かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

言葉を離れる

2022年01月24日 | Culture・Arts

寒い日が続く。
オミクロンも蔓延しているので、風邪をひかないようにしなければ。



横尾忠則シリーズ最終回。
本書も、氏のオンラインショップでゲット。



ご本人のサイン入り。

元々ユリイカに連載していたエッセイを、2015年に単行本化。
そして、2020年に文庫化したとのこと。

今回ゲットした一連の横尾さんの本の中で、書としては、本書が一番、横尾さんを知るには充実している。
どのように横尾さんが、今の横尾さんになっていったのか、きちんと、描かれている。

そもそも本は、あまり読んだことがなかったそうだが、奥様が、金閣寺をゲット。
その後、三島由紀夫との親交が始まり、それがきっかけでインドにもはまる。
ビートルズへの関心もこのころから。
ところが、三島の自決で、大きく流れは、変わっていく。

ジョンとヨーコに会った話と、その後にTVに出演した話も出てくる。

大きかったのは、1980年のピカソ展を見たことで、そこから、画家に転向。
目立ちたがり屋のキャラで、いろんな人が寄ってくると自覚している。
映画製作、小説家等、活動の幅を広げながら、今に至っている。

芸術家というのは、いろんな風変りな人がいるが、横尾さんは、その中でも、かなり変わったタイプだろう、
ただ、いろんな絵、本、人、事件に影響を受け、自らを変えていったことがわかり、その点では、普通の人と変わらない。
ただ、その変化の幅が尋常でなく、自らの想定をも上回ってしまったということではないだろうか。

面白かった。

以下後日談。
数日後、全く同じ5冊の入ったパッケージが到着。
照会のところ、先方間違いで、返送したら、わび状と共に、饅頭が。



ご丁寧なことに、息子さん直筆のわび状だった。
娘さんは、画家で、オリンピックの際、丸ビルと新丸ビルで、お父さんとセットで、大壁画を披露されていた。



開けて、またびっくり。
御馳走様。

コメント
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