25度を超えるような予報をみて、今シーズン初めて、半袖で乗馬に行く。
んー、なんにしようか? 前々回と前回、キリーンとミラノでうまく乗れなかった。自分なりに反省点はわかってんで、キリーンでリベンジしようかと思ったんだけど、それでうまく乗れないと相当ヘコむことが予想されたんで、セルスコールを選ぶ。

きょうの注意すること(よっぽど腕にマジックで書いてこようかと思ったくらい)、拳つかうのは断続的に、かえすところをつくること。
手綱引っ張って、力づくでいうこときかすんぢゃなくて、「いうこときいたほうが、ラク?」って馬に認識させないとね。そしたら人間だってラクなんだし。人馬ともにラクになろうよ、ねえ?
はいはい、常歩でせっせと歩いたら、ぢゃあ、速歩しますか。ありがたいことに、前に出る勢いは、いつもどおりあるよ。

馬場を広く使って回ってると、なんだかよくわからないので、さっさと鏡の前の一角を占領して、輪乗りでいろいろチェックする。
内方の脚でドンドンと推進する、手綱を内側に開いてどうこうしようってんぢゃなくて、外側の手綱に馬の口を感じるようにして。
主に外側の拳でギュッとやって「こっち。おいで」って意志を伝えようとする、馬がちょっとゆずったような気がしたら、親指と人さし指以外の指をゆるめる。
手綱を短く持って、ガシッと受けとめて、ちょっと受けてくれるような気がしたら、こんどは目盛ひとつぶんくらい伸ばして。クビがスーッと下に伸びればいいんだけど、ふらふらっとコンタクトを失うようだと、また短く持ってやり直し。
できてるか出来てないか、わかんないけど、繰り返し。こういうとき、セルスコールは、根気強いというか、付き合いがいいっていうか、とにかく歯向かおうなんて態度は絶対みせないからイイ。
常歩で、輪乗りの大きさを調整できることと、ゴー・ストップを確かめたら、おんなじように駈歩で、いろいろやる。外の手綱、外の手綱、そして馬が折り合ってくれようとしたら、こっちも力入れっぱなにしない。

んぢゃ、障害、やりますか。
速歩で低いクロス。飛んだあと、まっすぐいって、速歩で回転、あいかわらず、外の手綱、外の手綱ってつぶやく。
まだユックリだけど、ここでちゃんと回るように注意する。(特に、右への回転んとき、左の拳からヒジね。)飛んだあとの回転を、この時点から丁寧に。ここでできないこと、もうちょっとスピードあがったら、絶対できないよ。
飛ぶ前の回転も180度回るんで、外の手綱、外の手綱って呪文を唱えながら回って、回転するときに推進して受けてるようにする、まっすぐ向いたらもう何にもしない。
んぢゃ、コンビネーション。いつものとおりセルスコールは、障害やりはじめると、ずいぶんと前進気勢が出るんで、ひとつめの真ん中に入るとこまで慎重にやったら、あと何もしない。アブミに立つようにしてカカトを下げて、ポンポンポンポンと飛んでくのの真上にいるようにだけ心がける。
んぢゃ、駈歩でいくつか飛んでまわってみますか。障害はみんなクロス。

ひとつめ飛んだら、右へ270度回転、つぎは連続障害。
最初のやつにダーって走ってかないようにユックリ、飛んだら「1,2!」で起こす、一歩よけいに入るくらいでいいつもりで行く、比較的落ち着いて連続のふたつめを飛ぶ。
ちょっと急に左に240度くらい回転。なんか手前がどうなったか心もとない。速歩に落として、改めて左の駈歩、オクサーのクロスに向かう、先飛びしないように・遅れないように、ポンと飛越。
大きく右に回転、すこしふくれかけたけど、次に向かう。それを飛んだら、ヘの字に角度がついてるんで、右へ。
ああ!?曲りきんないよ!? セルスコールはこの程度ぢゃ止まんないの知ってるんで、強引に右へ、真っ直ぐぢゃないし・真ん中ぢゃないけど、しかたない、勢いで飛越!
ホーホー言いながら、小さい巻乗りして、勢いを収める。んー、いまのはヘタだったなー
ちょっと飛ぶ順変えて、もう一回。

