ディケンズ・中野好夫訳 昭和42年発行・平成3年改版 新潮文庫版(上下巻)
週末の移動と夜の時間は、本棚のなかから昔読んだけど忘れちゃった(できたらなるべく長い)小説を取り出して、ひさしぶりに読書らしいことをしてみよー、ということで、これ。
先週3分の2くらいまで読んで(気合い入れようとするわりには早く寝ちゃったりする)、今週残りを勢いつけて一気に読んだ。
以前はいつ読んだんだったかな? 完全に忘れちゃってた。
持ってるのは、平成4年の上巻48刷・下巻47刷。上巻には大阪梅田の紀伊國屋書店のカバーがかかってるよ(下巻は横浜の榮松堂)、まあ、そのころから週末は遠かったり近かったり出張ばっかだったんで、出先で新幹線のなかか暇な寝床用に買ったんだろう。
(このくらい、もっと若いうちに読んどけよ、と今になって思わないこともないが。)
ひさしぶりに古いもの読み返してみよーと思うのはいいが、19世紀の小説って、けっこう退屈な箇所が延々と続いたりするからなーと、おっかなびっくりページを繰っていくと、なんか意外に面白い。
こんな読みやすかったっけ?と思いながら、どんどん読めた。もしかすると、訳文の日本語が新しいのかもしれないって感じを受けた。
ぐちぐちと長ゼリフを言ったり、悶々と独白を披露したりするんぢゃなくて、スピーディーに場面が展開して、次々と事件が起きていくんで、退屈しない。ヘンなたとえだけど、なんか少年マンガの原作になってもおかしくない、劇的な流れをもってると今回改めて思った。
お話のなかみは、もういいやな。チャールズ・ダーニーことシャルル・サン・テヴレモンドはフランスの侯爵家の生まれなんだけど、家と国を捨ててイギリスに亡命するわけだ。で、幸せな家庭を築いたりするんだが、フランスで革命が起きて、帰国したとこを逮捕されちゃう。そこには、いろんな因果応報があったりするんだが、まあそれは読んでのお楽しみなんだろう。
後半戦では、裁判とか処刑とかバンバン出てくるんだけど、イギリス人から見たら、フランス革命って、血に狂った馬鹿騒ぎっていうふうに映るのかねー、という感じです。
週末の移動と夜の時間は、本棚のなかから昔読んだけど忘れちゃった(できたらなるべく長い)小説を取り出して、ひさしぶりに読書らしいことをしてみよー、ということで、これ。
先週3分の2くらいまで読んで(気合い入れようとするわりには早く寝ちゃったりする)、今週残りを勢いつけて一気に読んだ。
以前はいつ読んだんだったかな? 完全に忘れちゃってた。
持ってるのは、平成4年の上巻48刷・下巻47刷。上巻には大阪梅田の紀伊國屋書店のカバーがかかってるよ(下巻は横浜の榮松堂)、まあ、そのころから週末は遠かったり近かったり出張ばっかだったんで、出先で新幹線のなかか暇な寝床用に買ったんだろう。
(このくらい、もっと若いうちに読んどけよ、と今になって思わないこともないが。)
ひさしぶりに古いもの読み返してみよーと思うのはいいが、19世紀の小説って、けっこう退屈な箇所が延々と続いたりするからなーと、おっかなびっくりページを繰っていくと、なんか意外に面白い。
こんな読みやすかったっけ?と思いながら、どんどん読めた。もしかすると、訳文の日本語が新しいのかもしれないって感じを受けた。
ぐちぐちと長ゼリフを言ったり、悶々と独白を披露したりするんぢゃなくて、スピーディーに場面が展開して、次々と事件が起きていくんで、退屈しない。ヘンなたとえだけど、なんか少年マンガの原作になってもおかしくない、劇的な流れをもってると今回改めて思った。
お話のなかみは、もういいやな。チャールズ・ダーニーことシャルル・サン・テヴレモンドはフランスの侯爵家の生まれなんだけど、家と国を捨ててイギリスに亡命するわけだ。で、幸せな家庭を築いたりするんだが、フランスで革命が起きて、帰国したとこを逮捕されちゃう。そこには、いろんな因果応報があったりするんだが、まあそれは読んでのお楽しみなんだろう。
後半戦では、裁判とか処刑とかバンバン出てくるんだけど、イギリス人から見たら、フランス革命って、血に狂った馬鹿騒ぎっていうふうに映るのかねー、という感じです。
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