京都の東寺の後は、近鉄特急で、近鉄奈良へ。去年、一昨年の反動で(4回行った)、行けなかったので、久し振りの感じがする。
まずは、正倉院展へ、直行。その話は、当日した。着いたのが11時ぐらいだったので、ちょうと混んでる時間帯になってしまったようだ。
なら仏像館の展示も仏像中心に展示替えされていて、見ごたえがあった。
ちょうどランチの時間になったので、ちょっとそばでもと思って、こんな店に入ってみた。
レストランの中は、鉄道模型のジオラマになっていて、ちょっと変。意味不明。
無理やりシルクロードの終着駅と位置付けてはいるが。
そして、奈良でももう一つの目当てである東大寺ミュージーアムに向かった。
南大門が見えてきた。
金剛力士像は、いつ見ても凄い迫力。
長い間、こうやって見つめ合っていた?睨み合っていた?
大仏殿も見えてきた。鹿が主役。
これが、昨年できた東大寺ミュージーアム。現在、奈良時代の東大寺展をやっている。
結構大きい。前は、ここに何があったんだろう。
見ごたえあり。このミュージアムのために、奈良の国立博物館からも、一部国宝が移されていた。
何といっても、目玉は、普段は、法華堂にある不空羂索観音像。
光背も、宝冠も、両手の間の水晶玉も、取り外されて、仏像だけの姿で、展示されている。
ちょっと寒そう。
日光、月光菩薩も、両脇に展示されている。
また、法華堂に戻されるそうだから、この機会に見ておかない手はない。
おまけに、宝冠や水晶玉は、じっくり至近距離で見れる。
この宝冠については、その材料が、古墳時代のものと同じであるという研究結果が発表されていた。化仏も見事だ。
かつて東大寺から発掘されて、最近の調査で、元は、正倉院御物であったことが判明した陽と陰の剣も将来展示される予定のようだ。この剣の秘密を解き明かすだけで、何冊も本が書けそうだ。
何故、正倉院に一度収められたお宝が、取り出され、東大寺の下に埋められたのか???
すばらしい博物館ができたことをうれしく思う。
大仏殿。朝からの雨も上がって、すばらしい天気になった。博物館の入場券とセットになっていたので、久しぶりに訪れることになった。
すばらしい。
この灯篭は、東大寺展の時には、わざわざ上野まで運ばれてきた。大仏殿や、大仏は、それぞれ再建だが、この灯篭は創建当時のものが残っている(パネルは、レプリカになっているが)。
この大仏を作った聖武天皇のお気持ちはどのようなものだったのだろう。
何度も焼け落ちてしまったが、そのたびに再建され、日本を見守ってくれている。