アメリカ国債が、ついに格下げになった。まだ、日本などに比べれば高いレーティングではあるが、海外から巨額の借金をしまくっているので、世界経済に対する影響は甚大。
アメリカの財政が、ギリシャ化した時、何が起こりうるのかを、考えておいた方がいいかもしれない。
インドの旅は、やっと時間調整のデリーを終え、始まるところだが、H/P掲載予定のところは、なるべく、はずしたい。でも、それだとよくルートがわからないので、H/P掲載予定の部分は、最小限の記述にとどめながらも触れることにしようと思う。
まずは、デリーから、ベナレスへ。
ベナレス行きの夜行列車は、デリーのメインではなく、アナンビハール駅という、デリーからヤムナー河を渡って、東へ40分ぐらい行ったところにあった。
駅は新しく、地下鉄も乗り入れている。
ただし、中の設備は、こんな感じで、トイレもなく、みなホームの向こう側の草むらで用を足している。
食べ物もちょっと売っているが、ミネラルウォーターすらも???
ベンチもなく、列車もどんどん遅れるので、人がホームにあふれ、難民化している。
座席指定が発表されるたびに、模造紙みたいな紙に、合格通知のように張り出され、その度に、また人がどっと押し寄せる。
本当は、列車の中で、弁当を食べようと、ランチボックスを持ってきたのだが、全然来ず、結局このホームで食べた。
結局、4時間遅れぐらいでやっと始発列車が来た。アナウンスもなく、聞いても駅員は、答えを持っていない。
列車が着いたら、駅は、大混乱。私は、座席指定の二等寝台だったのでよかったのだが、普通車は、大きな荷物を抱えた乗客であふれ返り、列車の入口に殺到する。窓は、皆鉄格子になっているが、真中の窓だけ、鉄格子がなく、そこからも、人が、頭からダイヴしている。命がけである。
日本でいえば、戦後の引き揚げ者の方々の乗る列車のようだ。
二等寝台のマーク。
二等寝台の中は、こんな感じ。通路を挟んで一方が、縦に、二段ベッドが向かい合う形で、
一方は、通路に平行に、二段ベッドが並んでいる。
ベッドは、指定されているので、心配ないが、駅に止まる度に、人が出入りし、一人旅だったら、なかなか寝られないだろう。アナウンスもない。
今回は、ガイドが乗っていたからよかったが。
スーツケースを自転車用チェーンで、ベッドの脚につなげたのもよかった。
誰が出入りしているかもわからない。
ぐっすり寝たら、ベナレスだった。約12時間だったと思うが、遅れに遅れて定かではない。
インドの他の街と同様、ごちゃごちゃ感いっぱいだが、ヒンドゥ教の聖地だけあって、欧米系のバックパッカーも少しいる。
これから、2700kmの旅をする車とドライバーは、前日に、デリーから、ベナレスに来てくれていた。
このごちゃごちゃの街中が待ち合わせ場所だった。