many books 参考文献

好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

競売ナンバー49の叫び

2011-05-04 18:21:17 | 読んだ本
トマス・ピンチョン 志村正雄訳 1985年 サンリオ文庫版
5週ほど続く週末の出張の、移動の時間とヒマな夜の時間に、なるべく読書をしようと思っている。
とりあえず、あまり軽い新しいものとかぢゃなくて、そういう「本読むぞー」って気合い入れる機会でもなかったら読まないようなものに立ち向かえるといいんだがなーと思って、読んだか読んでないか忘れちゃったような小説なんかが標的である。
というわけで、これ、トマス・ピンチョン。ちゃんと読んだかなー、たぶん途中で投げ出したように思うんだよね。
物語は、主人公のエディパ・マース夫人が、カリフォルニア州の大立者ピアス・インヴェラリティ氏の遺言執行人に指名されたところから始まる。
何をしたらいいかわかんないまま、あっちこっち移動して、いろんな人物に会って、偶然か必然かわからない出来事に振り回され、闇の(?)郵便配達組織に関する謎解きに立ち向かうことになっちゃうんだけど。
裏表紙に、
>本書は、その全体が一つの暗号であり、読者自身がエディパ同様暗号解読者たらざるを得ない、隠喩と多義性に満ちている
って書いてあるとおり、謎の多い話で、今回アルコールも入ってない頭で一所懸命読んだんだが、やっぱいまいちよくわからん。
コメント
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