(↑これは私ぢゃないよ、シアトルユーだ。)
クロス飛んで、右へ270度回転、連続障害のラインは垂直になってる。
ひとつめ飛んで、2歩で起こす。ふたつめ飛ぶ。
ほらー、起こすとき、ギューッて拳使いっぱなしになってるじゃんか
拳は断続的に使うんだよ、いうこときいた後いつまでも引っ張るなよ、と思いつつ、回転
また勢いよく走りそうなんで、テキトーなツーポイントで回っちゃう、こういうとこイイ加減に乗ってるから、いつまでたってもうまくなんないんだよね
最初のクロスをもう一回飛んだら、今度は左へ、大きく回転。遠くにあるオクサーのクロスを目指す。まっすぐ入れ、助走のまっすぐ部分が長いからって馬に走られると飛んだあと回れないぞ。
またツーポイントでテキトーに乗ってく。ちゃんと座るべきなんだろうけど、鞍の上で前後左右にグラグラ揺れるよりも、アブミに立つようにしたほうが、馬の上の正しい位置にいることができる(そうしないと乗ってらんないから)。たぶん人がラクなら馬もラクなんだろう、へんに座骨でグリグリされないせいか、セルスコールもおとなしくペースを守ってくれる。
飛んだら右へ、狭いほうへと回転、外の手綱、外の手綱。また手前がどうなってるか怪しいんで、速歩におとすようにして、改めて右の駈歩。
グルーッと大きくまわって、ヘの字に角度ついてる連続障害。さっき強引に回っちゃったからなー、こんどはちゃんと飛びたい。ひとつめ飛ぶときに、外側の手綱を意識、空中から右に曲げるようなつもり、内に引っ張らないで外からね。
無事、右へ向かう、こうなると、もう、踏み切りが近いとか遠いとか、まったく気にしない、飛ぶに決まってるから。飛越! まあ、前回よりよかったでしょ
んー、なんつーか、やっぱ、回転するときの姿勢とか、外の手綱とか、飛んでるときの随伴とか、フラットワークのときに出来てそうで出来てないものが、障害を飛ぶと、思いっきり表面化するよね。
馬の背中のうえで「グラグラ」してんのとか、遅いスピードで速歩・駈歩してるとわかんないんだけど、障害を飛んだときには、そういうのが一挙に「グラン!グラン!」って揺れる形で、クローズアップされたりするよね。
駈歩で、ヒジの開閉とかできてなくて固いのが、障害飛ぶと、肩からヒジから拳までが固まってロックされてるって状態で顕現化するし。
障害飛ぶたびに、障害飛ぶのまだ早いな、って気づかされるんだけど、すこしムチャでも、飛んで気づいて直してったほうがいいのかなーって思うときもある。

(↑いーから、はやく昼メシよこせ!と、セルスコール…。)
おまけ。お預かり中の馬。

↑ディアビクサス(函館行き)

↑バロンビスティー(東京行き)
んー、なんにしようか? 前々回と前回、キリーンとミラノでうまく乗れなかった。自分なりに反省点はわかってんで、キリーンでリベンジしようかと思ったんだけど、それでうまく乗れないと相当ヘコむことが予想されたんで、セルスコールを選ぶ。

きょうの注意すること(よっぽど腕にマジックで書いてこようかと思ったくらい)、拳つかうのは断続的に、かえすところをつくること。
手綱引っ張って、力づくでいうこときかすんぢゃなくて、「いうこときいたほうが、ラク?」って馬に認識させないとね。そしたら人間だってラクなんだし。人馬ともにラクになろうよ、ねえ?
はいはい、常歩でせっせと歩いたら、ぢゃあ、速歩しますか。ありがたいことに、前に出る勢いは、いつもどおりあるよ。

馬場を広く使って回ってると、なんだかよくわからないので、さっさと鏡の前の一角を占領して、輪乗りでいろいろチェックする。
内方の脚でドンドンと推進する、手綱を内側に開いてどうこうしようってんぢゃなくて、外側の手綱に馬の口を感じるようにして。
主に外側の拳でギュッとやって「こっち。おいで」って意志を伝えようとする、馬がちょっとゆずったような気がしたら、親指と人さし指以外の指をゆるめる。
手綱を短く持って、ガシッと受けとめて、ちょっと受けてくれるような気がしたら、こんどは目盛ひとつぶんくらい伸ばして。クビがスーッと下に伸びればいいんだけど、ふらふらっとコンタクトを失うようだと、また短く持ってやり直し。
できてるか出来てないか、わかんないけど、繰り返し。こういうとき、セルスコールは、根気強いというか、付き合いがいいっていうか、とにかく歯向かおうなんて態度は絶対みせないからイイ。
常歩で、輪乗りの大きさを調整できることと、ゴー・ストップを確かめたら、おんなじように駈歩で、いろいろやる。外の手綱、外の手綱、そして馬が折り合ってくれようとしたら、こっちも力入れっぱなにしない。

