かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

気軽に台湾その6 鹿港

2011年08月28日 | China・Mongolia

sun今日は、夏らしい一日だった。夏休み最後の週末を楽しんだファミリーも多かったかもしれない。
田尾フラワーロードから、さらに台中に向かう途中の海の近くに、鹿港がある。
ルーカンと中国語(台湾では、北京語のちょっとなまった言葉が使われるそうだが、台湾の人々は、それを国語と呼ぶ)では、発音する。
17世紀に築かれた港町で、かつては、台南と共に、栄華を極めたという。



商店街入り口。生活のための店と、観光客向けの店が、雑然と並んでいた。



天后宮は、華人の信仰の中心である媽祖を祀ったお宮である。台湾の媽祖は、ほとんどがこの媽祖から分かれたものという。元は、福建省の天后宮がら、17世紀に分かれたものだそうだ。
元祖華僑の街とも言えるかもしれない。もちろん、横浜の中華街にも、媽祖廟はある(今のものは、新しく作られた物だが)。



こちらは、本堂。第一級古跡に指定されている。
手前がお供え物を置く台。
ちょうど中国のお盆の時期で、お供え物のお店もたくさん出ていた。
お盆と言っても、日本とは、ずいぶん違う。
シンガポールにいた時もあったのだが、ghost festival と呼ばれていて、何かお化けが出てくる感じなのだ。
祖先の欲しかったもの(お札が普通だが、家や、高級車などいろんなもの)を紙で作り、燃やす。
道教の中元節、仏教の盂蘭盆節、民間の鬼節が合わさってこうなってしまったようなのだが、イメージ的には、鬼節のニュアンスが強く、日本のお盆とはかなり違う。



媽祖を護る神様達。



牡蠣が名物のようだ。いただかなかったが。



九曲巷と呼ばれる地区で、古い街並みが、ここだけ残っている。



上空から見ると、ここだけ、古い瓦屋根の家が密集し、古い街並みがそのまま残された一帯であることがわかるという(近くに写真が展示されていた)。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする