今朝の新聞に、鎌倉歴史文化交流館の記事が載っていた。
この博物館の存在自体知らなかったので、行ってみた。
その前に、知人に教えてもらっていた明月院の入り口近くにあるフレンチレストランで、腹ごしらえ。
店名は、瓜坊のことだそうで、イノシシのイラストが、描いてある。
中にも置物が。
普通の家を改装したと思われるお店で、プチぜいたくなフレンチが味わえる。
シェフは、日本、ベルギーで、修行の後、金沢でレストランをオープン。
その後、鎌倉にお店を移転。
奥様が、金沢ご出身で、いろいろお話もさせていただいた。
見た目も、味も最高。
デザートだけ、ちょっと。
右のチョコレートは、本場ベルギー物で、中のチョコは、溶けている。
レストランから、巨福呂坂を抜けて、八幡様の脇を抜けて、文化交流館を目指した。
途中、立派な洋館が。
古我邸ということで、今は、フレンチレストランになっているらしい。
値段のレンジは、先ほどのレストランと同じぐらいのようだった。
鎌倉文学館の加賀邸と並んで、立派な洋館だ。
鎌倉は、多くの要人、文化人が移り住んだ町でもある。
鎌倉歴史文化交流館に到着。
思いの外、立派。
香港上海銀行ビル、ロンドンのコーンビルなどの設計をしたフォスターという建築家の設計だという。
元々、個人の邸宅として2004年に建てられたが、2013年に鎌倉市が取得し、2017年に、文化交流館としてオープンしたとのこと。
回りにも、立派な家が多く、高級別荘地の雰囲気のある一画になっていた。
この地域は、鎌倉時代は、有力御家人の安達氏の邸宅や、お寺があったそうだが、江戸時代には、刀工正宗の後裔の屋敷があり、明治に入ると、岩崎小弥太の母の療養所があったという。
由緒ある地域だ。
外壁に多用されている石は、人造大理石だそうだ。
これは、畠山重忠の鎧を再現したもの。
相当立派。
天平の年号が入る荷札。
鎌倉の古代から、現代に渡る歴史が、3展示室にコンパクトに展示されている。
源平合戦屏風。
江戸時代のものという。
廃寺となって、今発掘再現作業が続いている、頼朝創建の永福寺の展示も。
VRコーナーもあったが、機械が1台で、使用中だったので、割愛。
和洋建築も併設されており、文化交流館になっても、残された。
先日発見?した合槌稲荷は、元々ここにあったものを、葛原岡神社の横に移転したことが、わかった。
題展示室は、別棟にあるが、北条氏展をやっている。
4回に分けて展示するそうで、今は、一番最初の、伊豆から、鎌倉に乗り入れるとこまでの展示。
この部屋のみ、借り物の展示があり、写真撮影できるものが少ないが、北条家の出自というのが、必ずしもはっきりしていないことがわかる。
しかも、頼朝を担いだものの、鎌倉幕府を立ち上げるのに、相当苦労した様子が、わかる。
伊豆にしても、鎌倉にしても、なじみのある土地で、面白い。
大河ドラマは、まだ始まったばかりだが、なかなかこちらも面白く、相乗効果で、伊豆も、鎌倉も、にぎわってくれるといいな。
ということで、今年は、まだまだ鎌倉に出かけることになりそうだ。