んぢゃ、障害、やりますか。
速歩で低いクロス。飛んだあと、まっすぐいって、速歩で回転、あいかわらず、外の手綱、外の手綱ってつぶやく。
まだユックリだけど、ここでちゃんと回るように注意する。(特に、右への回転んとき、左の拳からヒジね。)飛んだあとの回転を、この時点から丁寧に。ここでできないこと、もうちょっとスピードあがったら、絶対できないよ。
飛ぶ前の回転も180度回るんで、外の手綱、外の手綱って呪文を唱えながら回って、回転するときに推進して受けてるようにする、まっすぐ向いたらもう何にもしない。
んぢゃ、コンビネーション。いつものとおりセルスコールは、障害やりはじめると、ずいぶんと前進気勢が出るんで、ひとつめの真ん中に入るとこまで慎重にやったら、あと何もしない。アブミに立つようにしてカカトを下げて、ポンポンポンポンと飛んでくのの真上にいるようにだけ心がける。
んぢゃ、駈歩でいくつか飛んでまわってみますか。障害はみんなクロス。

ひとつめ飛んだら、右へ270度回転、つぎは連続障害。
最初のやつにダーって走ってかないようにユックリ、飛んだら「1,2!」で起こす、一歩よけいに入るくらいでいいつもりで行く、比較的落ち着いて連続のふたつめを飛ぶ。
ちょっと急に左に240度くらい回転。なんか手前がどうなったか心もとない。速歩に落として、改めて左の駈歩、オクサーのクロスに向かう、先飛びしないように・遅れないように、ポンと飛越。
大きく右に回転、すこしふくれかけたけど、次に向かう。それを飛んだら、ヘの字に角度がついてるんで、右へ。
ああ!?曲りきんないよ!? セルスコールはこの程度ぢゃ止まんないの知ってるんで、強引に右へ、真っ直ぐぢゃないし・真ん中ぢゃないけど、しかたない、勢いで飛越!
ホーホー言いながら、小さい巻乗りして、勢いを収める。んー、いまのはヘタだったなー

ちょっと飛ぶ順変えて、もう一回。

(↑これは私ぢゃないよ、シアトルユーだ。)
クロス飛んで、右へ270度回転、連続障害のラインは垂直になってる。
ひとつめ飛んで、2歩で起こす。ふたつめ飛ぶ。
ほらー、起こすとき、ギューッて拳使いっぱなしになってるじゃんか



また勢いよく走りそうなんで、テキトーなツーポイントで回っちゃう、こういうとこイイ加減に乗ってるから、いつまでたってもうまくなんないんだよね

最初のクロスをもう一回飛んだら、今度は左へ、大きく回転。遠くにあるオクサーのクロスを目指す。まっすぐ入れ、助走のまっすぐ部分が長いからって馬に走られると飛んだあと回れないぞ。
またツーポイントでテキトーに乗ってく。ちゃんと座るべきなんだろうけど、鞍の上で前後左右にグラグラ揺れるよりも、アブミに立つようにしたほうが、馬の上の正しい位置にいることができる(そうしないと乗ってらんないから)。たぶん人がラクなら馬もラクなんだろう、へんに座骨でグリグリされないせいか、セルスコールもおとなしくペースを守ってくれる。
飛んだら右へ、狭いほうへと回転、外の手綱、外の手綱。また手前がどうなってるか怪しいんで、速歩におとすようにして、改めて右の駈歩。
グルーッと大きくまわって、ヘの字に角度ついてる連続障害。さっき強引に回っちゃったからなー、こんどはちゃんと飛びたい。ひとつめ飛ぶときに、外側の手綱を意識、空中から右に曲げるようなつもり、内に引っ張らないで外からね。
無事、右へ向かう、こうなると、もう、踏み切りが近いとか遠いとか、まったく気にしない、飛ぶに決まってるから。飛越! まあ、前回よりよかったでしょ

んー、なんつーか、やっぱ、回転するときの姿勢とか、外の手綱とか、飛んでるときの随伴とか、フラットワークのときに出来てそうで出来てないものが、障害を飛ぶと、思いっきり表面化するよね。
馬の背中のうえで「グラグラ」してんのとか、遅いスピードで速歩・駈歩してるとわかんないんだけど、障害を飛んだときには、そういうのが一挙に「グラン!グラン!」って揺れる形で、クローズアップされたりするよね。
駈歩で、ヒジの開閉とかできてなくて固いのが、障害飛ぶと、肩からヒジから拳までが固まってロックされてるって状態で顕現化するし。
障害飛ぶたびに、障害飛ぶのまだ早いな、って気づかされるんだけど、すこしムチャでも、飛んで気づいて直してったほうがいいのかなーって思うときもある。

(↑いーから、はやく昼メシよこせ!と、セルスコール…。)
おまけ。お預かり中の馬。

↑ディアビクサス(函館行き)

↑バロンビスティー(東京行き)