
一時期は秘境探検小説がマイブームでして、そういうのは最近の流行りではないのであちらこちらで古書店を回るなどしていました。この本もそうして手に入れた1冊。この本は神田神保町だったか名古屋上前津だったか。今ならアマゾンでなんとかなってしまうので便利だけれど、面白みとか意外な出会いとかはないよね。
世界の各地の秘境で繰り広げられる事件を、主に採集家・折竹孫七が魔境小説作家である「私」に語って聞かせる形で描く連作短編集。
登場するのは有尾人とか水棲人とか第五類人猿などといった未発見の新生物からボルネオのジャングルから大氷河までの秘境などなど。中でも太平洋の「海の水の漏れる穴」は必見ですね。
でも、亜人類との遭遇ネタが目立ちます。もうちょっと怪物ネタがあっても良いのに……とわがままを言いたくなりますが、この日常世界に帰還した冒険者の土産話というのが1つのフォーマットになっているんですね。
【人外魔境】【小栗虫太郎】【有尾人】【メールシュトローム】【ボルネオ】