かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

レコード・コレクターズ 12

2018年11月30日 | Music


久しぶりにレコード・コレクターズをゲット。
雑誌の名前自体メトロなのだが、まさにCDが出た前の時代の話が多い化石的な雑誌。

特集と言ってもボリュームイマイチなので、見送りがちなのだが、先日のWhite Albumの対談に出ていた朝日さんの記事もあると聞きゲット。

表紙にナンバリングがあるが、4人の誕生日になっている。
25%づつになっているそうがが、私のゲットしたのはリンゴ。
買ったのが遅かったか?

White Album以外にも、興味の深い、身近な話題が多く、大正解。
特にWhite Albumについては、単行本にしてもいいぐらいの深さ。
どんどん探求が深まっているが、日本のレベルはただものではない。
前回の対談で出ていた話もあったが、初出の話もいっぱい。

White Albumについては、評価が上がりつつあるが、以前は駄作とも言われていた。
その証拠に70年代に出たベストアルバムには3曲しか収められなかった(そうだったけとびっくり)。
その後その評価は高まり、その多様性では、ビートルズで一番という意見すらある。
たしかにそのチャレンジ精神は、ありえないレベルだし、商業的にも大成功だった。

既存音源のリミックスについての評論は、深いが、新出のセッションズへの評論がさっぱりしているのが残念。
各国の盤面紹介や、各曲の説明のレベルは高い。
ページ数で言えば、1/3ぐらいなのだが、その濃密な解説に脱帽。
ということで、ビートルズファンは、ゲットしてもいいのでは。

その他の楽曲についても評論もしっかりしており、特に本号では顕著。
充実した巻だった。

コメント
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