「旨いものを食べたければ、常連になれ」
人の好みは様々なのだから、その店の人に自分の嗜好を覚えてもらうことが大事だし、人情なのだ。
97年に出た本で、著者も判型も違いますが、09年10月に刊行された『すきやばし次郎 鮨を語る』と対になるべき本です。こちらは「名店の全仕事」と帯に書かれているように、ネタの紹介だけではなくショウガの漬け方からハマグリの下ごしらえまでしっかり写真で紹介してしまうという、プロが仕事に使えるものとなっています。
後に文庫で再版されていますが、やはり原寸大でずらりと並ぶ寿司の迫力を愉しみたいならこちら。12ヶ月分の原寸大マグロのオンパレードは必見。
ただ、『旬を握る』と『鮨を語る』を読み比べて10年の歳月を感じるのは、寿司を客に出すスタイルの変化ではなく、外国産のマグロに対する評価の変化です。『旬を握る』では輸入マグロだってバカにしたもんじゃないと言っていたのに、『鮨を語る』では最近は良い輸入マグロが入ってこないと言ってます。世界的なスシ・ブームにも困ったものです。
【すきやばし次郎 旬を握る】【里見真三】【丸山洋平】【原価計算】【江戸前のトリ貝】【常連客】【手巻き】【軍艦】【マグロ】
人の好みは様々なのだから、その店の人に自分の嗜好を覚えてもらうことが大事だし、人情なのだ。
97年に出た本で、著者も判型も違いますが、09年10月に刊行された『すきやばし次郎 鮨を語る』と対になるべき本です。こちらは「名店の全仕事」と帯に書かれているように、ネタの紹介だけではなくショウガの漬け方からハマグリの下ごしらえまでしっかり写真で紹介してしまうという、プロが仕事に使えるものとなっています。
後に文庫で再版されていますが、やはり原寸大でずらりと並ぶ寿司の迫力を愉しみたいならこちら。12ヶ月分の原寸大マグロのオンパレードは必見。
ただ、『旬を握る』と『鮨を語る』を読み比べて10年の歳月を感じるのは、寿司を客に出すスタイルの変化ではなく、外国産のマグロに対する評価の変化です。『旬を握る』では輸入マグロだってバカにしたもんじゃないと言っていたのに、『鮨を語る』では最近は良い輸入マグロが入ってこないと言ってます。世界的なスシ・ブームにも困ったものです。
【すきやばし次郎 旬を握る】【里見真三】【丸山洋平】【原価計算】【江戸前のトリ貝】【常連客】【手巻き】【軍艦】【マグロ】