またまたブッダの生涯についての本をGET。この10月に出たばかり。
著者の大角さんは、宗教評論家だそうだが、評論家的ではなく、仏教の神髄に迫る書きぶりである。
1999年の「ブッダ」という本を大幅に改編してのものという。
特に新発見はないが、ブッダの生涯と、仏教の教えを、うまく関連づけて説明してくれて読みやすい。やや、内容が通説?中心すぎる感じはするが。
日本の風習と仏教との関係に言及してくれているのも、いいところかな。
後半は、経典についての説明が中心になるので、ちょっと私の関心からは、外れるのだが、大乗仏教の教えも、ブッダの教えから繋がっていることを認識させられる。どこで、誰が、どういう風にストーリーを膨らましていたものか。
ひじょうにうまくまとめられている本なので、お釈迦様入門書としてお勧めできる。
特に、大乗仏教の教えが中心の日本人には。