工法がだいたいまとまったので、まずは1両作ってみたいと思います。その前に時代設定ですが、コルゲート表現の手間を少しでも省くため、小窓の平板なドアに交換され(旧)田園都市線に転じた後の姿にします。ただしヘッドライトはシールドビーム2灯化前としたいので、だいたい1975~76年頃の設定になるでしょうか。『私鉄沿線』とか『池上線』が街に流れていた、あの時代です。
編成は大井町方から順に次のとおり。
デハ5201-デハ5211(M)-サハ5251-デハ5202
スタイル的に登場時の3連(Mc-T-Mc)や上田交通時代の2連(Mc-Tc)にはならず、可能性としては青ガエルを1両組み込んだ5連(そんな編成あったんだ!って感じです)くらいしかないので中間のデハ5211を動力車にすることにしました。
屋根と側板の「くの字」の曲げぐせをつけた後、窓抜きをします。ここまでは普通の電車と一緒。紙は薄手のスノーマット#300(およそ0.35mm厚)です。
窓はいわゆるユニットサッシなのでシール紙で外枠を表現します。窓よりひとまわり大きいシールを貼り、窓の辺をガイドにして裏側から切り抜く方法です。レッドベアのロゴシールを作った時の廃物利用。
裏側からシール紙を切り抜いているところ。最初にシールを貼ってから窓抜きすればひと手間で済みますが、彫刻刀の切れ味が落ちているとシールが“よれ”てしまったりするのでこうしています。
コルゲートは鉄筆を使った押し出し法で表現します。E127系の屋根やキハ120で使ったのと同じ技法。シャープな線が出るようにエバーグリーンの波板を下に敷き、その溝に沿って鉄筆を強く押しながら引くといい感じの盛り上がりになります。定規は厚過ぎて針先の角度のコントロールがブレやすいのでt0.8の真鍮板を使っています。
腰板のコルゲートも同じ方法ですが、本数が多いうえ曲がるとカッコ悪いため、シールに印刷した“ゲージ”を要所に貼り、波板の溝と合うように調整しながら押し出しました。コルゲートの幅は写真判定では100mmなので、1.25mmピッチの波板があれば1回の固定で楽に複数の線が押し出せるのですが、製品としては1.3mmしかなかったいため手持ちの0.75mmピッチのものをずらしながら使いました。わずか0.05mmの差とはいえ9本分が積み重なるとそれなりの誤差になり、腰板の幅で収まらなくなってしまうのです。
なんとかこんな感じで出来ました。この作業、息止を止め力を込めて作業するので精神的、体力的にけっこう来るんですよ。なので今日は片側をやっておしまい。
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スタイル的に登場時の3連(Mc-T-Mc)や上田交通時代の2連(Mc-Tc)にはならず、可能性としては青ガエルを1両組み込んだ5連(そんな編成あったんだ!って感じです)くらいしかないので中間のデハ5211を動力車にすることにしました。
屋根と側板の「くの字」の曲げぐせをつけた後、窓抜きをします。ここまでは普通の電車と一緒。紙は薄手のスノーマット#300(およそ0.35mm厚)です。
窓はいわゆるユニットサッシなのでシール紙で外枠を表現します。窓よりひとまわり大きいシールを貼り、窓の辺をガイドにして裏側から切り抜く方法です。レッドベアのロゴシールを作った時の廃物利用。
裏側からシール紙を切り抜いているところ。最初にシールを貼ってから窓抜きすればひと手間で済みますが、彫刻刀の切れ味が落ちているとシールが“よれ”てしまったりするのでこうしています。
コルゲートは鉄筆を使った押し出し法で表現します。E127系の屋根やキハ120で使ったのと同じ技法。シャープな線が出るようにエバーグリーンの波板を下に敷き、その溝に沿って鉄筆を強く押しながら引くといい感じの盛り上がりになります。定規は厚過ぎて針先の角度のコントロールがブレやすいのでt0.8の真鍮板を使っています。
腰板のコルゲートも同じ方法ですが、本数が多いうえ曲がるとカッコ悪いため、シールに印刷した“ゲージ”を要所に貼り、波板の溝と合うように調整しながら押し出しました。コルゲートの幅は写真判定では100mmなので、1.25mmピッチの波板があれば1回の固定で楽に複数の線が押し出せるのですが、製品としては1.3mmしかなかったいため手持ちの0.75mmピッチのものをずらしながら使いました。わずか0.05mmの差とはいえ9本分が積み重なるとそれなりの誤差になり、腰板の幅で収まらなくなってしまうのです。
なんとかこんな感じで出来ました。この作業、息止を止め力を込めて作業するので精神的、体力的にけっこう来るんですよ。なので今日は片側をやっておしまい。
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手作業でこれだけキレイにするのは(しかも窓抜いた後で!)、並々ならぬ精神力を消耗しそうです。
屋根にアイシーテープ並べるだけでヒーヒー言ってるボクには、とても現実とは思えません(汗)。