今日は、ゴルフだった。
午前中は、さわやかなな風の中、快適だったが、午後にわかに真黒な雲がわき出て、雷雨になった。残り3ホールだったので、普通やめるところだが、ベストスコアを更新しそうなパートナーがいて、待っていたら、幸い30分ぐらいで、雷雲は立ち去り、パートナーも見事ベストスコア更新。私もその日を夢見ているのだが、ベストスコアを出したのは、もう20年以上前のことである。
雷雨の後は、気温も下がり、ますます心地よいコンディションになった。カート道からは、湯気が立っていた。
仏陀についての英語の本も読もうと思って、AMAZONで調べ、一番初心者向けらしい2冊を注文した。1冊は、まだ届かないが、先に届いた方を読んでみた。
英語の本だが、作者はドイツ人のようだ。1993年に発行されている。
内容的には、想定内。そもそも元の本は、変わらないのだから、そう大きく違いがある訳はない。
仏陀の一生というから、仏陀の伝記なのだが、いかにも全て明らかであるかのような断定口調で書かれている。仏陀の生涯についての言い伝えが、かなりあやふやなものであることを知っている者からすると、ちょっと違和感は残るが。
例えば、仏陀の死のきっかけとなったチュンダの捧げた食べ物は、豚と断定的に書いてあるが、これも、キノコではないかとか、いろいろ議論が分かれているところである。
ちなみに、イスラム教が豚を食することを禁止しているのは、豚が食当たりの原因になりやすいことから来ていると、聞いたことがある。
仏陀のことは、英語で、三通りで表現している。the Buddah、the Blessed One、the Tathagataの3通りだ。
Tathagataという言葉は、恥ずかしながら知らなかった。その他、英語の固有名詞の表現が多用されているので、ひじょうに参考になる。
出家のことは、homelessnessという言葉を使っている。仏陀の説話を聞き、次から次へとホームレスになっていったのだから、俗世界に生きる人は、さぞかし、とまどったことだろう。
最後に、世界各国の仏教の伝播状況と、現況の説明があるが、これもやや違和感はある。
例えば、中国のところで、玄奘についての記述がなかったり、日本では、法然、親鸞についての記述がない。一方で、欧米でポピュラーな禅についての記述は、詳しい。日本への仏教の伝播は、522年と断定されている。参考文献も、禅に関するものが、やたらに多い。
ということで、仏教が、仏教国以外の国から、どう見られているかを理解するのに、とても役立つ本だった。