かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?

2022年01月18日 | Culture・Arts

今日もゴルフ。
意外と寒くなく、楽しくプレイできた。



横尾忠則さんのH/Pで本を買うと、サイン本がいただけるということなので、5冊ほどゲット。
その中で、一番立派なのが本書。
先日まで、東京で展覧会をやっていたが、その図録。
展覧会の方は、行き損ねてしまったが(ただの六本木の肖像画展の方には、行った)。
今も大分に巡回展をやっているが、流石に、そこまでは。



こちらが、いただけるサイン。



サブタイトルが示すように、横尾さんの生まれてから、今までの、歴史をたどるような集大成的な図録だった。
展覧会に行っとけばよかった?

最初のインタビューからして面白い。
横尾さんのキャラがひじょうによく出ている。

まずは幼少期からだが、デザイナーとしての勉強はしたことがなく、絵が好きだったので、地元の新聞社のデザイナーが、社会人のスタート。

作風は、本当にバラエティに富んでいてつかみようがない。
私が、最初に横尾さんを知ったのは、ビートルズのポスターだが、その絵は、写実的だった。
書きなぐったような絵から、ピカソのような抽象的な絵。
グラフィックデザイナーとして一流だったことは、そのポスター群から一目瞭然。
でも一番有名なのは、画家に転じてからの、半分パロディの、アングラポスター群かもしれない。
先日展覧会に行った和田誠さんも出てくる。
そのすべてのジャンル?の絵が載っている。
三島由紀夫、インドへの傾倒、Y字路等、関心事も、極端に揺れ続ける。



最初のニューヨークでの個展は、大好評で、その時、ジョンとヨーコの自宅にも、招待された。

直近の作品まで紹介され、そのクオリティは、増す一方に見える。
すばらしい1冊だった。

コメント
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