かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

京阪満願の旅 その1 法然展と親鸞展

2011年05月09日 | Kyoto・Osaka・Shiga ( Japan )
今回の京都・阪南への旅は、いろいろな目的があったが、そのいずれも達成することができた。ということで、満願の旅と名付け、端折りながら、旅路を紹介したい。



まず、行ったのが、5/8まで、京都国立博物館で開催されていた法然展。法然上人八百回忌を機に開催された特別展だ。東京でも、秋に、法然と親鸞展が開催されるから、たぶん重複する展示も多いと思われる。



何と言っても見所は、NHKでも特番があった法然上人絵伝。わかりやすく、美しく、繊細に、法然上人の生涯(亡くなられてからの話もある)が描かれている。結構混んではいたが、かなりの部分が公開されており、比較的しっかり見れた。すばらしかった。
その他にも、法然に因む様々な展示があり、気合の入った特別展になっている。
七箇条制誡という書物には、当時の弟子たちの署名が並んでおり、その中には、親鸞の若かかりしころの名前である綽空の署名も見える。



それから、北上し、やっと裁判のごたごたも解決した、五木さんご用達の”一澤帆布”で、鞄、帽子等をGET。流石有名店で、決して安いものではないが、大繁盛だった。
お店も新規開店だそうで、記念の携帯ストラップもいただいた。



さらに東に行き、京都市美術館で開催されている親鸞展に行った。こちらは、5/29までやっている。こちらは、法然上人絵伝のような目玉はないが、これまた親鸞上人七百五十回忌にふさわしい充実した展示になっている。
特に、親鸞さんの残した書の多様さに驚かされる。型破りのお坊さんであった親鸞さんだが、その学のレベルは、並大抵ではなかったんだなと再認識させられた。その親鸞さんが、その学を振り回すことなく、万人に受け入れられる浄土真宗の開祖になったのだから、それまた凄い。
その他、親鸞さんが尊敬した聖徳太子や、本願寺所蔵の絵画類が展示されている。
上下にストーリーを展開させる絵伝も展示されるが、正直細かくて、ストーリーは追いにくい。

東京で、合わせて展示された時に、もう一度訪れたい。
コメント
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