かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ある弁護士先生の話

2011年04月14日 | Topics
light今日は、ある著名な弁護士先生の話を聴く機会があった。
震災に企業はどう対応すべきかという切実なテーマで、会場の空気も緊張感あふれるものだった。

とにかく、やることは山ほどあるのに、どれから手をつけていいかわからないというのが、大方の企業の現状だろう。

復興本部をどう作るのか?従業員への配慮はどうすればいいか?不履行になった契約をどうするのか?部品の調達ができない中どうやって生産ラインを復活させるのか?決算、総会は、どうするのか?etc.

今日のお話で、ヒントは、かなり得られたような気がする。

そのベースに流れているのは、民法一条にある信義則だ。これだけの非常事態だから、法律が想定していないことがそこらじゅうで発生する。それは、緊急立法で解決される場合もあるが、それだけでは到底間に合わず、信義則で、対応していくしかないし、それが、一番正しい。

不可抗力、事情変更の原則なども、多用されるであろう法律用語だ。濫用されてはいけないが、この用語が使われる場面は、相当あると思われる。
決算、株主総会、有報なども、柔軟な対応が可能だ。

いろんな法律があるが、この非常事態では、まずは常識から入ることが、大切ということだ。

先生は、ガイガーカウンターを携帯されていて、会場でも測定したが、通常時よりわずかに高いが、問題ないレベル。0.09シーベルト/時。この/時が重要で、0.09だけ見ても、本当の意味はわからない。 正しい知識を持つと同時に、日本はとんでもないことになっているという海外の誤解は、きっちり説明して解いていかなければならないことも学んだ。
広報が大切。

やることはたくさんあるが、全体を見ながら、一つ一つ取り組んでいけば、必ず解はある。

リーダー現場を知り、現場に流されず。
非常時の鉄則も、多く学んだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする