今日は、生憎の冷たい雨だったが、朝もはよから、上野に向かった。
目的は、大人気のツタンカーメン展。すでに、160万人を動員しているという。
9時に着いたら、この行列。すでに整理券タイムになっていて、10時半~10時45分の整理券をGET。新しくできたスタバで時間をつぶしたらちょうどよかった。
待ち時間は、みるみる内に延びて、午後1時には、4時間以上になっていた。
これから、行く人は、時間に余裕をもって行こう!
ツタンカーメン展は、流石、大人気のことだけある。よくこれだけのものが日本に来てくれたものだ。たぶん、エジプトの混乱から、外貨稼ぎの目的もあるのだろう。値段は、この手の展覧会の中では、最も高い。でも、その価値はある。
入場制限のおかげで、混んではいるが、よく見れる。
それにしても、このきらびやかな宝物類には、やっぱりびっくり。どれだけの権力を、3400年前に生きたツタンカーメン王は持っていたのだろう。
最近、科学的な分析が進んできて、あまり幸福な人生ではなかったことが明らかになってきている。
今回、47年振りの来日だが、実は、私は47年前にも行っている。たぶん小学校1年の時で、前回来日の記憶がある一番若年になるものと思う。
その時は、黄金のマスクも来ており、すごい人だったことと、展示位置が高くて、見上げた記憶がある。スカラベや、カノポスを不思議に思ったり、胸飾りがきれいだったことを覚えているが、その具体的なイメージは、浮かんでこない。47年前のことだ。
ランチは、これも新しくできたパークサイドカフェでいただいた。
結構いい値段はするが、洒落た雰囲気は、〇。
東京に出たので、ついでに、前から気になっていた大倉集古館に行った。”インドへの道”という企画展をやっているという記事を見たからだ。
大倉財閥が集めた収集品が展示されているが、今その収集品のほとんどは、出稼ぎ中で、その間、この企画展をやっている。
大蔵財閥は、インドで長くビジネスをやっているようで、1970年代から1990年代まで駐在した山内さんという方がこつこつ集めた神像や、細密画、収蔵品の神像などが展示され、興味深い。ただし、デリー博物館通い(3回だけだが)をやった私から見るとレベルは?
面白かったのは、岡倉天心の弟子達(菱川春草、下村観山、横山大観)の仏教に関する日本画と、インドに訪問した時の、スケッチ(ペナンのもある)。
スジャータが乳粥を奉げる絵、瞑想中の仏陀を女性が誘惑する絵、維摩居士の絵。
スケッチでは伽耶の図とあるが、”ガヤ(ブッダガヤの近くの町)”を差しているのか、一般的な”町”の意で使っているのか。
がらがらなので、ゆっくり堪能できる。
これが大倉さん。
博物館の裏にも、韓国のものと思われる石塔、石像が並ぶ。日韓併合時代に、持ち帰ったものか。
帰って酒屋にいったら、ボジョレーヌーボーがあったので、衝動買い。おまけの蝋燭が気に入った。先週の土曜日の同窓会で、既に、鱈腹、いただいたんだけどね。
充実した一日だった。