今日は、ゴルフ。
途中スコールで、40分ぐらい中断したが、スコアはまぁまぁ。
どうにか回復していきたいのだが
本書は、出たばかり。
著者は、山岸さんという、考古学の専門家。
ひじょうに読みやすく、バランスよく書けている。
解説本というより、縄文・弥生文化の研究が、この50年ぐらい、つまり山岸さんが、研究を初めてから今まで、どのように進んできたかをまとめた本といえる。
研究は、まだINGで、わかってきたことを、途中経過としてまとめてみたという印象。
我々世代が、学校で習った縄文・弥生時代とは、全く別物になっているのに、改めて驚かされる。
まだ不安定さは残るものの、放射性炭素法により、より簡便に、時代が測定できるようになったことが大きい。
そのおかげで、世界最古級の発掘物まで出てきている。
人類自体は、アフリカ発祥というのが定説になっているが、人類が文明的なものを持つようになってから、比較的早い時期に、人類は、ユーラシア大陸の東の果てまで到達したらしい。
縄文と弥生の区別も、複雑になっている。
ところで、弥生土器の発見場所がはっきりしていなかったそうで、その特定も、近時進んで来ているそう。
縄文土器と名付けたモースの弟子たちが、おひざ元の東大で、縄文とは全く違うタイプの土器を発見したのが、きっかけ。
まさに明治中期以降の話で、それまでは、考古学自体が存在しなかったということだ。
沖縄で、数万年前の人骨が発見されることなども、当然誰も予想していなかった。
最近、地方にある考古学の発掘物を展示している博物館によく行くようになったが、これでもずいぶん少なくなってしまったそうで、バブルがはじけて維持できなくなった博物館も多いのだという。
一方、発掘は、相次ぐ大地震や、地方での開発による発見により、どんどん進んできて、適切に保存したり、展示したりすることが難しくなっている。
ただ、私も行った吉野ヶ里や、三内丸山のように、観光施設として盛況を博している遺跡もある。
今後の持っていき方を検討するいい例になるだろう。
本書を読むと、全国を飛び回る考古学者と共にいるような臨場感を味わえる。
その感覚を大事にしながら、読書や、旅を続けたいと思った次第。
途中スコールで、40分ぐらい中断したが、スコアはまぁまぁ。
どうにか回復していきたいのだが
本書は、出たばかり。
著者は、山岸さんという、考古学の専門家。
ひじょうに読みやすく、バランスよく書けている。
解説本というより、縄文・弥生文化の研究が、この50年ぐらい、つまり山岸さんが、研究を初めてから今まで、どのように進んできたかをまとめた本といえる。
研究は、まだINGで、わかってきたことを、途中経過としてまとめてみたという印象。
我々世代が、学校で習った縄文・弥生時代とは、全く別物になっているのに、改めて驚かされる。
まだ不安定さは残るものの、放射性炭素法により、より簡便に、時代が測定できるようになったことが大きい。
そのおかげで、世界最古級の発掘物まで出てきている。
人類自体は、アフリカ発祥というのが定説になっているが、人類が文明的なものを持つようになってから、比較的早い時期に、人類は、ユーラシア大陸の東の果てまで到達したらしい。
縄文と弥生の区別も、複雑になっている。
ところで、弥生土器の発見場所がはっきりしていなかったそうで、その特定も、近時進んで来ているそう。
縄文土器と名付けたモースの弟子たちが、おひざ元の東大で、縄文とは全く違うタイプの土器を発見したのが、きっかけ。
まさに明治中期以降の話で、それまでは、考古学自体が存在しなかったということだ。
沖縄で、数万年前の人骨が発見されることなども、当然誰も予想していなかった。
最近、地方にある考古学の発掘物を展示している博物館によく行くようになったが、これでもずいぶん少なくなってしまったそうで、バブルがはじけて維持できなくなった博物館も多いのだという。
一方、発掘は、相次ぐ大地震や、地方での開発による発見により、どんどん進んできて、適切に保存したり、展示したりすることが難しくなっている。
ただ、私も行った吉野ヶ里や、三内丸山のように、観光施設として盛況を博している遺跡もある。
今後の持っていき方を検討するいい例になるだろう。
本書を読むと、全国を飛び回る考古学者と共にいるような臨場感を味わえる。
その感覚を大事にしながら、読書や、旅を続けたいと思った次第。