今日は.朝から冷たい雨。
雪には、ならないようだが。
本書は、和久井さんのお勧めもあり即ゲット。
ジョージ・ハリスン本は、かなり読んでいるし、それとスワンプ・ロックを一緒にしてしまう?
和久井さんのサイン入り。
内容は、レココレらしく深い。
まず、最初の4人の対談が、なぜ、ジョージ&スワンプなんだという議論をしくれている。
スワンプロックという言葉自体、どの程度浸透しているのかわからないが。
私が、スワンプという言葉を知ったのは、ニューオリンズに行って、スワンプツアーに行った時。
沼地を舟で行くと、鰐が出て来て、そこにマシュマロをあげるという趣向だった。
その泥臭いアメリカ南部で、流行ったロックということらしい。
粘っこい歌い方と、スライドギターを駆使した演奏に特徴があるという。
ジョージ自身、インドかぶれから脱却して、はまったのがこれだった。
言われてみれば、Get Back Sessions でノリが悪かったのは、もうすっかりこっちの世界に頭が行っていたことだったのか。
ビートルズと別の世界を作ろうとしていたジョージだが、ビートルズが解散してしまい、ソロ一本やりになる立場になってからは、さらに変化を続けていく。
そういう意味では、インド音楽も、スワンプ・ロックも、彼の中の過渡的なブームだったのかもしれない。
それにしても、ジョージを取り巻くシンパの多彩さと、お互いの共鳴の仕方は、ロックが次の時代を模索していたいい事例だ。
それが、次世代に着実に引き継がれている。
幅広くアプローチしてくれているので、情報量も多く、楽しい1冊だった。
それにしても、みなさんなんでそんなに知っているんだろう?
サエキさんは、インドに居たん?
バングラデッシュのコンサートで、スワンプ・ロックって、意識したことなかったし。
おまけのポスターの表。
版権の問題はわからないが、ナイス。
こちらもっとナイス。
ドイツ時代の写真じゃなかったかな?