街道を歩く

今まで歩いた街道、町並み、これから歩く街道、町並みを散文的に紹介

城野遺跡

2009-12-07 10:14:14 | 遺跡

 「立ち止まらないで下さい」というような声が聞こえてきそうだ。一本橋を渡っているような感だ。
 2000年前の地面を今歩いているのである。もしかすると3万年前(獣を捕らえるための落とし穴が獣道に掘られていた)かもしれないが。
 弥生時代になってこの様な場所を住居にするといった開発が進んできたのである。
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がん研究無駄とは(読売新聞12月7日朝刊)

2009-12-07 09:29:48 | Weblog

 今回の民主党による「仕分け」について私は以前、科学技術の発達は無駄だと僅か一時間で一蹴されたことに憤懣やるかたなく反対意見をこの場に書いた。
 ところが科学技術だけではなかったのだ。私は本日この記事を読んで愕然としたのである。癌に苦しんで死んでいった人の数ははかりしれない。新薬が出来るまで我慢に我慢を重ねて亡くなっていった人も多かろう。また、逆に命を存え天寿を全うした人も多かろう。そこには絶え間のない地道な研究があったからではないのか。地方では、民間ではどうしようもできないことに国が研究費を拠出したからではなかったのか。それを訳の判らぬものがたった二文字の「廃止」である。
 あともう少しで命が存えるかもしれない人の命をここで絶ってしまうというのである。この仕分けをした者こそが癌である。癌は早期発見で治ると言われるがこの者を仕分け人にしたときは気付かなかったのである。気付いたときは時既に遅しで、この仕分けは「癌」に罹患したのである。
 今日この様な記事は恐らく全紙に出ているであろう。仕分けをした者はこの記事を読んで忸怩たる気持ちが湧いて来よう。今からでも遅くないから廃止を決めたことを恥じて、この「廃止」を撤回するよう行動してもらいたいものである。
 そう言えば、ガソリンの暫定税率廃止は公約だから実行しよう、だけど二酸化炭素を減らすためには金が要る。だから環境税を加算しよう。これでは名前を書き換えただけの単なるすり替えで、騙しである。どうせ徴収するのだろうから「がん研究」にまわせばよい。更に言えば子供手当を廃止して意義あるものに遣って欲しいものだ。あれやこれやと言いたいことはあるのだが今日はあまりにも情けなくなったからだ。私は平平凡凡な人間だ。仕分け人は知識人であろう。それがこのような結果を生じさせる。選ばれたことに喜んで高慢になったとしか思えない。世の中には大岡裁きは無いものか。
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