎を旅行し、「あんでるせん」でも大いに楽しんできた。
だが16日(月)、録画予約した番組を確認したら、木村拓哉主演の「グランメゾン東京」が7分しか録れておらず、私は凍り付いた。「初耳学」ももちろん、録れていなかった。テレビ接続のハードディスク(HDD)の容量が、一杯になっていたのだ。
HDDがかなりギチギチなのは承知していた。しかし土日の2日分は入ると思っていた。ちょっと計算が甘かった。
「グランメゾン」は今冬一押しのドラマで、私は永久保存版に値すると思っていた。実際ビデオデッキの方にも録画しており―こちらも残り容量が少なかったのだが、何とか全部録画できていた―ドラマはこちらで見られたから問題ないのだが、姪もこの番組が好きで、先のHDDには、姪(と甥)の好きなテレビ番組を、大量に録画保存していたのだ。
姪が年末に遊びに来てこのHDDを作動し、今回の第9話だけ無かったら何と言うか。
まあビデオデッキのほうで見せればいいのだが、HDDのほうを1話だけ飛ばしてしまったという瑕疵が、完全主義の私を苦しめるのだ。

その日の深夜、14日(金)に録画した「News every.」のevery特集を見たら、どうも一度見たことがある気がした。以前途中まで放送したのがどこかで休止になり、これはその再放送かと思ったらそうでもない。
違う、私はリアルタイムで見ていたのだ。だがその番組を消去するのを忘れていたのだ。この分(18時01分から録画を始めたから59分間)だけでも消去していたら、「グランメゾン」は録れていたことになる。
私は二重のショックで、もうクラクラである。
いやNews every.だけではない。「相棒」の再放送や、「刑事物語5・やまびこの詩」(11月26日放送)など、かつて見たのにもう一度見たくなって録画したものがあった。あれだって、どれか1本の録画を止めとけば、今回失敗することもなかった。
また、土曜日深夜放送の「オトナの土ドラ・悪魔の弁護人」だって、旅先で見られたんだから、この録画予約もするべきではなかった。

以上は、第三者から見たら本当にどうでもいい話である。それゆえに私は、誰にも今回の不手際を吐露することができないのだ。
私はこのブログの存在に大した意義を持たないが、今回は掘った穴代わりにすることができるのは、幸いである。
すべて吐き出して、憤懣が少し解消された。
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