かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

奈良京都おさらいの旅 その6 今西家

2014年11月17日 | Nara ( Japan )


興福寺から、なら町に向かった。なら町は、実は、まだ2回目で、いつもついでに行くのでじっくり味わっていないのだが、今回も、さらっとになってしまった。



道祖神様も祀ってある。



昔ながらの家並みが残っているところが、数箇所あるのだが、町並み全体が残っているところがないのがちょっと残念。
せっかく、戦災に遭わなかったのに、古い町並みを保存しようという考えが浸透するのが、ちょっと遅かった。



その中で、一番立派なのは今西家。
入ったのは初めて。
興福寺の大乗院家の坊官を務めた福智院氏の家だったというが、酒造りの春鹿さんが譲り受け、その後、重文になった。
入場料がかかるが、家の内部を、丁寧に説明していただける。



そういった家だから、格式は、高く、家の中も、身分の低い人のための部屋から、最高位の人の部屋まで、段差が設けられている。
この部屋は、書院で、一番格式の高い部屋。
障子は猫間障子。
家のそこここに、様々な工夫もなされている。



庭も綺麗に保存されている。



屋根は、唐破風。蔀戸(しとみど)も珍しい。



純和風。当たり前!



網代編みの間。美しさと実用性を兼ね備えている。



元々二間を一間にしたもので、元の板の間に戻せるようになっている。



玄関の脇の間。何気なくある板は、春鹿さんの酒樽の蓋という。



お隣は、家の所有者の春鹿さん。
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