goo blog サービス終了のお知らせ 

かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

激変!日本古代史

2011年04月22日 | Books
nose3スーちゃんが亡くなったという。もちろんスーちゃんと呼べるほど親しくはないのだが、我々世代にとっては、それっくらい身近な存在だったろう。
ドリフの全員集合の脇役で出ていたと思っていたら、みるみる内にスターに。でも、庶民的な雰囲気を失わずに、あっという間に解散。見事だった。
ご主人が、夏目雅子さんのお兄さんだったとは知らなかった。夏目さんとスーちゃんが知り合いだったことがきっかけという。二人とも、あまりにも早く逝ってしまった。癌についての議論はつきないが、もうそろそろどうにかならないものか。



とにかく古代史の本がやたら目につくように思う。こっちが興味を持って見るから、目に入るのか。

本書も、昨秋出たばかり。著者は、ノンフィクション作家で、必ずしも研究家ではないから、確固たる信念があって、調べているわけではなく、近年大きな発見があったところを中心に、取材をして、ルヵ翌ノまとめた本を言えるだろう。
だからこそ興味の趣くままに、旅をし、取材し、思索することができたのかな。

著者もいろんな本を読んでいて、どの本も、記紀に頼り過ぎたり、逆に否定ばかりしたりで、原点に戻ろうという気持ちになったという。もちろん、プロだから相当多くの遺跡を、直に見られ、関係者の話をお聞きになっている。生まれ故郷は、境港とのこと。

纒向遺跡での聞き込み?では、極めて人工的にクニが作られたらしいことが、特徴と聞いたいう。他地域からの土器が多い、水田跡がない、運河らしき跡、前方後円墳の突如の出現など。例の、炭素14の話も出てくる。現場と研究室では吹く風が違うようだとも述べている。
県の職員の方は、卑弥呼は、たまたま邪馬台を呼ばれた纒向にいた呪術に長けた女性で、突然倭国王に祭り上げられたと断じられたという。

出雲、北九州、東国、聖徳太子、伊勢など、今話題のトピックに話が及ぶ。北九州の方々は、もちろん北九州説に自信満々だ。
古代史を、謎ときという観点で楽しみたい人には、うってつけの本。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする