かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

アジアの聖地

2022年01月19日 | Culture・Arts


今日は、新聞で見つけた、半蔵門ミュージアムで開催されている、"アジアの聖地"写真展に行って来た。

井津建郎さんという写真家の展覧会。
井津建郎さんという方、全然知らなかったのだが、ずっとニューヨーク在住で、昨年、金沢に拠点を移されたということ。
なかなかすごい経歴なのだが、1979年にギザを訪れて以来、聖地巡りをされているそうで、世界各国を回られている。
私も、2001年にカンボジアを訪れて以来、アジアの聖地巡りをしているので、似たようなものだが、もちろん、プロだから、その規模は違う。

ただ、かなり訪れたことのあるところの写真も多かったので、親近感のある写真展ではあった。

写真の技法は、プラチナ・プリントという古い技法で、グレイのグラデーションが、今の写真に比べて、より深いのだという。
もっとすごいのは、フィルム自体の大きさが、35㎝×50cmとのことで、実物大に、感光紙に定着されたものが、展示されている。
カメラを持ち歩くだけで、重労働だ。
今は、その感光紙は、ないそうで、全て手作り。
そこまでやるか?

もちろん、ベストショットを撮るために、同じ場所で、ひたすらシャッターチャンスを待つのだろう。
訪れて、ぱちぱち写真を撮って、また次の場所に移動する私とは、雲泥の差だ。



この地図が今回展示されている写真の撮影地だが、全部で36カ所の内、私が行ったことがあるのが19カ所。
アジアに限れば、まぁまぁ健闘している。
どんな場所かは、my homepageにアクセスいただければと思うが、そこから先は、ますます奥地で行きづらいところ。
ただ、頑張れば、行けないこともない所でもある。

1990年代の写真が多く、アジアが脚光を浴びる前の、素朴さも感じられる。

展覧会を見た後、ミュージアム内のシアターで、真如苑が競り落としたかの有名な大日如来坐像についての、20分弱の映画を見たが、なかなかの出来で、これもよかった。
他にも見たい映画があったのだが、時間の関係で割愛。

何といっても、フリーなのがありがたい。
また、興味のある展示会があったら、訪れたい。
場所も、半蔵門駅の真上。
コメント
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